■Itoshiro smiled sweetly
※国道156号線沿いの「道の駅」で目覚めれば午前6時。小雨が残っていますが、気になる雨量ではありません。「道の駅」付近を散歩して身体をほぐし、再び石徹白に向かいます。
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▲桧峠を上り、いつもの場所に車を停めて上ってきた峠道を撮影。この風景は当方にとって石徹白の“ランドマーク”。今日の石徹白、果たして微笑んでくれるのか…期待と不安の混じる気持ちを雨模様の景色が代弁してくれているようです。

■スキー場駐車場に到着しますが、“釣りゴコロ”にエンジンが掛からないのか、“身体”が求めているのか、釣り支度をする気になれません。峠川の様子を眺めたり、ベストから取り出したフライボックス内のフライを眺め今日の釣りをイメージしたり…ウダウダと過ごしていると、まっす~さんが到着。今日はまっすーさんとご一緒に“石徹白キャッチ&リリース区間でのフライフィッシング”を楽しむことになっています。

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▲まっす~さんが到着され…それでもエンジンが掛からず、四方山話と休憩で無為(?)な時間を過ごした30分後…丁度空いていた旅館裏プールに入溪します。暫く攻めてみますが、ライズの見当たらないプールだっただけに早々に見切りをつけ──もう少し待てばライズも出てきたのでしょうがそれを待って場を独占するよりは足で稼ぐ渓流釣りの基本を選択したということで──スキー場駐車場下までを釣り上がります。

▼途中にある──大きな岩に当たった流れが岩の下流側で淀みを作っている──比較的大場所をまっす~さんに攻めてもらいますが、出てはくれるもののフッキングしません。そうこうしているうちにライントラブルで選手交代。
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▲その時ティペットに結んであったのは“マエグロ”をイメージしたCDCダン(#14)。大岩の(上流に向かって)左側小さな落ち込みの上に乗せ、淀みまでドリフトしてくる途中で波紋も立てずにフライが消えます。一呼吸おいて合わせると石徹白のイワナらしいゴツゴツとした力強い抵抗がグリップに伝わってきます。濡れたままのフライにフォーカスを合せ撮影、向こうにイワナの背中が見えています。

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▲フライにフォーカスを合せた写真ばかりでは石徹白のナイスなイワナに申し訳ありませんので、ランディングネットに比べ少しは居心地の良い(?)些少ながらも流れのある浅瀬で落ち着いていただいてからパチリ。

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▲スキー場の駐車場前から更に釣り上がった(個人的に大好きな)ポイント、速い流れと川岸の間の緩流帯にフライを浮かべていると堪らずに(?)水面を割ってくれたアマゴ。良形イワナとキレイなアマゴを狙い通りに釣ることができ大満足。山里に鳴り響く正午のサイレンを待たずにランチタイムとなりました。午前中に見つけたライズは限られた場所且つ少数でしたが、ここぞと思う場所からは溪魚が飛び出してくれた石徹白の流れ、甘ぁ~く微笑んでくれました。

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▲この日の石徹白で見かけた水生昆虫は、“マエグロヒメフタオカゲロウ”のダン、“クロカワゲラ”に似ているけれど、それよりは少し大きい(フックサイズに当てはめると#14程度)“属”の同定すらできないカワゲラ・アダルト、そして写真左の“オナシカワゲラ(属)”と写真右の“シリナガマダラカゲロウ(♂)”のダン(亜成虫)。“シリナガマダラカゲロウ”は羽化後羽ばたいて飛び上がろうとしていながらも伸びきらない翅が充分な飛翔力を発生させることができないのか、水面付近でもがいていたトコロを掬い上げ、岩の上に置いて撮影。その後目出度く成虫に脱皮できたかは知りません(がココロの中で成功祈願!)。──前夜長良川沿いのコンビニ(白鳥町)では、“ヒゲナガカワトビケラ”のアダルトと、“エルモンヒラタカゲロウ(♀)”のダンを見ましたが、石徹白で“ヒゲナガ”、“エルモン”を見つける(意識したフライを選択する)のは暫く先のことなのかもしれません(以上余談)。

■写真には、“オナシカワゲラ(の一種)”は“Early Brown”、“シリナガマダラカゲロウ”は“Hendrickson”とキャプションが入れてありますが、(“属”も“種”も違うけれど)外観が類似した水生昆虫のアチラ(米国/英国)での呼び名(通称)──それだけのことですから誤解なきよう。“Early Brown”とか“Hendrickson”で検索すると、アチラの水生昆虫のハッチチャートとかフライパターンに関するWEBサイトが沢山出てきますので、その際の参考(検索ワード)にしていただければとキャプションを入れた次第です。そんなキーワードで検索すると興味深いWEBサイト(ページ)を広大なネットの海からピックアップすることができますので、お時間のあるときに試してみてください(こちらはその一例)。

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■まったりと過ごしたランチを終えた午後からはキャッチ&リリース区間の下流へ移動、堰堤上の開けた流れを攻めます。午前中は(深い意味もなく)“マエグロ・パターン”を中心にフライ・ローテーションしていましたが、水面にへばり付いてドリフトしてくれる“私製オナシ・アダルト”を結んで小さなポイントが無数にある瀬を、流れの中央をウェーディングしてそこから左岸寄りを攻めて釣り上がります。まっす~さんは右岸にある護岸から中央までの流れを、当方とパラレルに釣り上がり。

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▲撮影はまっす~さん、感謝です。こんなポジションでここぞと思われる流れの筋をトレースしていきます。

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▲“オナシ・アダルト”を選択したことが“吉”と出たのか、面白いようにイワナ、アマゴが出てくれます。サイズは6寸から7寸──とはいえ、それらしき流れにフライを乗せる度に溪魚が飛び出してくれる状況、甘美なるひと時を過ごすことができました。

■お昼前から天候は回復傾向。移動性高気圧が近付いてくるせいなのか、時折強風が水面を波立たせる、キャストしづらい状況でしたが、羽化直後水辺にたむろする水生昆虫(マエグロ、オナシ等)が風に煽られて水面に落ちてしまうのか、(通称“丸顔フラット”の少し下流に位置する)流れの真ん中に大岩が鎮座し流れを二つに分けている比較的大場所で複数のライズ発見。ライズ目掛けて“オナシ・アダルト(#16)”を流してみると即反応。その場所ではライズを見つける度に良好な反応を得て、(バラすこともありましたが)8寸~9寸のイワナをネットインさせることができました。“石徹白の微笑み”──甘美に過ぎてございました(笑)。

▼“オナシ・アダルト”で高反応を得たからといって、いつまでも同じフライを使い続けることができない性格──だけに、体節を強調したアブダメン(マテリアルはマコー)にしてある“CDCダン(下写真)”、周りが薄暗くなってきてからは“ライトケイヒル・パラシュート”など、攻め所、その周りの状況、当方の視力(笑)に合せてフライ交換を繰り返し、上流へと歩を進めます。
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▲その後も良好な反応は継続し、久し振りに真っ暗になるまでフライ・フィッシング。一発大物狙いだったイブニングの釣りでは、狙い通りに極太アマゴ(推定9寸)がホワイトにブリーチしたエルクヘアを使ったエルクヘア・カディス(#12)に飛び出してくれましたが、ランディング・ネットに入る5cm手前でバレてしまいました(…)。そこまでは何もかも狙い通りだったんですが、最後の締めで失敗させてくれる石徹白(の溪魚)、慢心を戒め、諸行無常を痛感させてくれる甘酸っぱさは健在のようです(笑)。



e0057274_2383132.jpg△羽化した“オナシカワゲラ(属)”が岩の上で翅が伸びきるのを待っているトコロ(昨年5月に石徹白キャッチ&リリース区間で撮影)。羽化直後の体色(透明感のある褐色?)には特徴があります。この体色を再現したいと思うフライフィッシャーは多いのではないでしょうか。当然、セミトラVフィルムにもこの体色を再現するカラーが用意してあります。詳しくはコチラをご覧ください。
※そのページから“セミトラVフィルム水生昆虫対応一覧表[PDFファイル]”を開くことができます。そのPDFファイルで示してある“小型ストーンフライ”──少し彩度を落としたオレンジ色というだけのことなんですが──それが“オナシカワゲラ”の体色に該当します。セミトラVフィルムで巻くと艶も透明感もピタリと当てはまったボディになりますが、今回はヘロンをボディに使ったパターンを掲載。CDCのウィングに関しては視認性の問題もあり、ライト・ダン、ナチュラル・カーキ、クリーム、イエロー等々、いろんなカラーを使いますが、ボディカラーだけは、マテリアルを問わず“褐色、茶色、くすんだオレンジ色”系にコダワってタイイングしております。ただし“ミドリカワゲラ”をイメージしたフライの場合は、ボディはイエローからオレンジのグラデーション、ウィングのCDCにはイエロー(系)を使います。くどいようですが(笑)、セミトラVフィルムには、イエローからオレンジのグラデーションもプリントされています。


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▲“オナシ・アダルト”
フック:バリバス 2110(#16)
スレッド:GUDEBROD 10/0(ラスティ・ブラウン)
ボディ:ヘロン(オレンジ)
リビング:ゴールド・ワイヤー(XX-Fine)
ウィング:CDC(ライト・ダン)をリバースド式に取り付ける。
ハックル:ブラウン/ハックルはシャンク下を水平カット。

e0057274_261822.jpg▲ボディを仕上げた後、CDCはステムごとリバースドにまとめ写真のように取り付けます。アイ方向に残ったCDCは、ステムを切り離してからコンパラ・ダンのヘアのように(アイ方向から見て)扇状に固定し、ハックルを巻いて出来上がり。お好み、フックサイズに応じてCDCを2枚以上使っても構わないと思います。ただし、フックサイズ#16以下であれば1枚で充分かと。このパターンの場合、バリバス製2110のような軽量フック(4XFine)を使うのがお好みで、#16~#22まではCDC×1で済ませています。

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by godzilla2004 | 2008-04-29 02:09 | ■フライフィッシング
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣
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