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■水面下のフライフィッシング
■水面下で起こっていることを想像、類推し、その状況にマッチしているニンフとかイマージャーフライを使った釣りが、ドライフライの釣りと同じくらい好きです。どちらも間違いなくフライフィッシングですし、どちらかだけに偏って嗜好する必要を感じません(あくまでも私の場合です)。

■水面下のフライフィッシング_e0057274_17312041.jpg■メイフライのニンフの場合、特定の種をイミテートしたフライは少ないようです。私は、3種類のシルエットの違いでニンフフライを使います。一番上のフライは、“ヘアーズイヤー”タイプのぽっちゃりニンフ。ソラックスの中にはビーズが仕込んであり、ぽっちゃりしたボディでもショットなして沈みやすくしてあります。

■真ん中のフライは“フェザントテール”タイプのスリムなシルエットを持つニンフ。ソラックスにビーズを使う場合もありますが、写真のフライはソラックス内部にカッパーワイヤーが巻いてあります。アブダメンにはセミトラVフィルムを使い、半透明感を出しています。スリムな形状で沈下もスムーズ。

■下が“ヒラタ”のニンフをイメージした扁平なシルエットを持つニンフです。ギル(エラ)を表現しようとして、ミニオストリッチを巻き、その上に(特殊な模様をプリントしたニンフ用のプロトタイプの)セミトラVフィルムを置いて、ゴールドワイヤーで巻きとめてあります。Vフィルムは2枚張り合わせて使用し、ビーズヘッドの後ろで少し持ち上げた形で止め、水中で漂うときに微妙な動きが出るようにしてあります(邪道ですか?(笑))。どのフライも、ある程度の重さを持ち、ティペットにショットを噛ませなくても使えるようにしてあります。ショットを噛ませると、どうしてもライントラブルの元になりますから(あくまでも私の場合です)。フライ交換もしづらくなりますしね。


■水面下のフライフィッシング_e0057274_17591565.jpg■こちらは扁平タイプの同型ニンフですが、ビーズの色はゴールドにしてあります。ソラックスは写真のように左右に張り出すようにかき出してありますが、パートリッジなどでレッグを取り付ける場合もあります。

と、これらの3種類を水面とか渓の周りで見つけたメイフライなどを手がかりに使い分けてみたりしていたわけですが、最近お気に入りのニンフとなれば、何と言っても“あかむしくん”。ブログ仲間のねねこさんが愛用している“あかむしくん”は、巻き易い、沈め易い、針がかりが良い、オサカナの反応が良い!というとても優れたフライだと、実績から私は認識しています。

■水面下のフライフィッシング_e0057274_18153750.jpg■“あかむしくん”という名称から、アカムシユスリカの幼虫のイミテーションかと思いがちですが、それだけに留まらない汎用性の高いニンフ(イマージャー)だと思っています。メイフライの羽化にはいろんなパターンがあるそうですが、水底から脱皮して水面に上昇してくるタイプのイマージャーとして、時には機能しているような気がします。それが当たっているか否かはさておいても、ドライフライにぼこぼこ出るような場合だからこそ、あかむしくんを始めとしたニンフで釣れる場合はよくあります。だったら、ずっとドライフライで釣れば良いのでしょうが、見えない水の中を想像して、ニンフを操作するのも結構楽しいものですヨ。ドライフライと違って見えないだけに決して楽な釣り方だとも思っていませんし。思い通りの筋を流すってのはなかなかに難しいものです。

■水面下のフライフィッシング_e0057274_18255985.jpg■沈めるフライで忘れちゃならない“ケムソパス”(笑)。勿論、サイトフィッシングではお世話になっています。これは最新パターンの“ケムソパス6号”。金属ビーズを二つ使い、ショットを使わないアウトリガーの釣りができるようになっています。増水のときなどにはきっと活躍してくれる筈…。してくれるといいな(笑)。
by godzilla2004 | 2006-04-14 18:31 | ■フライフィッシング | Comments(8)
Commented by dadlife at 2006-04-14 21:22 x
godzillaさん、こんばんは。(^^)
溜息がでるほどの艶めいたフライや、久しぶりに登場したケムソパス。
それぞれに意味があり、現在に至った過程は、いつもブログで拝見させてもらいっている中で、勉強になってます。
単に理論のみに傾倒せず、楽しみながら結果を出す。言い方は悪いですけど楽しいと感じる遊びの中でFFを極めていければ、長くこの釣りと付き合っていけるそんな気がします。まだまだ解らない事ばかりですが、今後のエントリー、楽しみにしています。(あっ、でもコメントは知識不足から、的外れになるかも知れませんので、笑って許してくださいね・笑)
Commented by ねねこ at 2006-04-14 23:14 x
gozdillaさん、こんばんは。
写真のヒラタ、流れの中で「フニョフニョ?」と微妙な動きで魚を誘惑しそうですね。gozdillaさんの斬新なアイデアとそれを可能にするタイイングテクにはいつも脱帽です。
身に余るお褒めをいただきました「あかむしくん」、そんなたいそうなフライではございません。私的には「赤」と「ヒカリモノのチラリズム」をあわせもった細身のアトラクターのつもりで巻いて、現在のパターンに落ち着きました。
確かにターンさせたり、リトリーブしても反応はイイですね。フェザーやマラブーのように揺らめくわけでなく、単調な直線移動の細い赤色の物体を魚はなにと思ってくわえるのでしょうか?でも「あかむしくん」と「ケムソパス」が一緒に流れていたら、私が魚なら迷わず「ケムソパス」をくわえてしまうでしょうね。なんせ、赤塚○○夫世代のおじさんですから・・・・。
Commented by Rolly at 2006-04-14 23:44 x
こんばんわ!!偶然ですが、山梨遠征以来、友人とアツイニンフ談義で、このところ盛り上がっています(^^)

おっしゃるとおりでニンフィングだって立派なフライフィッシングですし、狡猾に育ったサカナはボクにはそう易々と水面で釣れてくれないので、僕もニンフの出番は多いです。つりの組み立ての中に戦略の一つとして使わせて頂いています。

真ん中のニンフは、オナシカワゲラの流下時に凄く効きそうですね。このシルエットを基本に色々巻いて秋の山陰で使ってみたいです!

あかむしくんに似たフライはボクも山陰のテイルウォーターの管理釣り場で多用します。ここではアカムシが捕食対象になっているため、マッチ・ザ・ベイトというか、マッチ・ザ・シルエット的な効果を期待して使います。でも、これが使ってみると他所の河川でも効くんですよね♪
私的にはアトラクター的要素が必要だ、、と感じた時にはよく結んでいます。
Commented by ドイザラス at 2006-04-15 16:07 x
こんにちは、godzillaさん!今日は引っ越し準備の合間に事務所来てちょびっつ仕事してます。今回はニンフシリーズですね(^ ^)。いつも勉強させてもらってます。godzillaさんのエントリーされてるタイイングしたフライ、集めて資料にしたらかなり魅力的なのでは・・・今週末と来週末は出撃できそうにないのでちょいストレス溜まりそうです。この前の川は来週辺りが桜の見頃かなぁ。平日に行っちゃおっかな〜なんて画策中です。ではでは!!
Commented by godzilla2004 at 2006-04-15 22:49
dadlifeさん、こんばんは。
いつもコメント有難うございます。参考にしていただける程の代物ではないのですが、私自身は楽しくフライフィッシング修行?していますので、それが少しでも伝わればと思っています。遊び心満載!でこれからもエントリーしていきたいものです(^_^)v。
Commented by godzilla2004 at 2006-04-15 23:07
ねねこさん、こんばんは。
あかむしくん、やはり素晴らしいフライですよ。光り物を仕込んだ奥ゆかしいボディと、ビーズヘッドの輝きでおさかなを誘うんでしょうね。今日も長良川の某支流であかむしくんのお世話になりました。雨で少し増水した水深のある落ち込みの際などに落とすと沈下が速いので、探りやすくて助かります。それとフッキングの良さに、アワセ下手の私は助けて貰ってますヨ(^_^)。
Commented by godzilla2004 at 2006-04-15 23:20
Rollyさん、こんばんは。
熱いニンフ談義、なんだか楽しそうですね。今度は私も混ぜてください(笑)。ドライもニンフも同じように楽しいし、難しいものですよね。今回エントリーしませんでしたが、ミッジピューパなどの小さめのフライを沈めて、流れどころを想像しながら…ってのもイイですね。現場で試行錯誤して、あげくに釣れると嬉しいものです。まぁ報われないことの方が多いのですが…(^_^;)。
Commented by godzilla2004 at 2006-04-15 23:30
ドイザラスさん、こんばんは。
引っ越し大変ですね。頑張ってください。でも平日釣行なんて羨ましいですなぁ。来週後半なら、あの川の桜も咲き始めるとは思いますヨ。私、本日は長良川の某支流で半日釣りしてきましたが、ニンフでもドライでも好反応でしたよ。近場でもまだまだ楽しめるようです。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

by godzilla2004
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