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●フローティング・ニンフ、ピューパ
●フローティング・ニンフ、ピューパ_e0057274_12595439.jpg●これは、カラーボディシートを使って巻いた「フローティング・ピューパ」です。水面より下にボディが、水面上に出る扇状のCDCが浮力を与え、且つ釣り人からはインジケーターとなる、シンプルで場合によっては効果的なフライです。
ボディ(アブドメン)は、タン色のスレッドで下巻きしフラッシャブーを粗く巻いた上にカラーボディシートを重ねました。
フックはTMC108SP-BL#18です。


●フローティング・ニンフ、ピューパ_e0057274_13133910.jpg
●こちらは同じフックに巻いたフローティング・ニンフ。ソラックス部のCDCを広げたりする仕上げ前なので、ピューパとどう違うのか良くわかりませんね(笑)。
写真の段階だと、テールが付いていることと、ソラックス部分にボリュームを与えていることだけが違っています。私の場合はCDCの使う部位が違っていますが、同じ部位を使う人もいるでしょう。ピューパの場合はCDCのチップ部を軸(ストーク)が付いたままの状態で使い、フローティングニンフの場合はそれ以外の部位を軸からむしって使います。機能面から見たフローティング・ニンフとピューパの違いとは、即ち水面下にあるボディの水面との角度の違いであると思いますので、その姿勢を保つためにソラックスとCDCの処理に差を付けます。その差とは、ソラックスに被さる所謂ウィング・ケース部をスリムに処理するのがフローティング・ピューパ、浮力を稼ぐため横に大きく広げるのがフローティング・ニンフとなり、その違いで姿勢を決めます。軸付かどうかは二次的なもので、フローティング・ニンフの場合、軸付きのCDCで、ウィングケース部分を横に広げても問題ないと思います。

●フローティング・ニンフ、ピューパ_e0057274_13135359.jpg●ボディのアップです。中々に「虫らしさ」が出ていると思い、一人悦に入ってます。
控えめにプリントしてあるブラウンのラインがいい感じですが、マクロ撮影してようやく気付く程度で、こんな風になっているとは巻いているときには思ってもみませんでした。何しろ老眼ですから。アハハハ。




●下の写真は、ボディ(アブドメン)をストリップド・ピーコックハールで巻いたフローティング・ニンフ。ソラックス部のハーズイヤーをかき出し、その上のウィングパッドのCDCを広げる仕上げを行っています。何だか迫力が出ますねぇ。実はCDCの量も増やしています。
写真のような角度で水面からぶら下がってくれると嬉しいんですけどね(^^ゞ。
●フローティング・ニンフ、ピューパ_e0057274_13302496.jpg
ボディをカラーボディシートで巻いたフライだけではなく、ピーコックハールとか、グースバイオットで巻いたフライも当然ですがフライボックスに入れてあります。現場で起きているライズには、イロイロなパターンで対処しないとね。
by godzilla2004 | 2006-02-03 13:25 | ●セミトラVフィルム | Comments(18)
Commented by dadlife at 2006-02-03 19:00 x
godzillaさん、こんばんは。
バランス、難しいです。パラシュート然り、縦に巻く(表現わからず)のも然りで、本当、考えながら巻かないとダメですね。それでもなかなか上手に巻けないんですけどね。(^^;
Commented by ドイザラス at 2006-02-04 01:27 x
こんばんは!godzillaさん。今夜某店長の所で日曜日用のフェザントテイルニンフの巻き方を教わりました!家に帰って三谷幸喜の「みんなのいえ」を爆笑しながら見て、さて巻こうと思ったのですが、これがまた・・・記憶力が衰えているのか途中で分からなくなる始末。。まだまだ一人前になるのは先が長いなぁとつくづく感じた夜でありました。godzillaさんのタイイング技術・アイデアには脱帽であります!明日某店長の所で再教育を受けてきますね。
そうそう、本日朝に、今度の釣行にあいのり予定だったY氏から電話があり熱が出て同行できなくなってしまったとの連絡ありました。非常に残念がっておられました。
ではでは、今後もご指導の程よろしくお願いします。
Commented by godzilla2004 at 2006-02-04 09:57
dadlifeさん、こんにちは。
バランス難しいですね。人によってもお好みのバランスがありますし。巻いて、巻いて、巻きまくっていると少しずつ上達してくるのではないのでしょうか。頑張ってください。
Commented by godzilla2004 at 2006-02-04 10:03
ドイザラスさん、こんにちは。
フェザントテールはシンプルなフライだけに難しいかも知れませんけど、効きますから是非巻き巻き修行に励んでください。やはり自分で巻いたフライで釣るのが嬉しいですから。明日の寒狭川、釣果ばかり気にするようなメンバーはいませんので、ゆったりゆっくり解禁のお祭りを楽しみましょう。準備はしておかないとあきませんが、結果が一番ではありませんから。
Y氏残念ですね。くれぐれもお大事になさってくださるようお伝えください。
明日、楽しみにしています。
Commented by Rolly at 2006-02-04 11:33 x
あらためて、こうやってマクロで見ると独特の質感が良い感じをかもし出してますよね~!!
ボクはこのところ#6~10ほどのテレストリアルを巻き続けていますが、なんとかこの質感を、テレストリアルのずんぐりむっくりボディーに取り入れられないか、、、と苦戦中です。でもそんな苦戦が楽しかったりして、ホントこのマテリアルとの出逢いには感謝してます!
明日は良い一日になるといいですね。僕も近場の里川へサカナを探しに行ってきます。もしも釣れたら次回はご一緒しましょうね!
Commented by godzilla2004 at 2006-02-04 12:24
Rollyさん、こんにちは。
カラーシートの場合、マクロ撮影してみると、巻く前にイメージしていたよりもイイ感じになっていることが多いようです。何しろ老眼で相当明るく照らしていても細部までは確認できずに巻いてますから、嬉しい驚きです。
テレストリアル、楽しみです。私もチャレンジしてみますね。ずんぐりむっくりのボディという部分が難しそうですけど、何だか楽しめそうな気がします。
近所の里川!面白そうですね。次回は是非ご一緒に。
Commented by super7gts at 2006-02-04 13:22
godzillaさんこんにちわ
いよいよ明日は、寒狭中部解禁ですね。
私は、行けれそうにありませんので
皆さんの楽しい釣行レポートを指をくわえて
聞かせてもらうことにします。

しかし、godzillaさんの巻かれるフライは、
いつ見ても繊細で惚れ惚れしちゃいます。
それにボディシートの質感は、ほんとすごいですね
(1つ前のエントリのエクステンドボディなんか
ほんとに艶かしいですね)
質感といえば・・・
Rollyさんのコメント・・・私も考えてました。
あの艶をテレストリアル系に使えないものかと・・・
(でも私の頭では、そこまでで、その先はどうしたら
いいものか・・・な~んも浮かんできませんが(^^;)

いいなぁ近所の里川・・・私もご一緒させてください!
Commented by godzilla2004 at 2006-02-04 16:36
super7gtsさん、こんにちは。
いよいよですねぇ。ご一緒できず残念ですが、凄い人出らしいので少し落ち着いてからの方が良いのかも知れませんヨ。
フライ、お褒めいただき有難うございます。質感にこだわり過ぎてもダメでしょうけど、ちょこっとね、こだわってみました(笑)。
Rollyさんも挑戦しているテレストリアルなんですけど、実は別の用紙(複数)で試しているトコロでして、8日の○さんツッコミ独演会の幕間にでもお披露目できるかも知れません。まだまだ開発途中でお恥ずかしいアイデアなんですけど、持っていくだけは持っていきますので、またご意見などお聞かせください。ヨロシクです。
近所の里川、面白そうですよね。是非ご一緒に!
Commented by at 2006-02-04 19:17 x
こんばんは~。
確かにカラーシート、マクロで撮影するといい感じになってますよね。
サカナはフライを咥える寸前は、至近距離でマサにマクロで見てる
はずですから、これは重要なことですよね。

まぁ、僕の場合、マクロで見られるとヤバイのですが(笑)
godzillaさんのを手本に精進あるのみっ、ですね。
明日ヨロシクです!

Commented by godzilla2004 at 2006-02-04 23:29 x
洋さん、こんばんは。
余り細部にこだわり過ぎてもいけないのかも知れませんけどね。浮き姿を保つ機能的な全体のプロポーションに一番気を使ってはいるんですよ。明日楽しみですね。ヨロシクです。
Commented by heboheboy at 2006-02-05 13:08
きょう、私もこのマテリアルの事をアップ致しました、(ヘボへボですので、とっても恥ずかしいです)godzillaさんのページの紹介をさせていただいて、参考にされる方は、こちらのページを訪問してもらうようにさせていただきました。ケムンパスといい、いつも真似をさせていただいて、楽しませていただいております、要
Commented by 西洋毛鉤 at 2006-02-05 13:53 x
カラーボディシートなかなか良さそうですね。
これから文房具店に行ってきます。

サンクチュアリではゆっくりお話ができませんでしたが、
機会がありましたらまたご一緒させてください。
Commented by paletone at 2006-02-05 21:40
ゴジ師匠、こんばんは。自分のブログで、色や質感についてちょっと書いてみようと思い、例にゴジ師匠のフライの写真を無断拝借してしまいました・・・。事後報告で申し訳ないです・・。
いやそれにしても、私の巻いたフライはとてもゴジ師匠のようにアップで皆様にお見せすることはできません(滝汗)。これからもご指導よろしくお願いします。
Commented by marvin48 at 2006-02-06 09:59 x
godzillaさん、こんにちは!
私はぜんぜん詳しくはないのですがここまで創りあげるとまさにアートですね形もおもしろいのですが色味などどれをとっても私には新鮮に思えます。godzillaさんのセンスがいい味がでててええ感じですね。
Commented by godzilla2004 at 2006-02-06 13:43
heboheboyさん、こんにちは。
私のコンセプトとは全く違った利用方法で楽しまれていますね。ご自分が納得される方法で楽しまれることが一番だと思います。胸のつかえが溜まるようなフライで釣っても面白くありませんから。アハハハ。
Commented by godzilla2004 at 2006-02-06 13:45
西洋毛鉤さん、こんにちは。
カラーボディシートお褒めいただき有難うございます。機会がありましたら是非ご一緒に。
Commented by godzilla2004 at 2006-02-06 13:58
paletoneさん、こんにちは。
私の写真を貴ブログで使用していただき感謝です。今後も、どうぞご自由に使ってください。おサカナに対する愛、フライに対する愛、フライフィッシングに対する愛、とても大事ですよね。「愛」=「敬意」と置き換えても同じですね。仕事もアソビも「敬意」を忘れず、お互いに頑張りましょう!
Commented by godzilla2004 at 2006-02-06 14:04
marvin48さん、こんにちは。
アートですか!そこまでお褒めいただくとお恥ずかしい限りではありますが、素直に受け取らせていただきます。有難うございます。marvin48さんは勿論、デザインのお仕事をしているセンスの良い人には、フライフィッシングの経験の有無に関らず、評価いただいています。カッコ良くないとあきませんよね、何事も。プロ野球もキャンプイン。あちらの方もいよいよですね。今年もナゴドーもしくは甲子園でお会いしましょう。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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