■美濃FA釣行記:雨中のファンタジー(3)
■美濃フィッシングエリア最上流部のプールで慣れないサイトフィッシングに洋さん苦労しています。くわえてはくれるんですけどねぇ。フッキングしません。たまぁあにフッキングしても直ぐロッドは直立してしまいます。ここのアマゴ相手だと、1尾釣上げるのにカラ合わせ5回以上!は珍しくないのですが、今回は強烈過ぎます。朝一番完璧な読みでフッキングさせたアマゴをバラしたのが影響しているのか、洋さんの中に“焦り”のようなものが育ってしまい、合わせのタイミングが微妙にズレてしまっているようです。1.コンマ何秒待ってからロッドを上げる。2.本当にフッキングしているのか疑いながらゆっくりロッドを上げる。どちらでも良いんですけどネ。焦っちゃうとそれが出来なくなるのも人間です。強く降り続く雨の不快感も手伝って、洋さんの集中力も目に見えて減退していきます。たった1尾釣上げるだけで解決するんですが、その1尾が難しい。
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※ポンド取水口上流のプールを攻める洋さん。画像ちょっとイジクりました。

■「ポンドへ行きましょうか」と洋さん。弱音なのか、私を気遣ってなのか、判断できません。こんなときには出来るだけ場所を替えるのも有効なので、ポンドの方へ釣り下がることにします。途切れることなく降り続いている雨の中、聞こえたのかどうか定かではありませんが、「最初の1投を大事にネ」と送り出します。それでも同じことが繰り返されます。釣り下がるときなら、こんな攻め方もあるよと、↓写真の落ち込みを狙ってもらいます。
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上流側の岩陰に立ち、そっとフライを落とします。立ち位置のポイントはつぶしてしまいますが、渓流に他の釣り人は見当たらないので、ちょっと強引なやり方を薦めます。写真ではわかりませんが、この方法だと3つの落ち込みを狙うことができ、効率がよろしいわけですよ。

くわえてくれるんですけどねぇ…継続中。更に下流に移動します。洋さんには、なるべく多くのアマゴがいる水深のあるポイントを選んで入ってもらいます。私は上流に位置し、キャストする場所を指示します。指示通りにキャストでき、マゼンタのフライが流れの中に漂うと、アマゴがフライへゆっくりと近づいてきます。「そのまま、そのまま」心の中で叫びます。くわえた!でも、フッキングしません。あれはナンだったの?くわえたように見えたのは幻想(ファンタジー)だったのかぁ。冷静?に見てる私にとっても??です。確かに合わせが微妙に早い気がしますが、あのタイミングだったら釣れるときは釣れるので、早いヨ!と伝えてもかえって洋さんの焦りを増幅させてしまうだけ。「ロッドをゆっくり上げるようにすれば釣れるから」と雨の中、フードに隠れた耳に届くよう大声を出します。

■ポンドへ行くこと、すっかり忘れてしまった洋さん、どんどん下流のポイントへ移動していきます。その方がチャンスは有るヨと、私は拾い釣りでもしようとドライに切り替えます。先程洋さんが攻めていたポイントに降り、#14のドライフライをキャストすると、直ぐに反応が。フッキングしませんでしたが、これはドライに切り替えるよう洋さんに伝えなきゃと下流方向を探しますが、見当たりません。時計を見ると午後4時を回ってます。ニンフで反応があるわけだし、活性も上がってくる時間帯だから、1尾は釣れるだろうと思い探すのを諦めます。(自分が釣りたいだけでしょ…の声が聞こえてくるようですが(笑)。)e0057274_1712879.jpg
←このエルクヘアーカディスのイブニングバージョン、アンダーウィングにラムズウールをたっぷり巻いた#12のフライに付け替え、たっぷりとフロータントを塗りこみます。2、3投したでしょうか、出ました。尺上アマゴに、SCOTT(G802)が大きく曲がります。リリース後、もう一つ下のポイントに移動し、フライを乾かしてフロータントを塗っていると、どこからか声が聞こえます。空耳?熊の唸り声?周りを見渡すと橋の上に人影。「釣れました~あぁ」と洋さんが叫んでました。ロッドを握った右手とフロータントを持った左手を頭の上で合わせるように大きく拍手。嬉しかったんだろうなぁ。最後まで諦めなかった洋さんの釣った貴重な、恐らくずっと忘れない(ニジマス)アマゴ。ゲットするまでの道のりは長かったけど、来シーズン、この修行の成果はきっと何倍にもなってかえってくるよ、と心の中でお祝いしました。

■そろそろ潮時かと思いましたが、せっかくフロータントまで塗りなおしたフライです。目の前のポイントに2、3回投げてから上がろうと思いながらもキャストすると、釣れちゃいました。また尺上です。それから、その下で歩きながら、いい加減なキャストしたフライにも出てくれて、なかなか上がらせてくれない未練がましいアマゴ達です。「今日はコレ位でネ。また来るから。」と約束し、私も雨の中、最後の最後で幻想(ファンタジー)のようなアマゴ達の饗宴を楽しみ、足取りも軽く駐車場へ戻っていきました。
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by godzilla2004 | 2005-11-10 17:41 | ■フライフィッシング
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣
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