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▲ユスリカからシケーダー(蝉)まで
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▲とある休日、ニュージーランドから来ている友人が拙宅を訪ねてきました。暫く世間話などを楽しんだ後、彼はおもむろにタイイングデスクに移動してフライタイイングを始めます。ユージュアルな(いつもの)パターンですが、私にとって彼の巻くフライはユージュアルではありません。「トコロ変れば品変る。」ということで、私の巻くような、また日本のパターンブックなどで見慣れたフライとは少し違ったパターンを彼は巻きます。ただ、どのフライも(私にとっては)新鮮で、日本の渓流で湖で充分に役立ってくれると感じさせてくれる素晴らしいフィールのフライばかりです。

e0057274_207828.jpg▲こちらは、キール(アップサイド・ダウン)型に巻いたシケーダー(せみ)フライ。クリッピングしたディアへアが見事です。(ニュージーランド南島にある)彼の住居の近くの湖では、時として北海道のエゾハルゼミのような比較的小さな蝉が大量発生。そんな時には、シケーダーフライで釣りまくるのだそうです。体長25ミリ以上(特殊な形状の#6相当の)フックに巻かれたこんなドライフライを大口を開けて飲み込むモンスター・ブラウン!なんて想像するだけで興奮してしまいます。


e0057274_20175890.jpg▲そうかと思うと、#20グラブフック(TMC2488)に巻かれたフローティング・ピューパ(下段・左二つ)なんかも忘れずに彼は巻いています。テールなりシャックを付ければフローティング・ニンフになりますが、彼はこんなパターンがNZのモンスターサイズを仕留める時に有効だと言い、#20以下のピューパ・パターンを(浮くのも沈むのも)沢山巻いています。右側二つのフライは、ミッジ・ピューパ。最近入手したUVシーラーでコートするのがお気に入りのようです。ソラックスの微妙な輝きにも気を使った小さなフライ(写真は共に#22)を、モンスターの口元に送り込むサイトフィッシングが彼の得意とする釣り方だそうです。


※シーズン中、彼と共に日本の渓流でのフライフィッシングを数回楽しみましたが、特に(得意と言うだけに)彼のサイトフィッシングのテクニックには目を見張るものがありました。シーズンオフの今は、機会を作って管理釣り場(美濃フィッシングエリアなど)へ彼と出向き、NZでフィッシングガイドをしていた彼のテクニックを少しでも学ぼう(盗もう)とは思っています。それに併せて、彼の巻いたフライを出来る限り拙ブログで紹介していこうと考えています。
彼の名はピーター。拙ブログでは、彼の過激な下半身をテーマにした話術ばかりが話題になっていますが(笑)、単なる「ベースケ・ジンガイ」ではない証として、彼の巻くジューシーでウェルメイドなフライを少しずつでも紹介していくことができれば、きっと(汚名挽回と?)彼も喜んでくれるでしょう。

◎エントリーとは無関係ですが、スライドショーを設定してみました。お暇なときに、ご覧ください。「ネームカード」をクリックすれば、いつでもご覧いただけます。スライド画像の上でダブルクリックすると「ネームカード」に切り替わり、最大サイズでスライドショーが始まります。

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by godzilla2004 | 2006-11-28 20:41 | ▲フライタイイング
■フライフィッシング+1(プラスワン)
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※初冬の美濃FA、野外ランチのひとコマです。左から、taroさんBILLさん黄昏店長Rollyさん、左半身がかろうじて見えるのはなかぢさん、吉田ロッドさん、シャックマンさん、(それしかないのでゴルフ用ウィンドブレーカー着用の)私、terryさん(撮影は洋さん)。

■シーズンオフとなり2ヶ月近く、実際の釣りに飢えた?フライフィッシャー総勢10名が美濃フィッシングエリアに早朝より集合。それぞれの渇きを癒すためにストリームにポンドに散らばります。ただ、この日の美濃フィッシングエリア、(特にストリームでは)渇きを癒してくれるどころか、ますます飢餓感を募らせるほどに厳しい状況ではありました。

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▲ストリームエリア下流部から釣り上がる洋さんとterryさん。

■前回訪れたときよりも更に渇水は進み、止水に近いプールのアマゴはシビアにフライを「作り物」と判断し、(水面でも水中でも)瞬時に見切ってきます。流れのあるところにいるアマゴまで警戒心旺盛なのか、ドライフライに何とか出てくれたとしてもフッキングに至りません。渋いなぁと半ば諦めの境地で数時間ストリームを釣り上り、少し活性が上ってきたかと思った頃には、約束のランチタイム。本日はシャックマンさんが準備してきてくれた「鍋料理」を野外で楽しむことになっています。

e0057274_2245033.jpg▲terryさん撮影の鍋料理準備風景。調理に精を出しているシャックマンさんと、(お湯を沸かしただけの)私。その後ろでランチ後の釣りのため、タックルチェックに余念のないヒトが見えますが(笑)、美濃フィッシングエリアのストリームでニンフの釣り修行に燃えていた洋さん。手伝わないなんて…とお思いの方のおみえになるかもしれませんが、シャックマンさんの手馴れた手つきに手伝いの必要を感じなかった洋さんの判断を責めることはできません(^^ゞ。

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▲ということで、シャックマンさんの手馴れた調理を眺めているフライフィッシャー達(笑)。terryさんはしっかりとお手伝いされています(撮影は洋さん)。丁度準備が整った頃には、ストリームからポンドから三々五々戻ってきたフライフィッシャー総勢10名の賑やかで、とても美味しい「鶏つくね鍋」を楽しんだ野外ランチとなりました(冒頭写真)。フライフィッシングを楽しむタメ、シーズン中は一緒に釣りを楽しんだ仲間が集った美濃フィッシングエリアでしたが、、美味しい鍋料理が釣りにプラスされ、まったりと流れる時間・会話を皆で楽しみました。この時期にしては暖かかったとは言え、それでも肌寒い風の吹く野外での鍋料理にココロも体も暖まり、午後からの釣りに期待がいや増し、フライフィッシャーの活性は上がります。が、午後から再開した釣りでは、ランチ直前に上った筈だった渓魚の活性は極度に冷え込んでしまったようでした(笑)。

e0057274_236426.jpg※お揃いの赤いリール(照れますな)がセットされた、ご自分のニューロッドと私のロッドを激写しているterryさん。terryさんブログで掲載される迫力も臨場感もたっぷりの写真はこうして撮影されます。terryさんの場合、撮影した写真のクオリティもさることながら、フォト・レタッチ(写真再加工)技術がプロフェッショナルしているわけなんですけど。

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▲ポンドで釣りを楽しむ(左から)Rollyさん、シャックマンさん、吉田ロッドさん。

e0057274_23452140.jpg■こんな(フックサイズ#14程度の)ヒラタ系らしきスピナーが結構な数、舞い始めたので、午後からの釣りに期待を持ってしまいましたが、ライズは超散発。そんなわけで、この日の美濃フィッシングエリアでの釣果は、ストリームで釣ったアマゴ数尾という、頑張ったんですけどねぇ…残念!(汗)と思わざるを得ないものでした。でも釣果だけではないのが釣りというアソビの素晴らしいところ。このうえなく楽しくも美味しい鍋料理を皆でワイワイやりながら味わった満足感でお腹一杯になったこと、帰路立ち寄った美濃市のうなぎ屋での笑い通しの夕食も併せ、不満足な?釣果を云々するのは野暮なだけ。
フライフィッシングだけではなく、野外での楽しい鍋料理という「プラス1」があったことで、プロセスを楽しみ釣果にこだわらない面々が集った一日はより悦楽に満ちたものになり、笑いの絶えない「遊んだことを実感する休日」はいつの間にか暮れていきました。豪華な鍋料理の準備など、何から何までお世話になったシャックマンさん、本当に有難うございました。ただ、どんなに安くても、ケースが変色したティペットを買うのはやめましょうね(参加者にしかわからない話題で恐縮至極m(__)m)。

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▲乙姫伝説(アハハ)で釣った7寸程度のアマゴ。釣れるアマゴは美麗で申し分なかったんですけどね(^^ゞ。
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by godzilla2004 | 2006-11-26 23:36 | ■フライフィッシング
▲翼よ、あれが鱒の目(線)だ!(2/2)
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C&F製「フィッシュアイ」(要はアクリル製の水槽です(^^ゞ)に浮かべた“サイドワインダー・ノーハックルダン”。タイイングデスクの脇に置いて、巻き終わった(捏造し終わった)フライを浮かべて「浮き方チェック」なんぞをしていたときには気付きませんでしたが、写真撮影するってのは難しいものです。微妙な振動?が緩やかな水流を発生させるのか、なかなかフライが思い通りには静止してくれません。

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▲同じ“サイドワインダー・ノーハックルダン”を違うアングルから撮影。ウィングに使ったダッククイルの下の部分が水中にほんの少し沈み、ソラックス横(ウィング取り付け部)に小さなライトパターン(水面との絡みで光っているトコロ)が出ています。水面のフライのすぐ下に水中視線のフライも見えますが、これは“フィッシュアイ”の機能で、斜めに置いたミラー状の金属板に反射して見える像。この像が「(フィッシュウィンドウ内での)鱒の目」から見たフライになるわけです。当然鱒の目線が重要なので、“フィッシュアイ”にフライを浮かべてはどんな感じになるのか確認するアソビに勤しんでいます。時にはニヤニヤと不気味な薄笑いすら浮かべているんでしょうか(笑)。水に浮かべて確認をしてみると、ミラーに写った像のウィング取り付け部に出来るライト・パターンは最高に“らしい”絡み方(光り方)をしていると実感せざるを得ません(と思うのは私だけ?)。

ダッククイルの浮力だと以下のパターンに比べて、写真の姿勢で浮かんでいる時間は(緩い流れではまったく問題ないものの)短いようです。ただし、テールが沈んでフローティングニンフのような傾きになっても逆にそれが幸いしてオサカナにアピールすることもあるようで、“サイドワインダー・ノーハックルダン”はD.スイッシャー&C.リチャーズ両氏畢生の名フライ・パターン(駄ジャレです(笑))と言えるでしょう。

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▲こちらは“ビクトリー・ダン”の浮き姿。やはり、ウィング付け根にライトパターンが出ていますが、“サイドワインダー・ノーハックルダン”に比べると少しぼんやりとしています。もちろん、これがデメリットになるわけではないと思います。ウィング端をマルチグルーで束ねてますが、収まりが悪くて飛び出しているCDCが思わぬアクセントになっているような気もします。ADW(ファイン)のインジケータは余り役立ってくれてはいませんね(笑)。ディアヘアー、エルクヘアーなどでウィングを分けたほうがインジケーターとしては無難なのかもしれません。

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▲で、“CDCサイドワインダー”を浮かべたものです。“サイドワインダー・ノーハックルダン”と同じようなライトパターンをかもし出しています(自画自賛し過ぎてますか?(笑))。「こんなライトパターンを出してくれれば良いんだけど」と考え巻いたものだけに、当人は至極喜んでおりますんでご容赦ください。ダッククイルより、CDCの方が強い浮力があるのか、少しテール側が持ち上がっていますが、そっと水面に置いたからなのかもしれません。実際にキャストしたらどうなるのか、浮力剤を塗布して何回もドリフトした後はどうなのか、もう少し実釣試験を重ねてみたいトコロです。

※本当は3つのパターンを同じアングルから撮影したかったのですが、ゆっくりとは言え水面で動き続けるフライをその場(希望する位置)で留めることが難しく、また遅いシャッタースピード(1秒程度←絞りに絞ってますからねぇ(笑))で撮影していますから、これだと思ってシャッターを押してもブレてしまうことばかり。ここに掲載した写真はまぁマシなものを使いました。沢山撮ったんですよ~(笑)。努力は努力としても(笑)、これじゃよくわからん!とお思いの向きもあろうかと存じます。水面と絡んだフライ撮影の修行も重ねていきますので、機会があればピントも構図もバッチリ決まった写真を掲載させていただきます。それまで気長にお待ちください(^^ゞ。
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by godzilla2004 | 2006-11-21 23:34 | ▲フライタイイング
▲翼よ、あれが鱒の目(線)だ!(1/2)
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※フライフィッシャーの妄想の翼に風を受け、まさに着水せんとするCDCビクトリー・ダン。使用フック:がまかつB11-B(#14)。リアルな翼(ウィング)のシェイプと取り付け位置にご注目。鈴木寿さんオリジナルパターンであるCDCビクトリー・ダンはV字状に分けたウィングが特徴。通常のCDCダンパターンとはCDCの水面との接し方(ライトパターン)が変り、(状況にもよりますが)鱒が感じる?違和感を軽減させることに成功しているパターンだと思い、私なりにアレンジ(毎度おなじみ捏造です(^^ゞ)してタイイングしています。

e0057274_22164943.jpg▲実際のメイフライのダンの写真。
【今年5月に石徹白、峠川で撮影。
マエグロヒメフタオカゲロウ(♂)のダン(亜成虫)】
ウィングの根元にご注目。ソラックス上部の盛り上りからウィングが出ていることがお分かりいただけると思います。CDCビクトリー・ダンのウィング取り付け方法は実際のメイフライとほぼ同じというわけです。

※ウィングの模倣性ということから言えば、シンセティック素材でリアルな(翅らしい)プリントを施したものが市販されており、私も大好きでよく利用していますが、こと機能性ということになるとCDC、ディアヘアー、エルクヘアー、(コック&ヘン)ハックル等々、鳥、鹿類などのナチュラル系素材に軍配が上るような気がしています。極端な例えで恐縮ですが、写真のダンのウィングをそのままフライに取り付けたとしても、機能性は著しく損なわれる筈。ノーハックル・ダンのクイル・ウィングのように左右バランス良く取り付けないとスピンを幇助してしまうからですし、フライの浮力を保つ力(機能)は本物の翅にはないからです。ドライフライのウィングは、浮力保持、インジケーター、(空中、水面での)姿勢制御など多くの機能が要求されてしまう、極めて重要な部位なのではないでしょうか。

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▲こちらのフライは、先だってエントリーした“CDCサイドワインダー”のウィング取付メソッドを応用したCDCビクトリー・ダン。使用フック:TMC902BL(#16)。CDCを前後に分けて取り付け、マルチグルーで先端をツイストしたパターンです。前ウィングはソラックス上部に取り付けてありますが、後部ウィングはソラックスとアブダメンの境目(ほぼシャンクの中間)の横(サイド)に取り付け、特に後部ウィングに三次元的なカーブ(膨らみ)を出すようにしてあります。後部ウィング下部が水面に乗り、浮力の一部を保持、また本家ノーハックル・ダンの作るライト・パターンと似たものを水面との絡みで出すことを意図した構造になっています。

※これらのダン・パターンのフライが水面と絡んでどんなライト・パターンを作るのか。(今週末に予定されている)実釣試験の前に撮影してみましたので、次回エントリーさせていただきます。
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by godzilla2004 | 2006-11-20 23:00 | ▲フライタイイング
▲ファンシー・ニンフ(別名:妄想の産物)進化の軌跡
※ウェイト巻き込んだ重たいヘアーズイヤー、少量のウェイトでもスムーズな沈下が期待できる細身のシルエットが小粋なフェザントテール。そんな沈めるフライ、ニンフで渓魚を狙うフライフィッシングを楽しんでいますが、その釣りで忘れてはならないのがサイト・フィッシング。水面下のオサカナの口元にフライを流し、捕食を確認して合わせるというナカナカにエキサイティングな釣り方です。ミッジ・ピューパなど小さなフライを使用したサイト・フィッシングでは大体フライが流れているであろう付近でのオサカナのリアクションで合わせる!なんていうカッコ良いアワセも要求されますが、最初は視認性の良いフライを流して、サイト・フィッシングに慣れていくことになると思います。で、今回は視認性最優先で巻いたファンシー・ニンフのご紹介。

e0057274_0482430.jpg▲フックはダイイチ1150(#14)。ゴールドビーズをヘッドにしてフラッシャブー(ミラージュ)を密に巻きます。これが基本形。
e0057274_134474.jpg▲その上からVリブなどを巻けば、(ねねこさん考案のあかむしくん的)ピューパ系ニンフ。Vリブではなく、カッパーワイヤーを少し間隔を空けて巻いたカッパ巻きバージョンもあります(^^ゞ。
あかむしくんは、フックシャンクが真っ直ぐなTMC103BLなどに巻きますので、少しコンセプトが違っているかとは思いますが(^^ゞ。
e0057274_18011.jpg▲ボディをVリブなどの半透明ラバーではなく、ラガータンのフレンチブレイド(オレンジ)で巻き、ビーズヘッドの後ろをアイスダブUV(タン)で襟巻き状の飾り?を巻いたもの。アイスダブの妖しい光がオサカナを誘います。
e0057274_1105728.jpg▲こちらは、アイスダブUV(タン)でボディを巻いたもの。水に濡れると透過して下に巻いてあるフラッシャブーの控えめな輝きがナイス(のつもりです)。
e0057274_1124843.jpg▲基本形の上から、スレッドループに少量のエッグヤーンを挟みツイストして、粗く巻き上げるとこんな感じになります。ホンの少しだけ目立つ色を混ぜると視認性が良くなりますので2色使いが老眼のオッサン向けとなります(笑)。
e0057274_1173711.jpg▲上のフライよりも巻きつけるエッグヤーンのボリュームを増やしたのがこちら。ボリューム満点で視認性も抜群なケバい毛鉤(シャレです(笑))。わかるヒトにはわかる!「乙姫伝説」と名付けさせていただきました。
e0057274_1184272.jpg▲このフライは、エッグヤーンを巻きつけるのではなく、ふわりとかぶせるように処理したもの。フラッシャブーを巻いたフックシャンクが羽衣(エッグヤーン)を透過して妖しく輝きます。これは「羽衣伝説」と名付けました。仰々しい名称ばかりですみません(^^ゞ。

▲「乙姫伝説」、「羽衣伝説」、どちらも少しのエッグヤーンをレッグと言うかウィングと言うか、水中でヒラヒラと動くように残しておいたり、余りなどを取り付けておくほうがヨロシイかと思います。2色以上の色使いも忘れずに!水中で見やすい色(マゼンタ、イエロー、オレンジ、ホワイトなど)をミックスして視認性の良いフライに仕上げ、サイト・フィッシング修行を始めましょう。オサカナの反応、流し所などを把握してから、(必要であれば)視認性はヨロシクないけどオサカナの反応が良いフライをサイトで使うことができるようになっていくのではないでしょうか。

※こんなスキーム?で妄想を膨らませ、少しでも効果的なフライに進化させているつもり!でタイイングしています(^^ゞ。
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by godzilla2004 | 2006-11-18 23:45 | ▲フライタイイング
▲CDCサイドワインダー(その1)
▼『CDCサイドワインダー』、使用フック:TMC902BL(#16)、スーパーファイン・ダビングボディ(色:ライトケイヒル)、テール:コック・デ・レオンをデバイデッド、前部ウィング:マラード(ブロンズ)、後部ウィング:CDC。
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※D.スイッシャー&C.リチャーズ両氏の畢生の名作フライ、『サイドワインダー・ノーハックル・ダン』。何とかタイイングできるようになってきたとは言え、理想には程遠い仕上りに意気消沈。ただ、スピンに気を使い、ここぞという場面でキャストしてみると、水面に浮かんだ上品なフォルムに魅入られてしまいます(笑)。そして、実際の効果について私ごときが偉そうに語る必要は全く無いでしょう。要するに釣れる!ってことです(^^ゞ。

▲ただし、このフライは、ダッククイルの左右ウィングバランスが悪いと「スピニング・マシン」に早変わり。(8X以下の)細いティペットだとチリチリになってしまうことが多いようです。もちろん正確なバランスを持ったウィングにできれば問題ありませんので、あくまでもタイヤーのスキルの問題ではあります。また、もう少し耐久性が宜しければと考えるフライフィッシャーも多いことでしょう。スロー&フラットな流れでは、渓魚に抜群のアピール度を持つフライだけに何とかしたいと思うのも「釣り人情」?(笑)。どうにかして、スピンを回避し、耐久性を上げることができないのかと考え続け、一応の到達点に至り、捏造したのは『CDCサイドワインダー』。D.スイッシャー&C.リチャーズ両氏が聞いたら腰を抜かしそうな仰々しいネーミングで恐縮です(^^ゞ。

e0057274_22592070.jpg▲こちらは、ダッククイルをウィングにした、『サイドワインダー・ノーハックル・ダン』。稚拙なタイイングであることはこの際無視していただいて(笑)、私がこのフライの“キモ”だと思っているのは、クイルウィング下部の微妙なカーブ(洒落じゃありません(笑))。

e0057274_2322611.jpg▲その微妙なカーブをCDCを後部ウィングに、前ウィングにはマラード・サイド(ブロンズ)を使って再現してみた…つもりです。後部ウィングのCDCをシャンクの両横(サイド)に取り付けるので、“サイドワインダー”となります(^^ゞ。このバージョンでは視認性を上げるために、マラード(ブロンズ)を使っていますが、前ウィングもCDCを使ったバージョンもあります(日曜日の美濃FAではそれを使ってみました)。

【このアングルで見ると“CDC羽衣伝説”でも良いような気がします(笑)】

▲正統なる『サイドワインダー・ノーハックル・ダン』、どれほど美麗で渓魚へのアピール度満点だとしても、誰にでも気軽に巻けるフライではありません。今回エントリーした『CDCサイドワインダー』なら、誰でも一度は巻いてみたことのあるCDCダンと(スタンダード)ライトケイヒルのタイイングスキルだけで充分実戦的なフライに仕上げることができる筈です。ウィング素材とその形状から、スピンの心配もないのがありがたいところです(と強調しておきます(笑))。ウィング端をマルチグルーでツイストする必要はありますが、それもダッククイルを正確なバランスで取り付けるよりはずっと簡単。お気に召したら、是非チャレンジしていただきたいフライです。

※とは言え、やはりタイイングのコツのようなもの少しばかりはありますので、ご要望(!?)が多ければタイイング手順を掲載していくことになるかもしれません。このフライの特徴・アピールポイントの解説も不十分のような気がしますし(本日は少々疲れ気味なものですからm(__)m)。タイトルを(その1)としたのは、そんな理由から。実釣試験が済んだアカツキには、(その2:詳細解説編)をエントリーしますので、気長に?お待ちください。
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▲ウィングの角度、CDCのボリュームを変えたり、前ウィングにレモン・ウッドダック(汗;)を使ってみたり、いろいろ試行錯誤中なのでございます。
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by godzilla2004 | 2006-11-14 23:04 | ▲フライタイイング
■沈めて(ニンフ)、見て(サイト)、ロッドを立てる(フィッシング)
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※1週間前の三連休の中日(4日)、美濃フィッシングエリアを訪れ、ドライフライの釣りを楽しんだシャックマンさん。この日(12日)は、その時と比較にならない厳しい条件の中、それでも小振りながらキレイなアマゴをツ抜け近く釣上げ、満足の一日となりました。

■シャックマンさんと美濃フィッシングエリアに到着したのは午前8時少し前。既に駐車場には沢山の車が駐車してあり、休日の賑わいを見せていました。全国的に広がった低気圧による風の強い朝、時折突風が吹きぬける溪に立ち、まずは前回好結果をもたらしたというCDCダン(#20)を7Xティペットに結び、キャストします。クリーム色のセミトラVフィルムを巻いたCDCダンでしたが、余程タイミングを見計らってキャストしないと狙った場所に落ちないほど強い風が邪魔をします。風が止んでいる間のキャスト&ドリフトを繰り返していると、6寸程のキレイなアマゴがフライに出てくれました。昨年採集した卵から育った1年魚、ネットの上では繊細な印象ですが、フライへの出方は俊敏で元気一杯でした。
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▲CDCダンに出た華奢なアマゴ。これくらいのサイズでも渇水状態の中、少しでも流れの強い場所を見つけてキャストすると高反応を見せてくれました。が、その状態が続いたのは日が高くなってからお昼までのことでした。

e0057274_229612.jpg■駐車場からポンドへ向う橋下プールの流れ込みはこんな状態。平水であれば真ん中の岩の両側から強い水流が流れ落ちていますが、今はそれも見えなくなるほどです。
この日の午後からは、できるなら新たに捏造したCDCダン(CDCサイドワインダー)の実釣試験を行うつもりでしたが、強い日差しにも関らず水温もそれ程上らず(9~10℃)、このプールのように魚影の濃いポイントを見付けても水面上に興味を抱くアマゴはいないようで、どうもドライフライへの反応は鈍いようです。捏造CDCダンを投げてみましたが、強風に枯葉、木の枝が邪魔をして、結果は芳しくありません。試験は諦め、視認性の良いBH(ビーズヘッド)タイプのニンフに結び替えてしまいました。

■マーカーも付けないドライフライのシステム(ティペットだけフロロ・カーボン7Xに変更)でキャスト。ビーズヘッドの重さだけでゆらゆらと沈んでいくBHフェザントテールを目で追っていると、フライの回りのアマゴの動きに変化が出てきます。フライの沈下に合わせて沈んでいくもの、すっと近寄ってくるもの、10尾程度の集団の動きが個々の勝手な動きに変ったと思う間もなく、どこから近付いてきたのか、直線的にフライに向ってきたアマゴの口が開き、ビーズヘッドの微かな輝きがその中に吸い込まれました。反射的に立てたロッドにローリングするアマゴの手応え。午前中釣ったアマゴと同サイズ、6寸程度がネットに収まりました。

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▲ニンフの釣りで使ったフライは、BHフェザントテール、BHヘアーズイアー、ケムソパス1号、そして上の写真にチラリと見えるBHのアトラクターフライ。このフライは、ビーズヘッドとエッグヤーンを2色以上組合せたもので、水中で目立ちつつも茫洋としたつかみどころのなさが特徴?のフライです。シャンパン色とマゼンダを組合せたタイプがこの日は効果抜群でした。そのケバさとひらひら感?から“乙姫伝説”と名付けました。機会があれば詳細をご報告します(でも、ちょっと…いや相当ハズカシイ・フライなんですよね(笑))。

■結局、午前中釣った1尾だけがドライフライでの釣果で、それ以後はニンフばかりで十数尾釣上げましたが、ドライフライ(捏造CDCダン)の試験で訪れたつもりが、ニンフ修行と様変わりしてしまいました。反応が良いとね、なかなかやめられない、止まらない…になっちゃうんですよ(^^ゞ。5時近くなり見辛いのを承知で再び捏造CDCダンを投げてみましたがまったくの無反応。試験だからと#16しか巻いていかなかった準備不足を痛感しました。シャックマンさんは私と違い、#20の(パターンは違っているものの)ドライフライを一日使い続けでツ抜け近い数を釣上げただけに、試験するならサイズも揃えていかないとねぇ…なんて後悔先に立たずを実感した一日となりました。

※というような次第で、ロクな実釣試験は出来なかったわけですが、来シーズンへのお楽しみとして?CDCサイドワインダーを次回エントリーする予定です。
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by godzilla2004 | 2006-11-12 22:41 | ■フライフィッシング
▲フローティング・ニンフ、あれこれ
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※湯原温泉で釣ったレインボー・トラウトの口元に見える“フローティング・ニンフ”。私の大好きなパターンですが、微妙に違った“シルエット”、“浮き姿(姿勢)”などに沢山の種類があり、どれを巻けば良いのか、フライフィッシャーの悩みは尽きません。拙ブログでも、過去2回フローティング・ニンフ関連の内容でエントリーしています【06年2月06年9月】。

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▲こちらは、冒頭写真のフライと同型のフローティング・ニンフ。使用フックはVARIVAS、“IWI F-2000”フローティングニンフ用フック(サイズ:#14)。テールはコック・デ・レオンを短めに取り付け、アブダメン、ソラックスはスーパーファイン・ドライフライ・ダビングのマホガニー・ブラウンに(アブダメン部分だけ)X-FINEのゴールドワイヤーでリビング。ストーク付のCDCティップを2枚とADW(FINE:蛍光オレンジ)をメッシュ状に足し、視認性確保のため老眼のオッサンは工夫を凝らします(笑)。

e0057274_18284432.jpg▲ウィングケース部のアップです。ストークからCDCファイバーをむしり取らず、そのまま取り付けたCDCは写真のように左右に分けてボリュームを出し、少しでも浮力アップを狙います(^^ゞ。ストーク付のCDCは、現場である程度の角度変更がし易いので重宝する場合もあります。そんなわけで、CDCダン、CDCスペントスピナーなどでもストーク付CDCを多用してしまいます。少し長めに取り付けたCDC、現場で必要に応じてカットします。冒頭写真のフライも先端1/3程度をカットして使いました。

※今回エントリーのフローティング・ニンフに使用してあるCDC、「サウスランド・ナチュラルCDC」といい、拙ブログにあるリンク先のショップ等で販売されています。決して視認性良好とは行きませんが、オサカナに与える違和感は少ないようで、このCDCにはお世話になりっぱなし…です。

▼こちらは、ウィングパッドにADWを使い、ストークからむしりとったCDCファイバーをウィング(兼インジケータ兼フローター)に使った“フローティング・ニンフ”。こちらも湯原では働いてくれました。使用フックは同じくVARIVAS、“IWI F-2000”。“フローティング・フェザントテール”といったシルエットですから、ウィングのCDC以外は“正統派フェザントテール”のレシピで巻いても効果的ではないでしょうか。もちろん、浮かせるために、カッパーワイヤーはX-FINE程度の細いものに変更しなくてはなりませんが。
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※先日の湯原釣行では、普段使い慣れていて多大な信頼を寄せている、パラシュートタイプの“フローティング・ニンフ”であるクリンクハマー・タイプが全く効きませんでした。私のドリフト下手が影響していたこともあったのでしょうが、オサカナから嫌われているパターンをキャストし続けていても面白くありません。サイズ、シルエット、カラー、水面と干渉してできるライトパターンなどの違ったいろいろなタイプのフライをプレゼンテーションして、釣りを組み立てて行きました。あの日の結論(じみたもの)は、パラシュート・パターンではなく、ボディカラーはブラウンもしくはブラック、フックサイズは#14以下(なるべく細身のシルエット)となりましたが、再度湯原を訪れたときにはまた違った結果・答えがでる筈です。それを試行錯誤して探していくのがフライフィッシング、一番の醍醐味であり楽しみだと思っている私、訪れる度に湯原のレインボーがどんな答を出してくれるのか、それを今から楽しみにして、できるだけ多くのフローティング・ニンフ各種を巻いていこうと思っています。
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by godzilla2004 | 2006-11-10 18:51 | ▲フライタイイング
■48時間(Part-2)
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※岡山県湯原温泉の釣りはこんな感じ。あり得ない風景です(笑)。terryさん入魂のショットですが、一部お見苦しい箇所がありますので、検閲マークを張っておきました(^^ゞ。検閲マークから左側に立っている二人までが露天風呂となります。特に二日目は露天風呂直前の流れに多くのライズがあり、一日目にはウェーディングしてまでは…と遠慮して、露天風呂とは反対側の岸に立ち、そこから流れを攻めていた内気なオッサンも度重なるライズの誘惑に負け、とうとう流れの中間地点までウェーディングしてしまいました。

e0057274_13354868.jpg■この写真は今年6月下旬、石徹白C&R区間の峠川で見かけたメイフライのスピナー(おそらくマダラ系【♂】、フックサイズ#12相当)。黒に近い濃褐色と淡い黄褐色からなる体節のコントラストが特徴的です。

e0057274_13104937.jpg■で、石徹白から帰って直ぐに、このメイフライをイメージして巻いたフライがこちら。TMC902BL、#14に巻いたスペントタイプ。ナチュラルカラーのCDCをストークごとスペント状に取り付けています。#12、#14、#16と3サイズ巻きフライボックスに入れてあったもので、思いがけず湯原温泉で活躍してくれました。アブダメンはもちろんセミトラVフィルム(笑)。

e0057274_13155730.jpg■一日目からこんなメイフライのダン【♀】(フックサイズ#14相当)を見かけ、それらしき(前回掲載したモノと今回掲載した)ドライフライを使って流れのあるところをメインに攻め、多くのワイルドレインボーの顔を見ることができました。初日と比べドライフライへの出方が低調になった二日目は、イロイロな浮き方、ライトパターンの違ったフライを総動員。それなりの成果を上げました。


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▲こちらはフローティング・ニンフですが、アブダメンはマホガニー色のダビングにゴールドワイヤーでリビングしてあります。スペントウィング・タイプばかりでなく、こんなフライも効果的でした。

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▲二日目、流れに乗ったフライ(スペントウィング・タイプ#16)がふっと消えたのを確認、一呼吸置いて合わたロッドを強烈に曲げてくれたワイルドレインボー。岩と岩の間を走り回るファイトにロッドコントロールが大変でしたが、何とかランディングできた40cm程のキレイなレインボーでした。加えて、このレインボーがフライに出たのは露天風呂の直前。勇気を出してウェーディングした甲斐があったと言うものです(笑)。このレインボーをリリースして、フライを乾かして再度キャストしようと顔を上げたところ、結構な近距離で岡山名産?の白桃をまじまじとサイトフィッシングしてしまったことを申し添えておかないとフェアではありますまい(^^ゞ。素敵なチャンスを与えてくれたこのレインボーには感謝の言葉もありませんが、小声で“ビバ!湯原温泉”とつぶやいたことは言うまでもありません。

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▲こちらは“田代スクール”の様子。朝から我々が湯原温泉を後にする午後4時までキャスト練習に余念がありませんでした。スクールの受講者の皆さん、キャスト練習だけなのにウェーダー&ウェーディングシューズ姿、傍で見ていて何だかお気の毒になってしまいました。が、それも修行ですから仕方ありませんね(^^ゞ。

e0057274_149862.jpg■湯原温泉街に建つ歴史を感じさせる旅籠。どこかで見た名前だと思ったらあのアニメに出てきましたね~。油屋(あぶらや)は、アニメ映画『千と千尋の神隠し』に登場する、本アニメの舞台となった湯屋ですが、デザインは「色々な温泉が入っていて特定のモデルはない」とされていて、道後温泉本館や渋温泉金具屋、湯原温泉油屋、江戸東京たてもの園の子宝湯などをさまざまな建築物を基にして描かれている…そうです。

フリー百科事典
『ウィキペディア(Wikipedia)』より

■三者三様の釣りスタイルで楽しんだ湯原温泉「自然つり場」でのフライフィッシングの終了は二日目午後4時。途中Rollyさんお奨めのラーメン店で、美味しいラーメンの夕食、休憩を挟みながら名古屋に到着したのは土曜日の午後11時過ぎ。木曜日の丁度同時刻に出発し帰ってくるまで、至福の48時間を過ごすことができました。ガイドしてくださったRollyさん、お世話になりっぱなしで感謝の言葉もありません。帰名してからもお付き合いいただき、楽しくてタメになる話で終始できたこと感謝していますよ、terryさん
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※美麗で野性味溢れるレインボートラウトと、釣り場の直ぐ横にある露天風呂。世界中探してもこんなに釣り人の心と○×△を奮い立たせる場所はない筈です。今年初めて経験した幸せの48時間は終わりましたが、来年には、よりエキサイティングな、今回とはまた違った48時間(Another 48 Hrs.)を経験しなくてはと願わざるを得ない旅となりました。
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by godzilla2004 | 2006-11-07 14:21 | ■フライフィッシング
■48時間(Part-1)
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※釣上げた野生のレインボーを撮影中のRollyさんとその姿を撮影しているterryさん

■木曜日の午後11時に駐車塔から車を出し、Rollyさん宅に向います。Rollyさんを乗せてから名古屋駅に走り、新幹線で東京から到着したばかりのterryさんとランデブー。そのまま、岡山県は湯原温泉へ野生のレインボー♡を釣る旅のスタートです。途中、サービスエリアで長い休憩をとりながらも現地には午前6時過ぎに到着。初めて訪れた湯原温泉と湯原ダム下の流れを観察。水面下でも充分に確認できるキレイなヒレを持つ野性のレインボー・トラウトがあちらこちらに定位しています。時折、ライズも!

e0057274_1221479.jpg▲写真は、釣りをし始めて少し経ったとき見かけたメイフライ。“ウェストントビイロカゲロウ(【♀】フックサイズ#14相当)”ではないでしょうか。
【水生昆虫ファイル3で確認】

■準備を整え、釣り券を買う受付に向うと川原には露天風呂。朝もやなのか、湯煙なのか、風情という名の幻なのか、ぼやけた視界が近付くにつれくっきりとしてきたら…、タオル巻いて入浴中のおねえさんが数人が確認できます。すっぽんぽんの♂も幾人かは入浴していたのかも知れませんが、記憶に残っていませんねぇ(笑)。偏光グラスの中の視線は露天風呂に向けながらも、顔はしっかり進行方向(笑)、偏光グラスで良かったぁと釣り人である幸せをかみ締めながら、受付へと更に歩みを進めます。レインボーにメイフライ、釣り人に入浴中のおねえちゃん。どちらにとっても、無視は出来ない存在と言うことでしょう(う~ん、強引な比喩?ですね(笑))。



釣り券を購入し、いよいよ釣り開始。左岸に露天風呂があるトコロには良さそうな流れがあります。露天風呂の真ん前ってのはちょっと抵抗があったので、少し下流の流れがトロ場に変るあたりで釣り始めます。直ぐにRollyさんがグッドサイズのレインボーを釣上げ、撮影(冒頭写真)。私も釣らなきゃ(^^ゞ。確認できるレインボーのサイズに少し慎重(臆病?)になった結果、まずはティペット6Xを使います。
e0057274_1363975.jpgこの「自然つり場」に年に数回は通っているRollyさんからの情報によると、オナシカワゲラをイメージしたフライが効くこともあるとのことでした。ハッチは確認できませんでしたが、オナシカワゲラを意識したフローティング・ニンフ(TMC206BL、#16/フライ写真上)を結び、トロっとした流れの下に見えるレインボーを狙ってみますが、見切られます。7Xに変更してみますが同じこと。スローな流れだとドライフライ系は厳しいようです。スロー&フラットな流れじゃ私の手に負えないことがわかったので(笑)、もう少し早い流れを狙ってみることにします。フライをよく乾かし、ウィングケースのCDCにペースト状のフロータントを擦り込み、(視認性を上げるため)仕上げでドライシェイクスプレーをハックル辺りにシュッ。キャストを再開すると、25センチ程のレインボーが飛びつきナイスなファイトを見せてくれました。ここのアベレージからすると、けっして良型とは言えませんが、全部のヒレがピンと伸びた美しいレインボーに気持ちが高ぶります。その後、直ぐに40cmオーバーは確実な野生そのものの面構えのレインボーをかけましたが、取り込みに手間取っているうちにフックが外れてしまいました。膝までもないような浅い流れで大物をかけ寄せてくると、間近に見えるその面構えと大きさにびっくりしてしまい、ロッド操作も覚束なくなるようです(笑)。

■その場所を諦め、ほんの少し上流の瀬(私好みの流れ)を攻めることにします(敵前逃亡は更にエスカレート(笑))。定位するレインボーを見つけ、その上流1メートルにフローティング・ニンフをキャスト。見つけたレインボーの位置までフライが流れないうちにスプラッシュを上げてフライが消えます。少し間をおいてロッドを立てると強烈な抵抗がきて、黒い影が流れのあちこちを走り回ります。方向変えるなよ~と文句言ってる暇もなく、これが野生のファイトってやつなのかと実感しつつも7Xティペットに不安を覚えます。ラインを引いたり出したりと恐る恐るの操作にロッドを持つ右腕に疲れを覚え始めた頃、何とか寄せてくるができましたが、先程バラしたヤツと同じ迫力の面構えが水面に半分出ています。うっひゃ~、ビバ!湯原温泉「自然つり場」。
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▲というようなわけで釣上げた42センチのレインボー。迫力満点です(と同意を強要してみます(^^ゞ)。

e0057274_135541.jpg※同じレインボーを撮影中の私
(撮影はterryさん)。

その場所付近で数尾の良形レインボーを釣上げたこともあり、第1日目のテーマは「流れをドライで攻める!」に決定(笑)。しかしながら、露天風呂横の流れを攻める勇気?は湧いてきませんでした(^^ゞ。受付のある休憩所で感じの良いおばちゃんにお世話になり、温かい(レトルト)カレーライスを食べながら、この釣り場の素晴らしさをRollyさん、Terryさんと語った楽しいランチタイム後は、露天風呂上流からダムまでを攻めることになりました。ただ、楽しいおしゃべりに終始した夜通しドライブと満ち足りたお腹からの信号で強烈な睡魔が襲ってきた私。上流を攻める前に、適度な傾斜の斜面に背を持たせかけて午睡することにしました。そこが露天風呂の対岸だったことは目覚めるまで気付きませんでしたが(ホントですよ~(笑))、目覚めた瞬間、目深にかぶったキャップ越しに目に入ってきたのは岡山名産の白桃?だったような記憶がぼんやりと残っています(^^ゞ。

■白桃を愛でて?高揚した気分で午後からの釣り開始(笑)。温泉客向けの流れを仕切った釣り堀横のプールのあちこちでライズが見られ、午前中メインで使ったフローティング・ニンフに換わり、午後からはイマージャータイプ(TMC902BL、#16/フライ写真下)を試してみます。スペント状のウィングにスクイレル(栗鼠)を使ったこのフライ、視認性良好とは言えませんが、どうも(明るい色の)CDCにスレきっているような気がしたこともあっての選択です。もちろん、Rollyさんからスペントウィングが良いと聞いていたことが選択理由トップだったわけですが(笑)。イマージャーとして水面直下をぶら下げて使うよりは、フロータントをたっぷり使い、水面に絡むドライフライとして役立ってくれました。Rollyさんのアドバイスが的中し、そのプールだけで軽くツ抜け。活性が上がったのか、こちらが慣れたのかはわかりませんが、最後にはナチュラル・カラーのCDCをウィングに使ったCDCダンにも良く出てくれました。

e0057274_15973.jpg■辺りが暗くなってきた頃、プール上流にある比較的速い流れが続く瀬で35cm程度でしたが、見事なヒレを持つ野性のレインボーをかけました。流れに見失わないよう視認性を重視したヘアウィング・ダン(#16)に勢い良く飛びついたそのレインボーは、フッキング直後から文字通り目にも留まらぬスピードで走り回り、改めて野生のレインボーの凄まじいファイトを堪能させてくれました。かけた後にこそ、真価を発揮する湯原温泉のレインボー恐るべし。片道350km以上を走ってきた甲斐がありました。
(^_^)v

※見事な野生レインボーを釣上げる少し前、terryさんと適当な距離を置いて、同じプールを攻めているとき、水面に浮かんだフライを直前で見切るクレーバーなレインボーに一喜一憂。お互いに釣りでウルサイ、声が大きいことを再確認して笑っていると、ひときわ大きな声が休憩所の方から聞こえてきました。見上げると翌日からのFFスクール講師である田代法之さん。我々より地声が大きな人っているもんだなぁと妙なところで感心しつつも、翌日の田代スクールを傍から眺めるのも面白そうだと期待が膨らみます。露天風呂方面でわが身の某所が今日にも増して膨らむかどうかの期待はさておき(笑)、こうして48時間の旅、第1日目は暮れていきました(^^ゞ。
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by godzilla2004 | 2006-11-06 12:32 | ■フライフィッシング



シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣
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