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■秋深し、ドライは何を使うべき…
■秋深し、ドライは何を使うべき…_e0057274_1495217.jpg■例によって、美濃FAで修行してきました。秋色漂う渓流は朝から雨模様で、現地で落ち合ったstandyさんのご友人K田さんと二人で指先をシワシワにしながら頑張りました。
10月後半からはドライフライ強化週間と勝手に決めたテーマで、沈めるハズカシイフライは基本的に封印、standyさんお手製のフロータントを主に使いながらドライフライオンリーの釣りになりました。
午前7時過ぎ、SAGEのTXL0710-3に#1のQDTラインをセットし、出会橋の上流を攻めようと歩き始めると、先に歩いているルアーの釣り人が橋の上流側から入渓しようと斜面を降りはじめました。ということは、私は100メートル程上流へ歩いて適当な場所を見つけ…と考えているうちに、ルアーの人は気が変わったのか、山道に戻って更に上流側に歩き始めました。私はその人が降りようとした場所から入渓。お気に入りのポイントで釣り始めることができました。
■秋深し、ドライは何を使うべき…_e0057274_14101739.jpg■最初に使ったフライは“生茶ソラックス・ダン”と呼んでいる少しハズカシイドライフライ。キリンの生茶の容器フィルム?を1ミリ幅に切ってアブドメンに巻き、その上からホースヘアーを重ね巻きしてある“エルモンヒラタカゲロウ”の♀をイメージしたフライです。朝一番、通常の水量なら、まずアマゴは食いついてくれますが、雨は降り始めて30分足らず、相当な渇水状態ではまさに“焼け石に水”。どーもやる気はないようです(トホホ)。何しろ流れがゆっくりで、落ち込み過ぎるとフライの動きが止まってしまう程。じーっとフライを観察するアマゴに、こちらが恥ずかしくなってしまいます。
■秋深し、ドライは何を使うべき…_e0057274_14751.jpg割と強い雨に水面は波立ちます。そんな時、生茶ソラックス・ダンのイエローのウィングは見にくくなってしまいます(何せローガンなんで)。それにアブドメンは沈んだ方がベターな気がしたので、“生茶ノンテールパラシュート”に変更。オレンジのポストが視認性を高めてくれます。流心の際にフライをキャストする場合、オレンジでないとね、見えないわけですよ。雨降りで薄暗い中、苦労してフライを交換した甲斐があり、本日初めてのアマゴをゲット。26、7センチと、ここのアベレージサイズのアマゴでした。

■秋深し、ドライは何を使うべき…_e0057274_14104327.jpg■秋深し、ドライは何を使うべき…_e0057274_1411577.jpg









■それから1時間足らずで更に2尾の(尺上)アマゴを釣上げました。いろんなフライを試そうと、アマゴが釣れた段階で、違うフライに交換しましたが、アマゴの反応も良く、フッキングに成功したフライ達はこんなんです。
写真は#14のTMC2487BLですが、実際に使ったのは#16、#18でした。1時間程で3尾釣上げ、気を良くして更に釣りあがりますが、上のポイントに移動すると、アマゴの反応が極端に悪くなりました。恐らく先程のルアーの人が釣った後だったんでしょう。K田さんを探すことにします(この段階で、7時過ぎに美濃FAに到着したK田さんとは会ってませんでした)。
しばらく渓流を見て周りましたが、K田さんが見当たらないので、ポンドに行ってストリームエリア沿いの道から良く見える場所で釣りをすることにしました。
■秋深し、ドライは何を使うべき…_e0057274_14143917.jpg■クリーム色の小さなカゲロウを見かけるようになってましたので、このCDCダンモドキを使います。クリームのスレッドにホースヘアーを巻き、テールは省略してあります。ホースヘアーをアブドメンに巻いたフライが好きなんです。フライを中断する以前、一番良い思いをさせてくれましたんで。瞬く間に3尾のキレイな虹鱒を釣りました。当たり前ですがポンドはほぼ止水状態なので、ウィングにCDCを使ったフライが雨で沈み始めても目で追うことができます。そこで確認できたことは、少し沈み気味のフライが効くということでした。強い雨の中でCDCを使ったフライを使うことは余りありませんが、この日の美濃FAでは水面下2、3センチのフライが、ポンドでも、渓流でも効果的でした。

■秋深し、ドライは何を使うべき…_e0057274_1422789.jpg■こんなアマゴを釣って、0番ロッドで大いに楽しめたのは、ここまで。この後K田さんと会い、つかず離れず渓流を徘徊しましたが、お互いに出口の見えない状態に陥ってしまいました。
いやぁ、フライフィッシングって難しいですわ。少しアタマを整理して、この後のことエントリーしようと思います。はっきり言って、訳わからん!って状態になってます、私(笑)。
by godzilla2004 | 2005-10-31 14:27 | ■フライフィッシング | Comments(12)
Commented by dadlife at 2005-10-31 15:55 x
godzillaさん、こんにちわです。訳わかんないって言いながら、きっちり釣果出してるところが相変わらず凄いです。生茶は流石!(爆)。自分、CDCはプレゼンが下手なのですぐに水没してしまい、あまり良い思いをしたことありません。
今の時期、♯16,18を使用するというのは知りませんでしてた。♯12や14でいいと思ってました(^^; 勉強になります。
Commented by Rolly at 2005-10-31 18:44 x
本当だ!生茶のラッピングシートの色だ!!(^^)でも、これエルモンの釣りには凄く良い感じですね!!!こういうアイデアって中々思い浮かばないので、ボクもコピーして使わせてくださいね。

下のグースバイオットで巻いたパラシュート、石徹白のC&R区間での釣り上がりでパイロットフライとしてボクも使ってます。季節というか流下にあわせて各色そろえてます(^^)
Commented by godzilla2004 at 2005-10-31 19:54
dadlifeさん、こんばんは。
いえいえ、ブログに書いてある後、それはそれは苦労したんですよ(笑)。明日のエントリー読むと、「このヘボがぁ」と思われることでしょう。(^^ゞ美濃FAの場合、私はドライの場合#14までで、イブニング以外で#12以上のフックを使うことはまずありません。ちょっと、ここのアマゴ変かもしれませんネ(笑)。ナチュラルカラーのCDCはやっぱ効きますので、今のうちから練習されて、解禁に備えると良いと思われマス。偉そうなこと言ってどーもです。m(__)m
Commented by godzilla2004 at 2005-10-31 19:59
Rollyさん、こんばんは。
ラッピングシートって言うんですか(^^ゞ。別にオリジナルアイデアでもないし、存分に使ってください。ホースヘアーは巻かなくても良いかもしれません。ただ、生茶のシートデザインが変わってしまって、黄緑から緑へのナイスなグラデーションが無くなってしまいました。私が保管しているので宜しければ、東郊通のお店に置いておきますので、どうぞ使ってください。後、“午後の紅茶”ストレートタイプのエンジ色バージョンもありますよ(笑)。
グースとかターキーバイオットで巻いたフライ、私も大好きです。石徹白でも効くんですねぇ。有益情報有難うございます。
Commented by dadlife at 2005-10-31 20:57 x
godzillaさん、どうもです。CDC巻けたほうがやっぱりいいですよね。頑張って練習して、来期に備えたいと思います。アドバイスありがとうございいました。また何かあったら、お願いします。(^^)
Commented by tokyo_terry at 2005-10-31 22:46
こんばんわ、godzillaさん!!
行ってますネ〜、美濃FA。しかも続けて雨が降るという、シチュエーリョン。そのうち、管理人のMさんとBさんから皆勤賞の表彰してもらえるんじゃないですか(笑)次のエントリーも楽しみです。
Commented by s_masuzawa at 2005-11-01 09:01
おはようございます。少しばかりお邪魔を。
フライのセンス、抜群にイイですねえ。(失礼ながら)ちょっと驚きました。フックの選択もそして写真の撮り方もです。
ホースヘアを古くから愛用なされているとのこと。ニコッと致しました。
当方、「ホースヘアをどんどん使う会」の事務局長ぐらいを自認・自称しておりますんで。
最近はショップ等では見かけなくなりましたが、ワチェットには置いてあるのですか?
なお、当方のブログ、容量リミットとなりました関係で(続)を新設しましたが、それに伴いナマエも変更いたしました。
“菩薩”から“人間”に──と“成り下がり”ましたんで今後ともよろしくお願いのほど。
Commented by heboheboy at 2005-11-01 13:20
昨日、木曽川源流を覗いてきたら、、やはり同じように錆気味のアマゴが集合しておりました。毛鉤はたいへん参考になりますので、これからも掲載宜しくお願いいたします。まねっこして七色茶葉かなんかで巻いてみようかな・・・なんて思っています。 要
Commented by godzilla2004 at 2005-11-01 17:39
dadlifeさん、どーもです。
私はフライを再開したときはCDCって何?のくちでしたが、何度も失敗しながらも巻き巻きしているうちに少しはマシなフライが巻けるようになってきたような気が…。そんなわけですからお互い頑張りましょう!
Commented by godzilla2004 at 2005-11-01 17:48
terryさん、こんばんは。
10月は4回美濃FAに行き、そのうち3回が雨降りでしたから、ラッキー?でした。ただ雨降りはそれなりにツライものはありますけどね。ヲジサン&ヒマ人なので、「行ける時には行く!」を身上にしてます(笑)。
Commented by godzilla2004 at 2005-11-01 18:10
masuzawaさん、こんばんは。
過分にお褒めいただき心底恐縮しております。オリンパスのデジカメのお陰で近接写真を撮ることが楽しくなり、深夜にニヤニヤしながら撮って、撮って、撮りまくってマス♪
馬素(バス;馬の尻尾の毛))と言っても知らない人多いようです。ワチェットの店主さんが20ン年前、とある釣り雑誌でボディに馬素を巻いたフライを載せているのを拝見。見よう見まねで劣化コピーフライを巻き、使ったところ大当たりし、爾来愛用させていただいてます。メイフライの半透明ボディを表現するのに最高の素材だと信奉している次第です。ワチェットさんにおいてあるのか否かは未確認ですが、使ってる馬素は金山(かなやま)にある釣具屋さんの年季の入ったフライ&テンカラコーナーで発見。埃まみれ(釣具屋さんゴメンナサイ)でしたが、買いました。年代ものでしたがまぁ使えるから良しとしましょう(笑)。
新しいブログ、今まで通り覗かせていただいてます。今後とも宜しくお願いします。
Commented by godzilla2004 at 2005-11-01 18:28
heboheboyさん、こんばんは。
木曽川源流に行かれたんですね、お疲れさまでした。参考にしていただけるかどうか保証の限りではありませんが、新しいデジカメのお陰で近接撮影が楽しくなってますので、できるだけ掲載していく積りです。
アカマダラカゲロウ用で、“午後の紅茶ストレートタイプ”にホースヘアーを巻いたのも是非お試しください。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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