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■里川スケッチみたいなもの
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※何だか微笑ましくなってしまうバス停。こんな風景・情景を切り取ってこられるのも里川へ行きたくなる理由の一つです。

■春めいた日差しの中、また里川へと出かけました。Rollyさんの車に乗り込み、某所でBILLさんと合流。3人で里川を目指しますが、まずはファミレスで朝食。ブログ・エントリーからterryさんが本日里川に行くこと、それも我々が様子を見ようとしていた渓であることから、(もぐもぐしながら)terryさんへ携帯メールしてみます。すると寝坊したterryさん、丁度出かけようとしていたところだそうです。朝食をとっていたファミレスからterryさん宅まで車で5分とかからない!ので、お迎えに参上することに。話がまとまる時というのはこんなものですね。
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そんなわけで里川に立つterryさんを撮影できました。下の写真はBILLさん。
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■渓に着き、私とBILLさん、Rollyさんとterryさんの組に分かれて釣り始めます。晴れ上がった春の日差しの下、BILLさんにドライフライでの釣り上がりのミニ・レクチャーをして、少し上流の細い流れにフライ(セミトラVフィルムで巻いたクリンクハマー捏造パターン)を流してみます。数投目にフライが消え、軽く合わせて(12、3cm位の)小さいけれどキレイなアマゴを釣りました。即リリースし、フライを交換して、次のサカナの匂いがぷんぷんするポイントにフライを流してみます。狙い通りの筋にフライが乗り、このヘンだよなぁと思った瞬間良形のアマゴ?がフライに出ました。が、決めたつもりの合わせでもフッキングできず、空しく後方でフライが舞うだけの結果に。少し凹みそうになりますが、本日の釣りは始まったばかり。焦る必要はないでしょう。むしろ渓に入って直ぐの好反応に気分は上々です。川原の石に腰掛け、BILLさんのキャスティングを眺めながら、余裕をかませて一休み。午前中の生体反応がそれだけだったこと、その時の私は知る由もありません(笑)。追いついてきたBILLさんにはそこから上流を攻めてもらうことにし、まだ余裕綽々だった私はポツポツと見かけるマエグロを探したり、ヨタヨタと飛ぶクロカワゲラを捕まえたり、春の渓での水生昆虫観察。そのうち、我々に追いついてきたterryさんも合流。terryさんが見付けたマエグロのシャックをBILLさんに講釈したり、釣り談義などして楽しく過ごしました。その頃、途中terryさんと別れて釣っていたRollyさんは良形アマゴを2度も(1度はネットイン直前に)バラしてチンチンに沸騰中だったこと、我々は後で知ることになります。

■里川スケッチみたいなもの_e0057274_13265448.jpgクールダウンしたRollyさんと合流後、川を変えてランチタイム。チンチンに沸騰したお湯でいれた珈琲を楽しみ、BILLさんには少し刺激が強すぎた?釣り談義、カメラ談義に花を咲かせました。芽吹いて間もないBILLさんのフライフィッシングへの情熱に大輪の花が咲くことを、私、(ランチ後から"納豆男"にHN変えした)Rollyさん、terryさんは願ってやみません(とってつけたような言い回しですか?(笑))。

■午後からの最初は納豆男さんと行動を共にして、抜群の渓相の里川を釣り上がります。途中の廊下状プールの落込みの沈み石間際でライズを発見。久し振りに10ヤード以上のキャストで狙ってみます。釣れたのはカワムツだけでしたが、アマゴに間違いないライズだっただけに相当な時間をそこで費やしました。小さなメイフライも結構ハッチし始めていましたしね。その後、違った川に転戦し、護岸で趣には若干欠けるものの、開けた渓で浅い流れに無数に点在するポイントを丁寧に流してみます。渓に入って直ぐ、アマゴらしきアタックがあり、フライをグラブフック(#18)に巻いたクリンクハマーに交換し、丁寧にフロータントをハックルとハックルポストに擦り込んで再挑戦です。暫く無反応でしたが、小さな落込みの開きでパシャっとフライが消え、とても小さなアマゴを釣ることができました。午前中のアマゴよりは少し大きいとは言え、体長15cmに満たない(一冬をこの渓で過ごした)別嬪アマゴでした。
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■このサイズ、普段なら写真撮影はしませんが、本日ゲットした中で最大のアマゴだっただけに素早く撮影。弱らせちゃったかもしれないという私の思いが杞憂だったことを証明してくれるように、元気良く流れに戻っていくアマゴの"思いやり"に応え、深々と一礼してしまいました。釣り上がりしてみたイブニングタイムでは、一回だけ良形がフライに出てくれましたが、それは空振り。3つの違った名前の渓流で楽しく仲間と釣りを楽しみ、帰路に着きました。釣上げることにできたアマゴは少なかったけれど、考え得る最高の雰囲気でフライフィッシングを楽しむことができたのは、同行の皆さんのお陰です。天候、里川を取り巻く風景、大人の釣り仲間、あどけないアマゴ、全てのおかげで、とても「あったかーい」一日を過ごすことができました。

■里川スケッチみたいなもの_e0057274_1415544.jpg情報とやらに振り回されることなく、生活感溢れる渓の周りの風景を思い思いにスケッチしながら、おおらかな気持ちを持ったままフライを流れに乗せ続けることができた、記憶にずっと留まっているであろう一日。本来の意味で仲間と釣りに行く楽しみを実感できた貴重な一日でした。
運転から渓のガイド、何から何までお世話になった納豆男(Rolly)さん、お仕事の疲れにもめげず我々のペースにお付き合いしてくださったBILLさん、フライフィッシングに対する熱い思いを語ってくれたterryさん、記憶に留めたい一日を本当に有難うございました。
by godzilla2004 | 2006-03-13 14:16 | ■フライフィッシング | Comments(18)
Commented by ドイザラス at 2006-03-13 17:22 x
こんにちは、godzillaさん!ポカポカ春の陽気と薫りがただよってきそうな素敵な釣行記ですね。バス停の絵もなんとも「様」になってますね〜肝心の釣りの方もドライで釣られたようで、も〜う、羨ましいッス!!納豆男(??)の逸話も今度聞かせて下さいね。では!byカワムツキング
Commented by super7gts at 2006-03-13 17:43
いい感じの里川ですね~
山岳の渓もいいですが、私はどっちかというと
こういったのどかな風景の川が好きだったりします。
(っていうほど渓を見てるわけでもないんですけどね)
のどかな風景の中の~んびりと春を感じながら・・・
てのが文章からも、写真からも伝わってきます。
私も某SHOPの店長と近くの渓に行ってみましたが
残念ながら春はもうちょっと先って感じでした。

しかし、最初の写真のバス停・・・いい味だしてますね~
Commented by godzilla2004 at 2006-03-13 17:48
ドイザラスさん、こんにちは。
フリース着ていると汗ばんでくるほどの陽気で、春を実感できました。が、渓はも少し待たないと本当の春にはならないようです。あの保育園のお迎えバス停、イ~感じでしょ。思わずカメラ取り出しちゃいましたヨ。
ドライフライで釣れたとは言え、20cmを超えるアマゴは手にしていませんから、本当の春を待たないとあきませんね。でも、小さいとは言え、とてもキレイなアマゴを先月の里川、今回と釣ることができたのは納豆男さんのおかげです。逸話に関しては今後ダスクさんででもゆっくりと(笑)。
カワムツキングですか?昨年11月に、私はカワムツ王と自称していたのですが、その栄誉?を継承したいのでしょうか?継承権の可否については今回釣行でのカワムツ王であるterryさんに聞いてみますね(笑)。
Commented by godzilla2004 at 2006-03-13 18:46
super7gtsさん、こんにちは。
さすがに、この時期に山岳渓流に行くことはありませんからねぇ。里川の旬の魅力はこれから4月中までは味わうことができますよね。それほど、のんびりしていたわけではありませんが、折角カメラ持って歩いているわけですから、風景を切り取る手間を惜しみたくはないですね。
Commented by dadlife at 2006-03-13 20:32 x
godzillaさん、こんばんは。(^^)
トトロのバス停、保育園のバス停みたいですね。いいなー、こんな環境で過ごせる子供って。描いた大人達の愛情が感じられます。
写真のアマゴの顔が子供みたいに愛らしいですね。(^^)
terryさんもちょっとふくよかで、愛らしいですね。(クレーム来るかな・爆)
Commented by 納豆男 at 2006-03-13 20:37 x
こんばんわ!!土曜日は有難うございました。特に午後の川では、殆ど先行させていただいたにも関わらず、ただの1尾も釣ることがきでずで申し訳ありませんでした(^^;「釣るまで!!」って言われた時、一抹の不安がよぎったのが事実になってしまいまして・・。

でも、土曜日のような一日こそがこの釣りの楽しみの醍醐味ですね。
サカナに愛情を注ぐことも無く、野蛮に釣りまくる、、、というのはボクには向いてないなぁ・・を確信しました。
Commented by tokyo_terry at 2006-03-13 22:58
godzillaさん、こんばんわ〜ッ!!
今回カワムツキャッチ率100%のMr.カワムツことterryです(爆)
先日の週末はありがとうございましたッ!プラス、メール&photoもありがとうございました!春の里川はイイですね〜。山岳渓流や本流とは違った趣きがありますね。もう少しサカナたちが上ずってると、もっと楽しい釣りになったかもしれませんが、それを言ったら贅沢ですね。みんなでメシ食ったり、色んなおハナシが出来たのがとても楽しかったです。でもBILLさんには何とか岐阜のアマゴを釣らせたかったですね。そうそう、帰りの車内でも言いましたが、やっぱりBILLさんはV6の岡田准一に似てますよ、絶対(笑)
Commented by at 2006-03-13 23:51 x
こんばんは!トップの写真最高ですね^^
こういうスナップを逃さないgodzillaさん、さすがです。
それに写真からも皆さんが楽しまれている様子が伝わってきて
羨ましいです。
また、近々ご一緒させてくださいね♪

Commented by BILL at 2006-03-14 05:19 x
godzillaさん、こんばんは。
土曜はたいへんお世話になりました。まだまだ蕾のBILLです(^^)。皆さんからたっぷりと栄養を頂きましたので(少々強すぎる養分もありましたが)、根腐れしないよう精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。メールと写真、ありがとうございました。
Commented by godzilla2004 at 2006-03-14 10:23
dadlifeさん、こんにちは。
おっしゃる通りで、あの保育園のお迎えバス停を見た時、描いた(あの集落に住む?)大人の子供たちに対する愛情を感じました。小手先のテクで小奇麗にまとめたのではなく、愛情で描いているから私のような無粋なオッサンにも伝わるものがあるんですね。やっぱ、ビバ!里川ですわ。
terryさんの件、表立ってクレームは来ないと思いますが、きっとterryさんの心の奥底に留まって何時かリベンジ…。うそです。バンブーを割ったような性格のterryさん、アハハと笑っているだけでしょう(笑)。
Commented by godzilla2004 at 2006-03-14 10:47
納豆男さん、こんにちは。
先行した納豆男さんに追いつこうとした矢先、ライズを見つけちゃったものですから、そのプールでサカナとの駆け引きを楽しめました。ですから、お気遣い無く。ミッジピューパまで動員したんですけどね、ダメでした(笑)。
ホント、納豆男さん、terryさん、BILLさんのお陰で土曜日は心底楽しめました。大人が集まって「釣り」をするというのは、あくまでもコミュニケーションの媒体であるべきで、まさにあのスタイル、スタンスでないとね。増沢信二さんのお言葉で、"フライフィッシングなるアソビを共有していれば、みな「同格」にして、みな『仲間』です。そして、夢中になればなるほど、その『絆』は深まります。"とありますが、それを実感できた一日でした。
Commented by godzilla2004 at 2006-03-14 11:19
terryさん、こんにちは。
Mr.Kawamutsuもよろしいのですが、カワムツ・キャッチャーなんていかがですか?m(__)m
ジョーダンはさておき、本当にterryさんのお陰で何倍にも楽しく過ごせた釣行でした。ナイスなメンバーが揃った春の里川、最高です。terryさんが帰名される時に合わせて、春爛漫@里川ツアーを実現したいものですね。次回は、taroさん、洋さんらもお誘いして。いやぁ、楽しそうだなぁ。その時に(V6岡田准一似の)BILLさんにはキレイな岐阜のアマゴを釣ってもらいましょう。
Commented by godzilla2004 at 2006-03-14 11:28
洋さん、こんにちは。
トップの写真、お褒めいただき有難うございます。あのバス停見ちゃったら、誰でもカメラ取り出しますよね。あーいったスナップが撮れるのは観光地ではない場所を狙って訪れる釣り人の特権かもしれません。やはりカメラは持ち歩かないとあきませんね。
楽しかったですよ。でも洋さんがいればなぁって何回も思いました。春爛漫@里川ツアー、是非実現させましょう!
Commented by godzilla2004 at 2006-03-14 11:35
BILLさん、こんにちは。
こちらこそ、お世話になりました。刺激強かったですか?まぁ、あの経験を生かしていただいて、蕾から大輪の花を咲かせましょう。
納豆男さんもおっしゃってみえましたが、BILLさんの遡行スピードはなかなかのものですよ。ボサ川でトラブルが多いのは誰だって同じですけど、ポイントの見切りの的確さにはちょっとビックリでした。キャストも無駄なフォルスキャストがなくて更にナイスです。キレイな岐阜の里川アマゴを釣っていただくことができず、申し訳なかったですけど、次回には何とか釣っていただくよう頑張ります。これに懲りずにまた参加してくださいね。
Commented by taros_magazine at 2006-03-15 01:16
おっと、里川と聞いては黙っていられませんねー
おまけにあの日の陽気…あぁ、何故自分は翌日の底冷えのする雨の中、いつもの里川から山の中へ入っていってしまったんだろう…
それは、土曜日は家族サービスの一環として、岡崎に”大川栄策ショー”を見に行くことになってたからなんですね~
Commented by godzilla2004 at 2006-03-15 11:55
taroさん、こんにちは。
大川栄策ショーですか。それも家族サービスの一環ですか。…渋いです。ま、V6の岡田准一と聞いてもどんな顔だかまったく思い浮かばなかったオッサンにすれば、どんな顔だかわかることは嬉しいわけですが(笑)。
ただ、翌日の激シブを予感させる家族サービスだったような気が…。ま、そんな週末もありますよ。4月のRSで弾けましょう!
Commented by ねねこ at 2006-03-16 21:48 x
godzillaさん、こんばんは。
平ぺったい石と、限りなく平坦に近い緩やかな流れ、godzillaさんのすてきなナレーションで、里川のゆっくりとした時間がヒシヒシと伝わってきますね。読んでてとても癒されました。またよろしくお願いします。
Commented by godzilla2004 at 2006-03-17 13:00
ねねこさん、こんにちは。
アマゴが流れに入り、本格的に水面を意識し始めるのは4月に入ってからだと判ってはいるのですが、たまぁ~にイイ釣りができたりするので、3月はある意味悩ましいですね(笑)。気の合う仲間と渓に遊ぶにはとても良い天気で、釣果は乏しくても、気の休まる良い休日になりました。修行を忘れて里川で遊ぶのも楽しいですね。4月になったら、是非ご一緒に!
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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