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■Lost Creek's 2 much
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※“たらの芽”が成長、“たらの若葉”になっています。“忘れ去られた峪”と呼べる程でもなく、釣り人の姿も散見できる渓流を訪れましたが、水辺に息づく“たらの芽”だけは忘れられてしまったようです。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_13344194.jpg▲溪を育む山林を生活の場とする小さなバッタ。沢山の穴が開いた“たらの若葉”、もちろんその他の植物の葉を見かけましたが、ここのバッタ、食料には困っていないようで、うひゃ~と声が出るほど群棲していました。体長は10mm程度──峪を吹き抜ける強風に吹き飛ばされたバッタが、水面に落ち、渓魚の餌になっているかも知れません(とまず考えました(笑))。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_13364029.jpg▲夏場のイワナ狙いで沢山ストックしてあるグラスホッパーをイメージしたパターンはフックサイズが大きい(#6から#10)ので、エルクヘア・カディス(#14)、ヘアウィング・ダン(#14)アタリの鹿系のヘアをウィングにしたパターンが有効であろうと考えます(誰でも考えることは同じ…ということです(笑))。

←掲載した二つのフライ、共にブリーチしたヘアが使用してありますが、この日の釣りではナチュラル・カラーの同パターンを多用しました。


■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_1350148.jpg
▲この峪のイワナ、(特にナチュラル・カラーの)鹿系ヘアを使ったフライが御気に召したようで、それらしき“筋”をトレースしたり、(石裏などの)典型的なイワナのポイントに止めておけば、相当な高確率で何らかの反応を見せてくれました。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_15483131.jpg
▲この泣尺イワナの背中には傷跡があります。随分前に出来た傷だと思いますが、トンビか何かに襲われたのでしょうか。このイワナ以外にも背中に傷を持つモノを釣りました。渓魚の暮らしにも苦労は絶えないのでしょう。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_13184244.jpg
▲いつものご馳走(バッタ?)だと思って水面の餌を口にすれば、こんなオッサンが「キターァ!」と嬌声を上げ、水辺をドタバタ動き(走り)回るし──。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_1319623.jpg
▲『デカイからねぇ~、無理に寄せるよりは安全を見て下流に回りこんで』──そんなアクションと、同行者に対するエクスキューズが必要だったか否かはさておき(笑)、無事ランディングできてホッと一息。釣り上げたのは9寸に満たないイワナでしたが、(増水気味の)流れに乗られてしまうと寄せることが難しく──無用なリスクを負うこともありませんし──足場の良いトコロだったので、無理に上流へ引っ張ろうとせず、テンションを保ちつつ下流の流れの緩くなっている浅場まで移動した次第です(って言い訳染みてますか(笑))。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_13353179.jpg
▲“CDC&ELK”も効きました。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_1338288.jpg
■午前10時に入渓し、午後4時近くまで釣り上がり、同行者と共に──ゲップが出るほど──良形イワナを釣ったのにも関らず、帰り道に沿って流れる渓流で真っ暗になるまで竿を出してしまうのは何故でしょう。

■Lost Creek\'s 2 much_e0057274_13502986.jpg
▲フッキングした後、深いプールのアチコチを縦横無尽に走り回るパワーに惑わされ、“尺上キタ~ァ”とぬか喜びさせてくれた、締めに釣り上げたマッチョな9寸イワナ。

※狙いは“尺を軽くオーバーする大イワナ”だったこの日の釣りでしたが、そんな甘い期待にいつも応えてくれる渓流などどこにもありません(2、3時間源流を遡れば別でしょうが…そんな冒険・挑戦は肉体的に無理…)。が、サイズ以上のファイトで充分釣り人を楽しませてくれる溪は“忘れ去られる”ことなく山の奥深く息づいていることを再確認させてくれた──イワナにとっては迷惑極まりない一日だったとは思いますが(笑)──釣り人にとっては実り多い釣行となりました。
by godzilla2004 | 2008-05-29 13:19 | ■フライフィッシング | Comments(4)
Commented by BB at 2008-05-30 17:30 x
godzillaさん、こんにちわ。^^
狙いは尺を軽く・・・確か35cmでしたよね。
冗談はさておき、ヒレピンイワナの引きを存分に堪能された様で日頃の疲れも吹っ飛んだかと・・(釣に行き過ぎて、逆に疲れる事も考えられますけど・爆)。
Commented by godzilla2004 at 2008-05-31 10:06
BBさん、こんにちは^^
はい、「35cmオーバー狙い」…と、BBさんに宣言しての釣行でした(^^ゞ。思い(狙い)通りには行きませんねぇ(笑)。
幾つもの堰堤を越え、道なき道をかき分けた…肉体的にはヘビーな釣りでしたが、ある程度覚悟していた翌日からの筋肉痛もなかったのは、コンディション抜群のイワナとの駆け引きを充分以上に楽しめたから…なのかもしれません。「釣りの回数」ですが、例年通りですから誤解なきよう~(笑)。時系列に沿ってのエントリーじゃありませんので、そこのトコロ、よろしくです(^^ゞ。
Commented by at 2008-05-31 12:29 x
godzillaさん、こんにちは!
ヒットシーンの写真、godzillaさんの声がPCから聞こえてきました(笑)
パタのベストも馴染んできましたね。
ちょっと赤いベストが懐かしい感じもしますが^^ヾ
イワナ以外モノクロ写真も良い感じです。

夏までにはどこかでご一緒したいですね♪
Commented by godzilla2004 at 2008-06-01 23:59
洋さん、こんばんは。
聞こえましたか(笑)…それ以後の動きが伝わってくるナイスショットだけに臨場感満点かと。
赤いベスト、懐かしい気もしますが、パタゴニアのベストの着心地、使い勝手の良さに少々忘れがちです。次回お会いしたときに自慢話を聞いてください(笑)。
>夏までには…
石徹白が難しければ、長野県の渓……アタリでランデブーしたいものですね。シャックマンさんともスケジュール調整して昨シーズンのように渓をご一緒に(汗だくになって)釣り上がりましょう。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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