●パーソナルコンピュータ活用講座
●このフライは「クリンクハマー・スペシャル」(のつもり)です。決してイ○イ・イワナではありません。もう少しアブドメンはフックベンドに入り込ませたほうが良かったかも。視認性も、ノーテール故のフッキングの具合、サカナの反応、全てに良好で、愛用しているパターン。TMC200R(#20)に巻きました。
以前の投稿で、ちょっとだけ触れたマテリアルを使ったボディ(アブドメン)にご注目。我ながら瑞々しさにほれ込んでしまってます(笑)。半透明で、艶があり、体節表現もしてあるのがお判りいただけるでしょうか?諸般の事情があってオリンパス5060が手元になく、300万画素の安物デジカメによる撮影で、キレが悪くてゴメンナサイ。 ●こちらはVARIVAS 2110 #16に巻いたCDCダン、ボディ部分のアップ。シルバーワイヤーでリビングしてありますが、エルモンの♀(メス)らしく見えませんか?薄っすらとフックシャンクが見えています。この半透明感が欲しかったんですよね。水に入ったときにキラリときらめく筈のツヤツヤした表面もナイスじゃありませんか(同意を押し付けてますね(笑))。 ●そのボディマテリアルとはこれ。葉書サイズの裏紙がついた透明シート(裏面に粘着剤付き)に、私の考えたパターンを印刷したものです。水生昆虫ファイル1~3に載っている写真から代表的な体色をピックアップしてあります。ピックアップしながら「MSエクセル」で簡易データベース化したお陰で一覧性が向上し、体色の傾向は掴めたような気がしています(笑)。スレッドの色が透けて見えますので、白、ライトケイヒル、グレー等と組合わせることを前提にしていますから、データベース化しないとね、自分でも判らなくなってしまいますから。記憶力が日に日に減退している私なので、パーソナルコンピュータに助けてもらいました(笑)。必要な(グラデーションを含めた)色が決まると、それを「イラストレータ」で描いて出来上がり。計算上は、このシート1枚から400個以上のフライが巻けるコストパフォーマンス抜群のマテリアルとなります。 ●色のパターンとしてはまだまだ不完全な状態ではありますが、プロトタイプを先日のプチ新年会で洋さんとRollyさんに渡し、ご自分のセンスでフライを巻いてもらうようお願いしました。どんなのができるのか楽しみです。巻いたフライは、こちらのショップで展示してもらうことになっています。 これらは、TMC2487(#20,#22)に巻いたミッジピューパですが、あの雨の中、“釣って釣って釣りまくった”ときに使っていたものです。伸縮性のあるシートなのでインクの耐久性を心配していましたが、色落ちも殆どなく安心しました。シートが伸びる素材なので柔らかく、とても巻き易いし、巻くときの力加減でテーパーを付けることも容易くできます。シートの上から更にホースヘアーを巻いても面白い効果が出ます。シンセティック素材に抵抗があるかたにはお薦めできませんが、ほんの少し使うだけなので、許していただけるのではないのかなと勝手に決めております(笑)。瞬間接着剤を全く使わなくてもツヤツヤボディが出来る部分も気に入ってます。 ●ストリップト・ピーコックハールで巻いたボディが大好きなんですが、巻くときにプッツンしたりして、イライラすることがないわけではありません(特にミッジを巻くときにハールの細い部分が切れやすく、こちらがキレそうになることも)。勿論、ピーコックハールで巻いたフライも作っていきますが、(カットする手間はかかりますが、)こちらはもっと簡単で手軽に巻くことができますし、表現は自由自在。巻いている途中で絶対に切れないこのマテリアル。キレずに楽しく手間をかけたフライを作ることができます。 ※#10~#24までをカバーできるパターンでデザインしたこの「カラーボディシート」、更に改良を重ねつつ、私の大好きな半透明ボディのフライを巻いていくつもりです。特殊なプリンタ用紙を買いにいった○マダ電機に置いてあったシートを眺めていて思いついた「パーソナルコンピュータ活用講座」でした。他にも使えそうなプリンタ用紙沢山ありましたよ。
by godzilla2004
| 2006-01-17 20:01
| ●セミトラVフィルム
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Comments(18)
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Rolly
at 2006-01-17 20:45
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Godzillaさん、今日も奇遇でしたね!あのCFO、今も眺めてます(^^)
さてさて、先日の極寒、極笑、ツッコミ修行時に釣ったサカナの殆どをこのボディーシートで巻いたミッジピューパでした。ボクにテストさせていただき有難うございました。 実はあの前日、Godzillaさんが見える前ににDusk店長とフロータントチェックをしましたが、某社の液体、スプレー、ジェルの全てクリアしました。 タイイング時にも感じたんですが、思ったより柔らかくて巻きやすいし、それでいて強度もありましたね。 後は実釣で水を吸ったマテリアルの強度がどれぐらいか、、、を気にしながら使わせてもらいました。 そんな心配は無用でした。ボクのは壊れることなく回収できました! このマテリアルの良いところはスレッドによって微妙な色合いが出せること、シート本来のカラーを基調にしても、グラデーションでボディー後方と前方で色が微妙に異なる昆虫らしさをかもし出せることですね! マッチ・ザ・ハッチのシーンで色々試してみますね!
godzillaさん、こんばんは。
進化の速度が凄く速くてビックリしてます。この前まではペットボトルのお茶のシートだったのに。(爆) フックがうっすらと見え、艶々してて後からセメントなどでコーティングしなくても大丈夫そうだし、PC活用が出来ない自分はヨダレを垂らして見ています。(爆)
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super7gts at 2006-01-17 23:38
どうも、今日は、godzillaさんが帰られた直後に
お店に顔出したようで・・・シートの現物置いてありましたね。 う~ん私も使ってみたい!! あっそうそう水生昆虫アルバムお買い上げしてきました(^^; これにてシマケンコイルの使用許可が下りたということで・・・
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godzilla2004 at 2006-01-18 12:14
Rollyさん、こんにちは。
あの(スパーファイン)CFO、ブラウンブロンズ色が渋くてカッコいいですねぇ。LA好きの私ですら、欲しいなぁ~とあの店に行くたびに眺めてました。スーパーファイン・Jクラスのロッドと最高にマッチしてますよね。 いろいろ試していただき、感謝です。特にフロータントとの相性は、私自身手が回らなかった部分なのでとても助かります。問題なかったそうでホッとしてます。何しろ、ドライフライで使えないと意味ないですからね。 というわけで、マッチ・ザ・ハッチのシーンで試してもらえるのはとても楽しみです。いい結果がでるといいなぁ。
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godzilla2004 at 2006-01-18 12:20
dadlifeさん、こんにちは。
ペットボトルのシートだと硬くて巻きづらいので、このシートに落ち着きました。なかなか巻き易くなったと私自身は喜んでます。まだまだ改良の余地はあると思いますが、私の力ではこの程度が限界。どこか商品化してくれると良いんですけど、あり得ませんね(笑)。
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godzilla2004 at 2006-01-18 12:25
super7gtsさん、こんにちは。
あらら、ニアミスでしたか。残念です。このシートで巻いたフライもご覧になっていただけましたか?シート、使ってみてください。ドライフライでの釣果がより向上するかもです。 シマケンコイル、いいですねぇ。それと「シマケンつなぎ」もお忘れなく。あのつなぎ方、簡単で丈夫。あのつなぎ方にしてから、リーダーとティペットの結束部がブレイクすることはなくなりました。細いティペットを使ったミッジングにも効果抜群だと思います。
godzillaさん、こんばんは。
自己紹介みたいな所が変わって、ホールしてる事に気がついたのでコメントしただけです。おじさん先生と同じで、キレイな形です。(表現が変ですみません)上手な人のキャスティングって形がキレイでどこにも余計な力が入ってないんですよね。自分はバリバリ入ってます。(^^;
凄いアイデア!!これが可能だと実際にカゲロウをマクロ撮影してリアルプリントしたものを使うなんてこともできそうですね、羽なんかにもいいかもしれません、モンカゲロウなんかの羽も作れそうですね、ヤ○ダで探してみます、ところでインクはどんなものなんでしょうか?? 要
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ドイザラス
at 2006-01-19 09:29
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godzillaさん、おはようございます。昨晩はあまりお話できず、そそくさと失礼してしまいスミマセンでした。昨日ダスク店長さんに現物見せてもらいましたが素晴らしいアイデアですね。さすがであります。今日にでもまたお店行って、早速購入させてもらおうと思います。では!!
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godzilla2004 at 2006-01-19 12:08
dadlifeさん、どーもです。
あの写真はフッキングしてサカナを寄せているところです(^^ゞ。キャスティングしている写真は公開できません(笑)。私も力んじゃうのでキャスティング練習しなきゃと思ってますよ。dadlifeさんの専属コーチに教えていただきたいですわ(マジで)。
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godzilla2004 at 2006-01-19 12:12
heboheboyさん、こんにちは。
私はスーパーリアリズム追及しているつもりはないのですが、この方法だと更にリアルな表現もできるかもしれませんね。いろいろ試していただいて、また教えてください。どこにでも売っているプリンタ用紙とプリンタで作成しています。特別なものは使ってませんからお気軽に試してみてください。
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godzilla2004 at 2006-01-19 12:18
ドイザラスさん、こんにちは。
昨夜は失礼しました。お褒めいただき恐縮です。Rollyさん達と楽しみながら更に完成度を増して行こうと画策中です。シートは台紙代+アルファだけなんですけど、とても役に立つ詳細なタイイング解説書が付属しますから、お得だと思いますヨ。解禁に向けてミッジピューパなぞ巻いてみてください。いろんなフライを巻いていただいて、ご意見をいただけると助かります。今後共よろしくお願いします。
こんばんわ!。このシートはシールみたいになっているのでしょうか?。
商品化したらと思っていたら、すでにダスクさんで売っているんですね。 これはいいアイデアですよ。流石~。
こんばんは~!このシートいいですね。
godzillaさんやRollyさんのフライと比べられるとツライのですが(笑)、 僕なりに楽しんで使わしてもらってます。 巻きやすさ・透明感・水切れの良さを併せ持ったまさに新世代マテリア ルですね。いずれにせよ、ボディーのタイイングの幅が広がって 嬉しいです^^
こんばんは。すんごいアイデアですね。与えられた世界で満足している僕ではとても真似できない世界です。もう販売されてるんですか?
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godzilla2004 at 2006-01-22 10:46
ライズさん、こんにちは。
はい、シートの裏面には粘着剤となってます。とても弱い接着力なので、とても具合がいいですよ。一応、ダスクさんの店頭においてもらってますから一度ご覧になってください。基本的にメイフライ、カディス、ストーンフライのボディ表現を主に考えてありますので、3月解禁に間に合うよう、これから解説書など充実させていきます。ダスクさんには、これで巻いたフライが展示してありますから、一度ご覧になってください。
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godzilla2004 at 2006-01-22 10:49
洋さん、こんにちは。
ブログ拝見しましたが、綺麗に巻いてありますね。嬉しい限りです。メイフライ、カディス、ストーンフライ、テレストリアルのボディは、このシート一枚でOK!となるよう、解説書とかパターンを工夫していくつもりですから、またご意見など頂戴できると助かります。
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godzilla2004 at 2006-01-22 10:54
BILLさん、こんにちは。
お褒めいただき恐縮です。BILLさん、充分フライフィッシングを楽しんでいらっしゃいますよ。ブログ拝見していてそう思います。是非、このシートも使っていただき、更に楽しんでください。ダスクの店頭に置いてありますヨ。ヨロシクお願いします(何を?(笑))。
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