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●雨降りだから"タイイング"でも修行しよう
●雨降りだから\"タイイング\"でも修行しよう_e0057274_1464330.jpg
※前回エントリーしたコック・デ・レオンをウィングに使った「コック・デ・レオン・カディス(もどき)」に引き続き、「コック・デ・レオン・ダン」を巻いてみました(以下「レオン・ダン」とします)。キャンディーみたいでPOPなアブダメンがナイスでしょ(笑)。

●ヘアウィングダンのウィング(エルクとかディアヘア)を、コック・デ・レオンに変更しただけですが、印象ががらりと変ります。使用フックは(ダン・パターンのときの私の定番)TMC902BL(写真は#14です)。テール(コック・デ・レオン)を取り付け、アブダメンには(もちろん!)セミトラVフィルムを巻きます。それから、ヘンハックルのファイバーをベンド方向になでつけながら3、4回巻きつけ、先端を揃えたコック・デ・レオンを取り付けます。スレッドで巻き止めた箇所には瞬間接着剤をホンの少し付けておきます(前回エントリーのコック・デ・レオン・カディスも同様に!)。仕上げで、ハックルの下部(シャンクより下に出ている部分)を1ミリ程残してカット。

●雨降りだから\"タイイング\"でも修行しよう_e0057274_12213611.jpg●冒頭写真のフライも、こちらも#14フックに巻いていますが、#16、#18フックでも是非巻いておきたいところです。冒頭写真は"アカマダラ"に代表される、赤っぽい、茶色っぽいメイフライを、こちらは黒っぽいメイフライをイメージして、セミトラVフィルムでアブダメンを巻いてあります。これに黄色っぽいアブダメンのフライを足せば、小型メイフライ・パターンとしては(完全にとはいきませんが)ほぼ充分かと思います。小型メイフライですと、CDCダン各種でカバー出来ますが、CDCパターン、雨の渓での使用には躊躇してしまうこともあります。ヘアウィングでは、何となく重たい感じになってしまうこともありますので、コック・デ・レオンをウィングにした「レオン・ダン」、小型メイフライで是非お試しください。

▲上から見て、こんな感じになるようハックリングします。

なお、「レオン・ダン」を巻き終わったら、「ドライディップ」のようなドブ漬けフロータントをコック・デ・レオン巻き止め部に1滴垂らしておくと、現場での撥水性が増して宜しいように思います。

※繊細さを保ちながらも、雨にもそこそこ耐えてくれる「レオン・ダン」、ボックスの片隅に入れておいて損はない…はずです(^^ゞ。

☆この度の大雨による被害にあわれた方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
by godzilla2004 | 2006-07-21 13:08 | ●セミトラVフィルム | Comments(6)
Commented by ita-gon at 2006-07-22 00:14
こんにちは。
繊細でとっても釣れそうなパターンですね。僕の地元にはSHOPが1軒しかないので、セミトラVフィルムはまだ使ったことがありません。ボディーがこういった素材なら、ウィングに必要以上の浮力を持たせる必要が無いので軽く仕上がって良さそうですね~。
今度通販で購入して使ってみます!
Commented by tokyo_terry at 2006-07-22 00:14
godzillaさん、おばんで〜す!!
トップの毛鉤のアブドメンにブルーを入れて、トリコロールカラーってのもオモシロいかもしれませんよ。といっても、そんなフランスの国旗の配色のメイフライなんていませんけど(汗)
タイトルの“雨降りだから"タイイング"でも修行しよう”って、今日はお仕事お休みだったんですか?(爆)
Commented by dadlife at 2006-07-22 00:27 x
godzillaさん、こんばんわ。(^^)
通常は寝てるんですけど雨のため昼寝したら眠れなくなって、徘徊しております(明日、仕事なのに・・困った・笑)
繊細さを出すには格好のパターンですね。そうは言っても、なかなかテクを要しそうな感じはしますが・・。
修行に修行を重ねて、いろんな事をいっぱい教えて下さい。寝て待ってます(違うか・・自分も修行せねば・・爆)。
Commented by godzilla2004 at 2006-07-22 01:08
ita-gonさん、こんばんは!
お褒めいただき有難うございます。セミトラVフィルム、簡単に巻けて、水切れもよく、繊細なアブダメンが演出できますよ(とちょっと宣伝)。
ヘンハックルがスタビライザー的に働いて、且つ浮力を助ける…という具合です。ワチェットの鈴木さんに教えてもらって以来、ダンはこのパターンが多くなっています。是非お試しください。m(__)m
Commented by godzilla2004 at 2006-07-22 01:15
terryさん、おばんだす!(どこの言葉だ?)
ナイスなアイデアですね。そんなこと聞いちゃうと、セミトラVフィルム/世界の国旗バージョンとか作ってしまいますヨ(笑)。いやぁ絶対トリコロールカラーって釣れますよ。お洒落で小粋なアマゴが釣れるかも。でも頭突きされるかも(爆)。
今日は、来客スケジュールが中途半端で、出かけるに出かけられず、かといってじっくり仕事を片付ける程の余裕もなく、夕方からはCyril(セロ)とかいうマジシャンのライブ観に行き、帰ってきてから今まで仕事という一日でした。で、数時間後には釣りしているかも…という状況ですわ。タイトルは格別な意味があるわけではありません。植草甚一ってヒトのミステリー評論のタイトルをちょっといただいたような次第で…(説明が長すぎますね(笑))。
Commented by godzilla2004 at 2006-07-22 01:22
dadlifeさん、こんばんは♪
昼寝すると寝付き悪くなりますよね。寝なきゃと思うと余計に目が冴えちゃって困ります。
このフライ、そんなに難しくはないと思いますが、敢えて探せば、ヘンハックルをダブリング(一方にファイバーをなでつけながら)で巻くところでしょうかね。でもちょっと練習すると直ぐにできるようになりますよ。これができるようになるとタイイングの幅も広がりますから是非修行してください。
有益な情報を提供できるよう修行しますから、待っててくださいヨ。果報は寝て待てですな。でも、昼寝して夜眠れなくなるのはダメですよ(笑)。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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