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▲オーバーラップ
※オーバーラップ【overlap】 : 二つ以上のもの(の姿)が重なり合うこと。

▲オーバーラップ_e0057274_0501955.jpg
▲前回のエントリーに引き続き、ストリップト・ピーコック・アイ(ライトケイヒル色?)をアブダメンに使ったCDCダンです。ただし、ピーコックの上にセミトラVフィルム(サンドカラーの部分)が重ねて巻いてあります。なかなかに“虫らしい”仕上りになったと自画自賛(^^ゞ。

※少々、体節の数が多過ぎるような気がしないでもありませんが、(ソラックス部を省き)アイ近くまで巻きましたので、いつもの間隔で巻いてみたらこうなってしまいました。数はともかく微妙な体節表現のグラデーションと艶が予想していたよりもナイスな仕上がりとなった…なんて、単純に喜んでおります。

▲“CDCダン(オーバーラップ・ボディ)”

フック:TMC902BL(#14)
スレッド:TMC16/0(タン)
テール:コック・デ・レオン(ダイド・オリーブ)
ボディ:ストリップト・ピーコック・アイの上からセミトラVフィルムをオーバーラップ
ウィング:CDC(サルファー&ホワイト)
ハックル:ヘン(ラスティ・ブラウン)


▲オーバーラップ_e0057274_0503314.jpg
▲写真、デカ過ぎです(笑)。GR DIGITAL Ⅱが発売されて以来、どうにも気になって仕方のないスクエア・フォーマット(画像の縦横比=1:1)を真似てトリミングした結果、大きなサイズでの掲載となりました(余談でしたm(__)m)。こちらはレシピを載せるまでもない、拙ブログの定番フライ“イトシロDD”ですが、冒頭写真のフライ同様“オーバーラップ・ボディ”で巻いてみました。使用したピーコック(ナチュラル)は前回エントリーの冒頭写真でロウをたらしてフリューを除去したものです。ダークな色合いにはなりますが、こちらもなかなかに“らしさ”が出ている…なんて再び自画自賛(笑)。折角のストリップト・ピーコック・アイが作る縞模様が台無しになっていうのではとお思いの向きもあるでしょうが、セミトラVフィルムをオーバーラップさせることによって、ソリッドなだけではなくコーティングとはまた違った透明感も(ある程度は)出せたのではないでしょうか。逆にセミトラVフィルムだけでボディを巻いた場合の透明感が損なわれるような気がしないでもありませんが、「透明感が損なわれた分、存在感が、より“虫らしさ”が前面に出る」と勝手に思っております(^^ゞ。

※以前から、フラッシャブーを下巻きにしてその上にセミトラVフィルムをオーバーラップさせていましたし、セミトラVフィルムをご利用くださっている人のお話しを伺うと、いろんなマテリアルを下巻きにしてその上にラップすることが多いとのご意見も頂戴しています。派手好きなオッサンだけにヒカリモノを仕込むことが多かったわけですが、たまには“渋め”のボディも巻いてみようと、前回のエントリーに引き続き、個人的には“渋めのマテリアル”の代表格だと思っている“ストリップト・ピーコック・アイ”を使ったフライのエントリーとなった次第です。もうこの地方では解禁日を迎えてしまいましたが、(自信があるか否かは別にして(笑))いつもの釣行前夜と同じ程度には解禁準備は済んでおりますし、ここ暫くの間、石徹白絡みの用件で余暇時間(笑)を費やしていたわけですが、そんな状況だと石徹白の解禁に向けた…とは言え、盛期の石徹白で効くフライのことばかりが頭に浮かび…まだまだ先にある“石徹白詣で”に備えたくなってしまった…ということでご理解ください。
by godzilla2004 | 2008-02-01 00:15 | ▲フライタイイング | Comments(2)
Commented by dadlife2 at 2008-02-01 19:10 x
godzillaさん、こんばんわ。^^
色んなパターン(方法)を追求されるgodziさん、やっぱ凄いです。^^
で、このパターンもいいんですけど、自分的にはセミトラV単体の方が艶かしくて好きです。
コレがどうこうじゃないんですよ、セミトラVが凄いだけです(本当、マジでですよ)。
Commented by godzilla2004 at 2008-02-03 17:12
dadlife2さん、こんにちは。
レスが遅くなり恐縮です。こちらは渓流釣りシーズンが始まり、何かと慌しかったものですから…なんて無意味はエクスキューズは必要ありませんでした(笑)。
そりゃーもーぉ!セミトラVフィルム単体(スレッド下巻きだけ)が何と言っても基本です。いろいろと試してみることが楽しいので、いろんな組合せにチャレンジしております。それにしても、早くセミトラVフィルムで巻いたドライフライにがんがんと溪魚が出てきてくれる季節が待ち遠しいものですね。そちらは相当な降雪だったようで…。くれぐれもご自愛ください。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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