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▲ピーターのフライボックス(番外編)
▲ピーターのフライボックス(番外編)_e0057274_056127.jpg
※これは先日の石徹白で、非常に効果的だったピーター氏オリジナル・ニンフです。ただし、ピーター氏から頂戴したフライそのものは現在手元にありませんので、記憶を頼りに私が巻いたモノ。なので、“ピーター氏のフライボックス(番外編)”というタイトルにしました。

▲“カディス・ラーバ”(ケースド・カディスでも構わないような…(^^ゞ)
フック:TMC200R (#18)…ピーター氏が使っていたのは#16だったかも…
スレッド:TMC 16/0(ブラック)
アブダメン:アイス・ダブ(ピーコック・ブラック)
ソラックス:グラスビーズ(フックサイズにより3~4個)
ヘッド:ピーコック・ハール

▲ピーターのフライボックス(番外編)_e0057274_0562631.jpgこちらは同形、同サイズのフック(TMC200R#18)にビーズ×3個にして巻いたモノ。その分アイス・ダブのダビング部が長くなります。バランス的にはこちらの方が良好な外観となるような気がします。もちろん、ビーズ×4個の方が若干とは言え沈み易くなりますが、その差は僅かでしょう。流れの速さ、沈めたい深度によってはショットが必要になる場合もあります。


▲このフライ、あくまでも石徹白向けにピーター氏が考案したわけですが、石徹白に於けるニンフィングでの経験値から導かれたそのタイイング・コンセプトとは…

(1)メタリックな輝きを放つマテリアルをどこか一部に使う。
(2)フックサイズはスタンダードの#14~#18。
(3)余りボリュームを出さず、細身のシルエットを保つ。

…ということだそうです(一部、私の意見…当然(3)…も入っております(笑))。

▲ピーターのフライボックス(番外編)_e0057274_0564241.jpg
▲“P&G意見集約ニンフ”(こんな名称が許されるとは思っていません(笑))
フック:TMC3761SP-BL (#16)
スレッド:TMC 16/0(タン)
ヘッド:ブラス・ビーズ(カッパー)
テール:フレンチ・パートリッジ
アブダメン:アウル(ふくろう)…フェザントテールで代用可(ただし明るい色推奨)
リビング:カッパーワイヤー(X-FINE)
ソラックス:ピーコック・ハール
ウィングケース:ホログラフィック・ティンセル

▲(上写真の)ニンフは、ピーター氏の意見を主体に私の理想を加味してタイイング。“フェザント・テール”を基本ベースとした、石徹白向けの“理想のフライ”を具現化したものです。ある意味、欠点のない、万人(万魚?)向けと言える質感・シェイプを持っていますが、それだけに“詰まらない”仕上りになってしまったかもしれません(^^ゞ。まぁそんなフライでもサイズさえ合っていれば渓魚にアッピールすることもある…でしょう(笑)。

▲ピーターのフライボックス(番外編)_e0057274_0565422.jpg
▲ピーター氏も私も、特にニンフを巻くときに重宝しているマテリアル(ダビング材)が“アイス・ダブ”。冒頭のフライでも、ピーター氏は上手に“アイス・ダブ”(ピーコック・ブラック)を使っています。私が使っているのは写真の4色。当方はソラックスに“アイス・ダブ”を使うことが多く(それこそメタリックな質感が出ます)、ピーター氏がアブダメンの位置に使っていたのを新鮮に感じた次第です。

※残り少ない渓流釣りシーズンで使っていただくには余りにも時間が切迫しているかもしれませんが、今回紹介した2種類のフライ、特に冒頭の“小型カディス・ラーバ”は、簡単且つ短時間で巻くことができ、実績も充分。是非2つ3つ巻いて最後の溪でお試しいただきたいと思います。もうご自身のシーズンは終ってしまったという方も、来シーズンの解禁(当初)向としてタイイングしておかれることをお奨めします。オフの管理釣り場ならオサカナの高反応が期待できること間違いなしの(沈める)フライですしね(…もちろん何の保証もできませんが(笑))。
by godzilla2004 | 2007-09-27 00:36 | ▲フライタイイング | Comments(2)
Commented by dadlife at 2007-09-27 09:11
godzillaさん、おはようございます。(^^)
なるほど・・こんな毛鉤も有効なんだなーと。^^
国民性なのか狭い島国だからなのか・・、日本人は釣れる毛鉤を教えない、でも外国はどんどん公表する・・、それがタイイングの間口を広げるんだけどねー・・・とは、オッサンの言です。それを聞いた時、真っ先にgodziさんが浮かびましたけど(もしかして外人なのか・爆)。
全てのパターンを巻くことは不可能ですけど、godziさんレシピから得るものは大きいですよ。
Commented by godzilla2004 at 2007-09-27 14:13
dadlifeさん、こんにちはっ^^!
例のオッサンですね、サスガ!イイことおっしゃいます。皆でフライフィッシングを楽しんでいくためにも、ことタイイングに関しては情報公開したほうがイイですよね。当方はアマチュアですから、秘密のフライを販売して儲ける…なんて発想はありませんし(笑)。でも外人じゃないですよ~。イタリア生まれですが(ウソ*笑)。
フライのアッピール度は重要ですが、特にニンフの場合はただ沈めて流すだけじゃ釣れませんからね。例えアタリがあっても合わせられないことが多いようです。いかにアタリを取れるように流すかが難しいのではないでしょうか。そこのトコロで、ニンフィングに対する好き嫌いが出てくるような気がします。修行の道は険しいですね(笑)。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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