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■水辺の杭に自意識はあるのか…
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※写真のような天候状態で、水辺の杭になること…それをこの地方では“シラメ釣り”と呼んでいる…とは思いません。が、周りの状況も、自らの(肉体的&精神的)状況も省みず、時には自意識すら遥か彼方に追いやって集中、そして目前のライズを取ることだけに没頭する…それが“シラメ釣り”の楽しみ方(?)の一つであることは確かなようです。

■この日の天気予報、午後からは雪、それも相当な量を覚悟すべし…となっていました。このポイントに到着したのは午前8時前。誰も居ない緩やかな流れを暫く観察しますが、その時点でのライズは皆無。まぁ時間的要素も重要なファクターですから。なんて自らに言い聞かせつつ、曇天に隠れた太陽を恨めしく眺めながらも、ほぼ無風状態に厳しい寒さにはならないこと、そして日が高くなる頃のライズ発生に期待が高まります。

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▲水辺の杭になったフライフィッシャー(その1)、MDさん。

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▲水辺の杭になったフライフィッシャー(その2)、MMさん。

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▲水辺の杭になったフライフィッシャー(その3)、シャックマンさん(写真手前)。

■午前9時頃から散発的に始まったライズに翻弄されつづけた我々(杭・その1からその4…その4=私)、結果は兎も角、持てる力を出し切ってのゲームに没頭し、気が付けばお昼直前となっていました(本格的に雪が降り始めたのは午前10時半頃…それまで鏡面状態の水面を流れる極小フライへの反応はそりゃあもうシビア!)。それから深々と降り続く雪の中をT-Craftさんの工房へ移動し、フライボックス、ランディングネット等を直談判(強奪とも言う…かも(笑))で購入、もしくは予約して、T屋さんお勧めの中華料理店でランチとなりましたが、こちらにも没頭しすぎたのか、お暇した時には午後3時を過ぎていました。この日最後の釣り場所を探し、(この地方にしては)半端じゃない程降り積もった雪の中を移動しました。

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▲そして、仕上げは、まきストーブの鎮座するS藤さんアトリエでのバケツ料理。こちらも楽しい話に没頭し、お暇したのは午前1時近くとなっていました(^^ゞ。このストーブで暖められた部屋、そして美味なるクリームシチューのセット。そんな贅沢がこの日の仕上げとなることはわかっていましたので、降り続く雪の中でも釣りに没頭できたことは間違いありません。T屋さん、S藤さん、いつもながらにお世話になりました。

※幸か不幸か、“シラメ釣り”初体験だったMM/MDさんを案内したポイントでは充分すぎる程のライズが発生…充分過ぎるだけに余りにも釣り人を小ばかにした反応に即沸騰してしまうわけですが…(笑)。何もかも忘れてのめり込む、シビアながらも楽しい釣りを実体験していただけました。フライフィッシングの幅が広がったのか、タイイングデスクの前で“唸り声”を発して悩む夜が続くのか、MM/MDさんの今後がどうなっていくのかは神のみぞ知る…と言ったところでしょう(笑)。
by godzilla2004 | 2008-02-10 03:12 | ■フライフィッシング | Comments(8)
Commented by dadlife2 at 2008-02-10 12:46 x
godzillaさん、こんにちわ。^^
一昨日、昨日とスカイプ、携帯でお話してたのでキーボードを叩くのがちょっと面倒になっております(笑)。
それにしても寒そうですねー、携帯で聞いてはいましたが、杭になられてる皆さんの姿にただただ唖然とするばかりです(マジで風邪ひきますって)。
それにこのエントリーの時間が・・3時ですよ3時!ワハハ・・・godziさん凄すぎです。
Commented by godzilla2004 at 2008-02-11 10:38
dadlifeさん、こんにちは~^^
何と言っても、直にお話することが一番です。スカイプは長話しになることが多いのですが、たまにはそれもアリでしょう…ね(笑)。
寒さはそれほど強く感じたわけではありませんが、雪の積ったトコロをスニーカーで歩いていましたので、足元が冷たかったっす。風邪はひきませんでしたのでご安心ください。早朝5時起き、就寝したのは翌日の午前4時過ぎでした。我ながらタフだと思いますが、お昼まで寝ちゃいましたんで、さほどでもないですね(^^ゞ。
Commented by at 2008-02-11 13:17 x
godzillaさん、こんにちは!
今週末も、今日当あたり杭になってる時間でしょうか(笑)
僕のほうは、久しぶりにカンツリにでも行こうかと思いましたが
雪で足止めを喰らってしまいました。
はやく杭になりたい今日この頃です^^
Commented by godzilla2004 at 2008-02-11 14:29
洋さん、こんにちは^^
こちらも状況は同じでようです。名古屋じゃ雪の影響はなくなりましたが、渓流方面はアレでしょうから釣行は中止となりました。大人しくフライボックスの整理でもするつもりです(^^ゞ。
きっと杭には杭の悩みがあるのでしょうが(笑)、杭になりたくて仕方なくなる時もありますね。そちらは解禁まで、も少しの辛抱が必要ですが、その分、暖かくなるし、今のうちに準備してガンガンと釣りまくってください。
Commented by ねねこ at 2008-02-11 22:03 x
こんばんは!雪中の修行、おつかれさまでした。先のピーターさんの雄大な画像とは対照的ですね。
私もこの時期“杭”と化すのが好きなほうですが(けっしてMではありませんが)、足腰の耐久力が年々落ちていくのには、年をとったなと感じてしまいます。無理せず、年相応に早春のシーズンを楽しみたいと思っています。
Commented by godzilla2004 at 2008-02-12 00:06
ねねこさん、こんばんはっ^^!
釣りをした日、雪が舞い始めたな…と思ったら、アッという間に対岸の護岸が白くなるほど。それでもライズが止まないので、皆チンチンに沸騰しつつも、この時期ならではの釣りを楽しむことができラッキーってな状況でした。
水に立ち込んでの釣りだったら、直ぐにギブアップしてしまいますが、そんなロケーションじゃなかったのが幸いでしたね。って、その割りには凍った岩に足を滑らせてスニーカーを履いた片足を水に突っ込んで…とっても寒い思いをしました(^^ゞ。無理しちゃダメですよね~(笑)。
Commented by 杭1・2 at 2008-02-12 22:04 x
godzillaさん、こんばんは。 先日は大変勉強になりました。ありがとうございました。すばらしいデビューに感謝です。日々の生活のワガママぶりを一喝されたような修行でした。 魚達に 「あなたの思うようにはならんよ・・・!」 と言われている気がしました。 凍る体に積る雪に反して沸点に近づく頭・・・。 皆さんこんな思いをされているのでしょうか? 考えてたらまた熱くなってきましたよー^^
Commented by godzilla2004 at 2008-02-14 12:02
杭1・2さん、こんにちは。レス遅くなり恐縮です。
あれだけのライズを前にすると気持ちも焦るし…たまに出てくれても上手くフッキングしてくれないし…当方もまったく同じ気持ちとなりました。
きっと皆さん同じ気持ちになんでしょうねぇ。個人的には場所を譲ったら、その方が即釣り上げたんで、妙に嬉しい反面…そこに何かしらヒントがあるような気がして、あれから少々考えております。キャスト、レーン、もちろんフライも、同じような攻め方になっていたんでしょうね。難しいものです。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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