■TMC900BL(#8,#10,#12)
■写真のフライは、大き目なメイフライ・パターンの代表であるホワイト・ウルフ(White Wulff)。ウィングとテールは、カーフーテールで、ボディは白のフロスにゴールド・ワイヤーでリビング。ハックルはシルバー・バジャーを巻いてあります。まさにイブニング用で、カーフテールのウィング&テールで視認性を、フロスのボディで水切れを良くしています。 アンゴラ・ゴートがスタンダード・パターンでは指定されていたような記憶があり、フロスのボディではホワイト・ウルフというより、「大き目のフックに巻いたホワイト・ミラー」になってしまうような気もしますが(笑)、以前よりイブンニング用としてこのレシピで巻いており、水切れ(要するに乾かし易いこと)を優先してフロスを採用ということでしょう。薄明かりが闇に変わり、近距離でこのフライが見えなくなったら、竿をたたむ頃合になった合図です。最近は老眼が進んだのか、以前は見えていた筈の薄暗さでも見えなくなってしまっているようで、少し気落ちしています(笑)。 ■こちらは、フォーム・オリーブ・ハンピー。一部(ボディ材)捏造していますが、ハンピー自体イロイロなパターンがありますので、比較的気安く捏造が楽しめます(笑)。シェルバックには円筒状のフォームを使い、背中の盛り上がりにボリュームが出、且つ浮力持続性能も水面での姿勢安定力も向上することから、フォーム材を活かせるパターンがハンピーとも言えるのではないでしょうか。ホワイトウルフ同様、ウィングはカーフテール、テールは脱色したエルクヘアー、ボディはラガータンのフレンチミニフラットブレイド、オリーブ色で巻いてあります。正統なレシピによると、ボディにはフロス各色を巻きますが、フラットブレイドの透明感と輝きで少し派手めにしています。ハックルはグリズリーが使ってあります。写真に撮ってじっくり眺めていると、どうもテールに使ったエルクヘアーの量が多過ぎかもしれません。フッキングに悪影響がでるような気がしてしまいます。
by godzilla2004
| 2006-07-13 02:57
| ■フライフィッシング
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Comments(14)
godzillaさん、こんばんは。
リスの尾のマテリアルがあるとは驚きました。子供の頃に飼っていたリスを思い出して、少し切なくなりました(笑)。トコロで、ハンピーって何をイメージして巻かれたフライなんでしょうか?ぱっと見はビートルっぽいですが・・・。僕も最近、夏の渓に向けて大きめなフライを巻いていますが、とてもエントリーできるレベルではないので、今度川でこっそり使ってみます(^^)。
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godzilla2004 at 2006-07-13 11:33
BILLさん、こんにちは!
鹿類以外のアニマル・ヘアだと、カーフ(ボディ&テール)以外は馴染みが薄いかもしれませんね。スクイレル・テールは色模様がナイスなので、カディスのウィングなどで使います。切なくしてしまい恐縮です(笑)。 「おそらくはビートルでしょう」と、山渓フライパターン108シリーズ、ドライパターン108-II(中大型編)に記述があります。1940年代初めに考案された“ハンピー”ですが、北米先住民族「ALGONQUIN族」が19世紀後半には使用していた“アルゴンキン”がその原型とか。余談でしたね(笑)。 ボディカラーは、イエロー、レッド、グリーンの3色を用意しておけば充分だと思います。このフライを水面にポチャンと落としてイワナが出てくるのを待つのは楽しいものです。
godzillaさん、こんにちは。
私も捏造ホワイトウルフ常用してます。 完璧に手抜きしたワンマテリアルのスノーシューだけで巻いたパターンです。 これにパウダーフロータントを「これでもか!」とまぶして、流さないと見えないのです。 ローガンは・・・。
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godzilla2004 at 2006-07-13 17:41
standyさん、こんにちは!
ラビット・スノーシューですか。水切れが良いのでピッタリかも知れません。私は、ナチュラルしか持っていないので、イブニング用には使っていませんが、ホワイトだったらカーフテールよりも先端を揃えるのが楽でイイですね。 ローガン人としては、もう、見えない前提で対処するしかありませんね(笑)。イブニング突入前にリーダーを短くして、ラインの先端からどれくらい離れてフライが流れるかを確認しておいて、いざとなったら、ラインの先端を注視。フライのあるあたりでスプラッシュが出たら合わせる。なんて涙ぐましい釣りしてますよ(笑)。というわけで、フライラインはホワイトかアイボリーに限ります(^^ゞ。
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dadlife at 2006-07-13 20:15
godzillaさん、こんばんわ。(^^)
男仕様!カッコイイですねー。女性のフィッシャーからクレームが・・。(爆) リスのマテリアルもあるんですかー。 そうだ、ミンクもあるんですよね、それと白熊とかも。いろいろあって面白いんですけど、まだ使いこなせるレベルに達しておりません。(ぶっちゃけ、何処の部分に使うのか分かりませーん・笑) お祭り時期の為、渓に行けず、ブログサーフィンをして遊んでる自分でしたー。
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godzilla2004 at 2006-07-13 21:47
dadlifeさん、こんばんは!
女性フィッシャーには、細軸で繊細なTMC902BLが…って、もう遅いですかね(笑)。 リス(ロシアのリスが良いらしい(笑))も、ミンクもポーラーベアもありますが、リス以外は持ってません。白熊はストリーマーとかに使うようですね(ワシントン条約大丈夫なんでしょうか?)。 鳥の羽根だって物凄く沢山の種類があるので、私も良くわかっていないと思います。使いこなせるようになるのはまだまだ先ですね。それまでは修行ですたい(どこの言葉?)。 お祭り時期ですねぇ。花火大会も好きです。釣りの帰りに渋滞に巻き込まれるのは好きじゃありません(笑)。
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tokyo_terry at 2006-07-14 00:30
godzillaさん、こんばんわ!!
こちらもイロイロと巻いてますね〜。ボクも今夜は巻いてました(笑) フォームハンピー、ナイスアイデアですね。視認性もさらにアップしそう。 ウルフ系もイイすね。ホワイトウルフとホワイトミラーの境界線はビミョ〜ですが、イブに使うには、なによりも見える事!!とボクは思っちゃいます(笑)
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godzilla2004 at 2006-07-14 01:16
terryさん、こんばんはっ!
フォーム・ハンピーは、山渓フライパターン108シリーズ、ドライパターン108-II(中大型編)に載っていて、ハンプバックが“らしく”巻けて、浮力持続性にも貢献してくれるのでイロイロ巻いています。ハンピーって最高のテレストリアルですよね。ボディの色にも凝れるし、パラシュートも効果的だし。今回の捏造ポイントはボディに巻いた“フレンチミニフラットブレイド”で、艶かしいツヤと反射でオサカナを誘ってくれそう…なんです。是非お試しください。ほぐしてアント等のレッグに使ってもいけそうな感じです。 ホワイトウルフとホワイトミラーの境界線、どこにあるのかわかりませんね。特にどこか変えてしまう私にはさっぱりです(笑)。おっしゃる通り、見えることとフッキングが大事で、ネーミングなんてどうでもイイぞ…ですね(^^ゞ。
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lefty_haru
at 2006-07-14 10:02
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テレストリアルにはもっぱらガマの2Xショートのフック(S10-2S)を使ってます。
テレストリアルの寸詰まりの感じが2Xショートだとバランスよく仕上がります。 オマケにショートですから、#6とか#8のフックを使っても、じっさいの大きさは小さい目なので、フッキングも良しと。
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godzilla2004 at 2006-07-14 10:34
haruさん、こんにちは!
テレストリアルの寸詰まり感(ポッチャリ感?)、再現したくなるポイントです。2Xショート・フックで、フッキング良好ってのはイイですね。早速、試してみます。明日から、尺男さんと奥飛騨二人旅なんですが間に合うかな?(笑)。
godzillaさん、こんにちは。
ハンピーのフォームシェル、メロンパンの皮みたいでとってもおいしそうです。ハンピーのこの部分って、魚にはあまり見えないような気がしますが、こんなところに遊び心を加えるのも楽しいですね(ついでに浮力も加わってたりして)。 ハンピーの1枚目の画像、テイルが多いとのお話ですが、頭でっかちのウルフにはこのくらいのボリュームがあった方が着水時のバランスがよいようで私好みです。またよろしくお願いします。
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godzilla2004 at 2006-07-17 12:26
ねねこさん、こんにちは。
このハンピーは釣り人に対するアッピール度は高いと思います。あの微妙なカーブのバックはそそられますよね(笑)。浮力にも貢献してくれることも間違いありません。 おっしゃり通り、頭でっかちのフライだと、テールには応分のボリュームをつけておいたほうがイイですよね。パラシュートにする場合は控えめテールにするにしても。写真のようなボリューム満天のフライに大物が出てくれるようなイブニング、楽しみですね。今週末はヨロシクお願いします。
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kou
at 2006-07-18 20:17
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godzillaさん こんばんは!ちちこ釣徒草のkouです。
高原川の本流を釣りしたんですね。それも大きなヤマメをかけられたようで・・・しかし、中々尺ヤマメは釣り上げられないものなのですよね。いつも後悔が残り、次の釣行の言い訳のネタとなるのが落ちです。lefty-haruさんしかり、私も含めてやられっぱなしの今シーズンです。だれが最初にいいヤマメの画像をアップするのか楽しみにしています。まあ本流の釣りは博打みたいなものですからあまり熱くならない事をオススメします。肩の力が抜けた時こそ大物が釣れる時ですよ。お互いがんばりましょう。
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godzilla2004 at 2006-07-18 21:30
kouさん、こんばんは!ご無沙汰しています。先月末頃の峠川でお見かけしたのですが、声をかけるタイミングを逸してしまい恐縮です。
逃がした…云々で記憶の中で大きく育ってしまうのでアレですが(笑)、なかなかネットまで寄ってきてくれませんし、ネットイン直前も油断できないし…というわけで川原でへたり込むことばかりです(去年の禁漁間近でもそうだったし…)。大物ってどうしてあんなに鉤外しが上手なんでしょうね(^_^;)。 例年になくオサカナの反応が良く、大物も随分居残っているようで次回への期待は高まるばかりですが、おっしゃる通り、余りアツくならずに平常心で臨むことにします。んでもフッキングすると忘れちゃうんですよね(笑)。kouさん、haruさんの釣行記でナイスなヤマメ画像を期待しています!私も頑張りますよ(^^ゞ。
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