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●クレーンフライ(ガガンボ・アダルト)
e0057274_23282386.jpg※クレーンフライ(ガガンボ成虫)です。

フック:がまかつC12(#18)
ボディ:スレッド(ホワイト)で下巻きしフラッシャブーでリビング、その上からセミトラVフィルム。
ウィング:コックハックル・ティップ(インディアンケープ/バジャー)
ウィング前にCDCでハックリング


●早春(3月初旬から?)の溪で忘れちゃならないガガンボの成虫(アダルト)を模した毛鉤。特徴あるボディと長いレッグ表現に各自工夫を凝らしていることと思います。2月になると一部河川で解禁を迎えますが、さすがに2月初旬からガガンボの目立つハッチがあるわけではなく(もちろん天候、地域によって様々ですが)、2月のハッチの主役はやはりユスリカ。フライを浮かせたりして水面に絡めた釣りを望むのであれば、いわゆるミッジ(極小フライ)を用いた釣りがが強いられる所以です。

そんな釣りに少々疲れを覚える頃、渓流の岩の周りでふわふわ、ふらふらしているガガンボを見かけたら、こんなフライをキャストしてみます。フライボックス内での収まりがヨロシクない(気がしている)ので、余り数は巻かなくなりましたが、それでも、#14~#18グラブフックに巻いたガガンボフライの数は相当なものです(あくまでも私的基準値で(^^ゞ)。レッグ(脚)をCDCで巻いたもの、ヘンハックルをはらりと巻いたもの、ボディをグースバイオットで、セミトラVフィルムで…などと思いつくまま巻いてしまうからなんでしょう(笑)。
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※そんなわけで今夜もガガンボを巻きましたが、やはりボックス内での収まりはヨロシクないようです(笑)。ナニを思ったかスペントウィングのスピナー・パターンなんぞも巻いたものですから、更に贅沢な(ストックされたフライの数が少ない)フライボックスとなっております。
まぁ何と言いますか、我ながら脈絡なく巻いておりますなぁ~(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-01-30 23:28 | ●セミトラVフィルム
▲グースバイオット
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※今月はスタンダード強化月間などと言いつつ、極小のミッジを巻いておりました(ミッジはスタンダードなんでしょうかね(笑))。スレッド(16/0)、XX-FINEワイヤーとCDCだけしか使わない極小フライばかり巻いていると息が詰まります。で、(#32フックと比べると巨大に感じる)#16程度のメイフライパターンを巻いて気分転換。グースバイオットをアブダメンに使ったメイフライとクレーンフライ(ガガンボ)を少しだけ巻いてみました。使用したグースバイオットは、トラウトハンターのタニッシュ・イエロー(タン色がかった黄色ということでしょう)で、ヒメヒラタカゲロウ(ダン)とガガンボ(アダルト)に最適な色だとパッケージに記載されています。

e0057274_2034541.jpg▲何を今更なことで恐縮ですが、グースバイオットはフックへの取り付け方向を変えることにより、二通りの仕上りとなります。バイオットを軸から切り離してみると切り口付近に矢印の先に確認できる薄い膜状になった箇所(色が濃く見えます)があります。そこを「下」にして取り付けて巻くと毛羽立ったリブがはっきりと出る仕上りとなります。


e0057274_2038594.jpg▲こちらは逆に薄い膜状の箇所を「上」にしてフックに取り付けてアブダメンを巻いたフライ。ご覧のようにリブ(体節)表現は色の濃淡で確認できますが、毛羽立つことはなくフラットに仕上がっています。ただし、リブが浮き出るのは染色の具合によるようで、ブラックとかマホガニーでは余り目立ちません(脱色?なのかホワイトも同様)。中間色に染めてあるモノはリブが出やすいようです。リブが浮き出ることにコダワる向きは(ショップの方の許可を得て)バイオットの具合を確認してから購入されることをお勧めします。


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※メイフライのアブダメンにストリップト・ピーコックハールを使うこともありますが、グースバイオットですと色数も多く楽しめ、何となく品があるフライに仕上がるような気がして多用してしまいます。もちろん一番多用するのはセミトラVフィルムに決まっておりますが(笑)、多様なフライでボックスを埋めておきたい性格ですので、一つのマテリアル、パターンにコダワらず収拾の付かないカオス状態(大汗)を楽しんでいます。
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by godzilla2004 | 2007-01-28 20:45 | ▲フライタイイング
▲ウィング・フォーミング
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※サイドワインダー(タイプ)ノーハックル・ダンですが、ウィング素材に【ウォーターレジスタントシート】を使いました。更に同じメーカーから発売されているシンセティック・マテリアルの【エアベール・ウェブ】でボディが巻いてありますので、現場でフロータント処理をする必要は(殆ど)なく、フライボックスから取り出し、キャストするだけ。抜群の浮力が長時間持続します。エアベール・ウェブをボディ(アブダメン)にするには、3ミリ程度の幅で短冊状に切り取り、指にドライシェイクを塗して紙縒り状にしてシャンクに取り付け、ハックルプライヤー等で端を掴んで巻いていきます。少し太めのボディになりますが、ボディだけで長時間浮いているだけの浮力が得られますので、お試しください。カラーも10色発売されていますので、お好みのボディが巻ける筈です。余談ですが、カディスピューパのマシュマロ・ボディにもエアベール・ウェブを(カラー番号#10“インセクト・グリーンと勝手に命名した色”を中心に)使っております。

☆フック:TMC103BL(#15)
☆スレッド:TMCスレッド16/0[ホワイト]
☆テール:コック・デ・レオン*
☆ボディ:エアベール・ウェブ
☆リビング:シルバーワイヤー(XX-FINE)
☆ウィング:ウォーターレジスタントシート

*テール素材をTMCバーサテール等にすれば、全部シンセティックで巻けます(笑)。

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▲ウォーターレジスタントシートはお好きな形状に切り取って使いますが、サイドワインダー・タイプにする場合は、一度でペアのウィングを作らず、ウィングの片方ずつを作ります。TMCスルーウィングバーナー(メイフライセットの適当なサイズ)にシートを挟み、ターボ・ライター(私はハイテンプ・ファインティップを使用)で余分を焼いて形状を整えます(↑写真参照)。私の場合、シートを折って、折り目をウィング前端にし、ティップ(ウィング先端)から後部の形状をバーナー(フォーマー)をガイドに形作りますから、ウィングは「袋状」になります。重ねず、1枚のシートをウィングにしてもヨロシイのですが、少々コシの強いウィングにしたいものですから、(サイドワインダー・タイプにする場合は)このようにして作っています。

e0057274_1835149.jpg※こちらのウィング・フォーマー(サンライズ製)は、片側だけを作るタイプ。TMC、サンライズどちらでも良いのですが、ウィング端の形状が微妙に違っていますので、お好きな形状のフォーマー(バーナー)をお使いください。シンセティック素材にはTMC、ヘンハックルティップなどをウィング形状にする場合はサンライズの方が適しているような気がします。が、結局その時の気分で使い分けているようですし、焼き切るタイプだけではなく、ウィング形状に切り(抜き)取るウィングカッターも使っていますので、ますます収拾がつかなくなっております(笑)。


e0057274_18452628.jpg▲1ペアのウィングを作ったら、後はダッククイルを用いたサイドワインダーのタイイングと同じ手順(メソッド)で左右のウィングを同時に取り付けます。ウィングを取り付けた後、こんな感じに巻けていれば(ウィングの余りが出ていれば)タイイング成功です。スレッドを切らないよう余分をカットして、ウィング前をダビング材・エアベール・ウェブなどで仕上げ、バイスからフライを取り外してウィング形状を整えれば出来上がり。ダッククイルをウイングにしたサイドワインダー・ノーハックル・ダンよりも簡単に形状が整えられますし、正統なるサイドワインダーを巻く練習にもなります。

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▲ウィング下部のカーブを後部から見た画像。なかなかにそそる形状してますねぇ。ちなみにダッククイル・ウィングの場合、左ウィングにこんなカーブが出たら、最高のウィング形状を持つサイドワインダー・ノーハックルダンとなります。右ウィングは比較的簡単にできるのですが、左ウィング下部にこんな具合のカーブ(曲線)を出させるのはそこそこ熟練を要します(右利きタイヤーの場合です)。

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※ダッククイル・ウィングのサイドワインダー・ノーハックル・ダン(左)と、ウォーターレジスタントシートをウィングにしたノーハックル・ダンの比較。双方のフライ共に稚拙なタイイング・スキルのことは横に置いても(笑)、ダック・クイルの方がシャープで気品があるようです。が、気楽にタイイングできて、現場での耐久性、保守性も良好なシンセティック・ウィングのノーハックル・ダンにも捨てがたい魅力はありますよねぇ(と、同意を強要してみます(笑))。
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by godzilla2004 | 2007-01-25 19:08 | ▲フライタイイング
★Peter & The Vise Bearers
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※名古屋滞在中のニュージランド人ピーター氏を囲んだ格好での【フライタイイング・セッション2007:第1回】の模様。角卓の向う側に見えるピーター氏の右には岡田裕師さん、以後時計回りに、terryさんねねこさん、シャックマンさん、チョイつるさん。

★土曜日の午後遅くから、“タイイング・バイス持参人”が三々五々集いつつ、フライタイイングセッションは始まりました。各々がテーマを持ち寄ってのタイイングセッション、ピーター氏には彼らしい繊細且つ大胆な発想で巻いた新作“イマージャー”タイプのフライを、ねねこさんには(私にとって)ニンフィングの切り札的フライ「あかむしくん」の正統なるタイイングメソッドを披露していただきました。「セッション」だけに参加していただいたタイヤー全部が主役であり、講師、そして受講者。教えたり、教えられたりで思い思いのフライを一心に巻き続け、気がつけば窓の外には夜の帳が訪れていました。

e0057274_1827864.jpg▲アンダーサーフェス系ピューパ・パターンの“ブラッシー”を巻くterryさん。2007年の初巻き…とのことでしたが、ピーター氏が巻いたフライを参考にして、極めて正確に同じシェイプを再現していたのはサスガでした。
terryさんと岡田さんはピーター氏の“イマージャー”と“シケーダー”に興味を抱かれ熱心に巻いておられました。そんなわけで、お二人のブログでそれらのフライの詳細がエントリーされる日も近いことでしょう(決して強要しているわけではありません(笑))。という次第で、拙ブログでの“イマージャー”と“シケーダー”フライのエントリーは差し控えさせていただきます(笑)。


e0057274_1715124.jpg▲途中参加のNKさん(左端)はソラックスダンに挑戦中。そして角卓の向うで“CDCサイドワインダー”に挑戦中のシャックマンさんとチョイつるさん。CDCとマラードダックのツイスト・ウィングは、美麗なカーブを描いたことでしょう。この三人と(写真には登場していない)TSさんは、メイフライ・ダンのタイイングに集中されていました。一応ホスト役の私、タイイングはしませんでしたが、タイイングに励む方々の助手?として、誰かが必要なマテリアルが足らないとなれば、それを他の方から拝借したり、差し入れいただいた美味しいお菓子などを食べたりとそこそこ忙しく立ち回りつつ、エネルギー充填。よせばいいのに、前夜ミッジ(#32を10本!)のタイイングに勤しみ過ぎ、少々疲れていたこともあって?タイイング自体には参加せずにエネルギー充填を心がけておりましたが、その甲斐あって、夜も更けてからの会食@近くの居酒屋ではタイイング・セッションに疲れ気味のメンバーになり代わりオッサンパワー炸裂で頑張った次第です。とは言え、やはり夜の会話となれば、(ベースケジンガイ)ピーター氏の右に出る猛者は居ないわけではありますが…(笑)。

※【フライタイイング・セッション2007:第1回】に参加いただいた皆様、本当にお疲れさまでした。このタイイング・セッション、解禁後も定期的に開催できたらと考えております。奥が深過ぎてゴールなぞあり得ないフライ・タイイング、皆でワイワイやりながら楽しんでいけたら…と考えておりますので、今回参加いただけなかった方にもいずれかの機会に楽しんでいただきたいと願っています。


*追加*

このセッションの丁度一週間前、石徹白C&R区間(峠川)最上流部にあるスキー場で人工降雪機の一部のエアコンプレッサー用燃料の重油約760リットルが送油管から漏れ、一部が斜面約20メートル南の峠川に流出したという事故がありました。楽しく盛り上がった居酒屋の道路を挟んだ向い側には、事故を起こしたスキー場の経営母体である企業の新社屋が建設中。会食を終えた深夜、立派なその建築物を居酒屋の前から見上げながら、その企業、率先して対策・事後処理に当たっているのか少々疑問を持ち、早速ネットで情報収集してみました。そのスキー場のサイトを見た限り、重油流出事故に関しては、何の報告、説明もなされてはいませんでしたが…。拙ブログでは暫く経緯を見守り、また機会を見て(あくまでも私個人で出来る範囲で)レポートしていくつもりです。
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by godzilla2004 | 2007-01-21 18:01 | ★イベント/フィクション
▲Dark Hendrickson
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※フック:がまかつS10-B(#14)、テール:コック・デ・レオン(ミディアム・ダンのハックルファイバー)、ボディ:ミディアム・グレーのダビング材、ウィング:ティール・ダック(ウッドダック・レモン)、ハックル:ミディアム・ダン。()内は一般的マテリアル。

▲前回は“ライト・ヘンドリクソン”で、今回は“ダーク・ヘンドリクソン”。あまり“アダムス”と変らないような印象ですが、バンチ・ウィング(今回はティール・ダック)と少し明るめのハックルのおかげでアダムスよりも若干視認性は良くなっています(あくまでもスタンダード・タイプでの場合です)。パラシュート・パターンにしてしまえばハックルポストが視認性を担いますので、ボディーカラーとかハックルの色調はそれ程問題になりません。

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※フック:がまかつS10-B(#14)、テール:ブラウンとグリズリーのハックルファイバー、ボディ:アダムス・グレーのダビング、ウィング:グリズリーのヘン・ハックルティップ、ハックル:ブラウンとグリズリーのミックス。

▲上に載せたフライ、(拙ブログでは珍しく)レシピ通りに巻いた“アダムス”です。参考までに載せましたが、もさっとしたところがとっても虫っぽいことは確かです。視認性と浮力の持続性から、“アダムス・パラシュート”に絶大な信頼を寄せているフライフィッシャーが多いことも頷けます。特定の種のイミテーションでないところが効果的なのかもしれません。

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※フック:がまかつS10-B(#14)、テール:コック・デ・レオン(ミディアム・ダンのハックルファイバー)、アブダメンはグース・バイオット〔ヘンドリクソン〕、ウィング:ウッドダック・レモン、ハックル:ミディアム・ダン。()内は一般的マテリアル。

▲こちらは、市販のグースバイオットの〔ヘンドリクソン〕色に染めたものでアブダメンを巻いた“ヘンドリクソン”もどきです。ダークとかライトとか頭につかない、ただ“ヘンドリクソン”と呼ばれるフライの場合は、ボディ(アブダメン)が「うすい褐色」になるようです。ということは、日本の溪で使う場合、#18程度のフックに巻けばアカマダラカゲロウ(♀)のダンとして使えそうな色合いです(もちろんコカゲロウの一部にも)。本当はピンクのボディにしたいんですが(笑)、ヘンドリクソン色のグース・バイオットで巻いたフライもなかなかに“らしい”感じが出ているような気がします。

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※“ヘンドリクソン”と呼ばれるフライを巻くために、いろんなWEBサイトを巡りましたが、ダーク・ヘンドリクソン、ライト・ヘンドリクソン、無冠?ヘンドリクソンとタイヤーによって随分違いがあるようです。難しく考えず、バンチ・ウィングのスタンダード・タイプの一つということで、「適当に」巻いていくつもりです。ただヘンドリクソン色のグース・バイオット、なんとも言えない、そそるアブダメンに仕上げることができるので、現在多用いたししております(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-01-19 19:26 | ▲フライタイイング
▲Light Hendrickson
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※フック:がまかつS10-B(#14)、テール:コック・デ・レオン(ミディアム・ダンのハックルファイバー)、ウィング:ウッドダック・レモン、ハックル:ペール・ウォータリー・ダン(ミディアム・ダン)。()内は一般的マテリアル。

▲スタンダード・フライの“ヘンドリクソン”。アメリカで1916年に初めて巻かれた“Ephermella subvaria”(=マダラカゲロウ科のメイフライ)のイミテーションが今日“ヘンドリクソン”と一般的に呼称され、発祥の地では90年以上経た今もスタンダードの代名詞且つ効果的なフライとして使用され続けているそうです。ただし、♂のイミテーションはダーク・ヘンドリクソン、♀はライト・ヘンドリクソンとなり、名称からわかるように色合いが大きく違います。今回、ライト・ヘンドリクソンを巻いてみましたが、ライト・ケイヒルと大きな違いはないようです(^^ゞ。あえて言えば、ボディに用いたマテリアルがスーパーファイン・ダビングの「ヘンドリクソン・ピンク」で少し赤みがかったアブダメンになっていることくらいでしょうか。ちなみにダーク・ヘンドリクソンはハックルティップ・ウィングがバンチ・ウィングに変ったくらいでアダムスにとても似ているフライです(と、次回エントリーの予告です(笑))。

e0057274_22332967.jpg▲私の場合、特にピンクのボディには目がないわけで(笑)、当然捏造してしまいます。マダラ系イミテーションと言うことで太目のボディがヨロシイわけですから、ユニヤーンの「ライト・ピンク」で巻き、テールは(いざとなったら)シャックにも見えるよう?グリズリーのコックハックル・ファイバーにして、クリップル・ダンのように浮かせることを考え、ウィングをアイ方向に倒してハックルを巻いたものです。

※大人しく、スタンダードなヘンドリクソンを巻いていれば良さそうなものですが、いつの間にかこうなっちゃうんですよね(ヘンドリクソン・クリップルの出来上がり…)。ま、解禁前のタイイング、寄り道、回り道を楽しみながら、のんびりやっているということでご理解ください(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-01-17 22:41 | ▲フライタイイング
▲バンブー、真鍮、ステンレス
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※フライタイングで使用しているピンセットの一部です。上から順に竹製、真鍮製、ステンレス製(×2)を並べてみました。タイイングそのものでお世話になるツールではありませんが、フライフックを取り出したり、ダッククイルなどを分けたりするときに(私は)使います。ピンセットの下に並んでいるのはフックをストックしておくC&F製マグネティックパレット(スタンダードとミッジ)で、使用頻度の高いフックが各種、各サイズが入れてあります。

e0057274_23192271.jpg▲このマグネチックパレット、コンパクトにフックを収納できるし、見易くて、フックも取り出し易く、とても使い勝手の良いシロモノですが、(あくまでも個人的意見として)一つだけ難点があります。それは、パレットの底がマグネットになっているため、フックも(弱い)磁性体になってしまうことです。スタンダードフックなら軽い#18程度から、ステンレス製のピンセットだと(弱い力とは言え)、くっ付いてしまい、しばしば指で取り外す作業が必要になります。巻きたい数だけのフックをピンセットで挟んでフックトレイの上に持っていき、挟んでいる力を緩めればフックは落ちる。これが気持ちよく出来ず、タイイング意欲そのものが削がれてしまったことも度々。ということで、磁性体がくっ付かない素材のピンセット、その必要性に迫られた結果バンブーユーザー(笑)となった次第です。で、真鍮と竹のピンセット2種を使っているわけですが、竹は#20以上のフックで使用し、真鍮製はそのシャープなティップを活かしてミッジ用(#22以下の)フックを挟むときに使います。竹製の少し丸まったティップ(先端)では#32(などというこの世のものとは思えない)フックを一つより分けて正確にピックアップすることが少々難しい場合もあります(^^ゞ。

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▲余り尖らせてはいない、丸みを帯びたティップの仕上げがより安心感を感じさせてくれるけれどもオールマイティではない竹製ピンセット(丁度ティップの下に見える#28フックなんて挟むの難しそうですよね(^^ゞ)。左の真鍮のピンセットの精度の高いティップ(先端)仕上げも嫌いではないのですが、(残念なことに?トンキンケーンではなく真竹だと思いますが(笑))竹製ピンセットからは、竹の「温か味」のようなものが感じられ、その軽さも相まって手放すことが出来ないツールとなりました。だからと言って、竹製以外は使えなくなる…なんてことになる由もありませんけどね(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-01-14 23:38 | ▲フライタイイング
★フライタイイング・セッション2007
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※タイトルとは無関係ですが、前回エントリーした「スキャナの上に水槽を置いてドライフライ撮影」をそこそこの高解像度(1440dpi)で行った画像です。ブログ用にトリミングからリサイズ、そしてレタッチと解像度変更(72ppi)を行いました。フライは、ウィングにコック・デ・レオンを使った「レオン・ダン」で、ボディはもちろんセミトラVフィルム(笑)。ダブリングしながら巻いたヘン・ハックル(グリズリー)が作るライトパターンがなかなか良い感じ。スペント・ウィングのようにも見えます。

e0057274_18182069.jpg★前回のエントリーでは、水槽を自作しましたが、他の買い物があったので東急ハンズまで出かけたところ、最適なモノがありましたのでそちらで代用。「クリスタル・ボックス」という商品名で税込み84円というシロモノ。この中に(例えば)キャンディなぞを入れてリボンを巻いて贈り物にする容器です。ということは、家の中を探せばどこかから出てきそうなシロモノ、なのでわざわざ買いに出掛ける必要もありません(^^ゞ。
この容器のフタ部分を逆さにしてスキャナのベッドの上に置き、深さ10ミリほど水を張った上にフライを置くだけで冒頭画像の出来上がりとなります。もっと水深が欲しい場合は本体を使えばヨロシイかと。ただし、スキャナでピントが合う範囲はベッド表面から12mm(ピント許容範囲を甘くしても15mm)程度が限界のようです。いろんなサイズと形状がありましたので、お好みのものを転用していただければスキャナを用いたライトパターン撮影が直ぐに出来るという寸法です。ただ直方体とか立方体の「クリスタル・ボックス」ですと四隅に少し隙間がありますから、UVシーラーなどで目止めしてご利用ください。


*FIRST FLY TYING SESSION 2007*

e0057274_1952161.jpg*昨年末、ニュージーランドからお越しのピーター氏による「フライタイイング・デモ」を開催し、好評をいただきましたが、趣を変えて開催することになりましたので、そのご案内。
★今回のコンセプトは、参加いただいたタイイング好きの方々全員で“一緒にタイイングしてアソビましょう!”です。で、「フライタイイング・セッション」と呼称しました。これは、誰が講師だとか受講者とかではなく、参加型の気楽な集いにしたいというピーター氏の発案・意向によるものです。今風に言えば、「インタラクティブなタイイング修行」となるのかもしれませんね(どこが今風なのかはわかりませんが(笑))。

*【フライタイイング・セッション2007:第1回】開催要項*

★開催場所 名古屋市中区丸の内『某隠れ家』
★開催日時 2007年1月20日(土曜日)午後3時から午後8時
 セッション開始は4時。ご都合の良い時間帯だけの参加でもOKです。
★参加費:無料(ただし飲食代は各自ご負担ください。差し入れ大歓迎!)
★タイイング・セッション終了後、付近の居酒屋で会食。
★持参いただけると助かるモノ:バイス、ボビンホルダー(スレッドを含む)を始めとした最低限のタイイングツール、巻きたいフライ用のマテリアル。


ツール、マテリアル共ある程度は当方で用意しておきますし、某タックルショップから出張販売してもらうこともできますが(笑)、慣れないツールだとタイイングそのものに差し障りも出るかもしれませんので、ご自身で持参されるのがヨロシイかと。もちろん、何も持たずに参加していただいても構いません。

e0057274_1972753.jpg★こちらは昨年の「タイイング・デモ」のひとコマ。ピーター氏によるタイイングのデモンストレーションで始まりましたが、いつの間にか「セッション」になっており、それが無類に楽しかったので今回趣向を変更した次第です。
参加くださる方、格別当方に連絡いただく必要はありません。当日気が向いたら『某隠れ家』まで足を運んでいただければピーター氏共々、大喜びという次第です。『某隠れ家』の場所をご存知ない方は、拙ブログ右列にある【E-Mail】をクリック、メールでお問合せください。もちろん、予め参加表明を頂戴できればとっても嬉しいですし、何かご不明な点があれば遠慮なくメールでお問合せください。前回と違って今回は案内メールを出しませんので、予めご了承ください。
ピーター氏、そして岡田裕師さんを交え、子供心に帰って?皆で毛鉤を巻き巻きしてアソビましょう。また、機材は用意しておきますので、スキャナによる「フライ写真」もあれこれ試行錯誤、こちらも存分にお楽しみください。多くの方のご参加をお待ちしています。
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by godzilla2004 | 2007-01-11 19:32 | ★イベント/フィクション
▲スキャナでドライフライ撮影
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※上の3個のパラシュート・フライはスキャナで撮影しました。ライトパターンが出ているのでお気付きでしょうが、水の上に浮かべてスキャン。トライアルなので、まずは手早さ優先、解像度300dpiでスキャンし、ブログ掲載用にトリミング、リサイズして解像度も72ppiにしてあります。水槽の底に使用した(OHP用)フィルムの表面が磨りガラスのように少々ざらついていたタメ、画像の粒子が粗く写ってしまってますが、まず試験してみようと手持ちの素材で済ませてしまったものですから、ご容赦ください。

岡田裕師さんのブログで面白いフライ撮影法が紹介されていました。精緻にドレッシング(ウェットフライの場合タイイングと言って良いのか定かではないのでドレッシングと…(笑))されたウェットフライがしっかりとスキャニングされており、ディティールまで精緻に撮影されており、(個人的には)とても刺激的。私がフライフィッシング再開した頃より、その著書から多大な影響・教えを受けた増沢信二さんのブログでも紹介されており、更にスキャナ撮影への興味は深まります。当然、トライしてみようと思いましたが、私の場合ウェットフライでロクなものがありません(笑)。で、ドライフライをスキャナで撮影と考えましたが、ドライフライをスキャナのベッドの上に置いただけじゃ、ハックルなどがつぶれたり変形してしまうだろうし、以前からライトパターンを手軽に記録できる方法はないかと考えていたこともあり、スキャナの上に自作の水槽(って言うほど大したものではありません)を置いて浅く水を張り、スキャンしてみました。

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▲この二つはパラシュート・フライで一番数多く巻いているクリンクハマー・タイプのもの。左のフライはアブダメンをストリップト・ピーコックハールで、右はセミトラVフィルムで巻いてあります。

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▲左はハックル・スタッカー(スパークル・ダン)、右はCDCダンで、ヘンハックルをはらりと巻いてあります。こうしてライトパターンを見比べますと、パラシュート・フライの作るそれは大きくて目立つことがわかります。これが効く場合もあるし、違和感の元になる場合もあると言うことなんでしょう。

今回掲載したスキャン画像、フライにはフロータントを全くつけず、少し沈ませて浮いてきたところで撮影(スキャン)してあります。スキャナの構造上、強烈なライトを下からあて、極めて近距離だけにピントが合いますので、水に浮かせた場合少しボケてしまうようです。またライティングを工夫して思い通りの効果を出す…なんてことは出来ません(太陽光の下でなら違いはでるかもしれませんが)。オサカナ目線の再現を意図する場合、「真下」からより「斜め下」からの画像が欲しいところですが、実際のライトパターンを記録していくには興味深い画像になったような気がします。下から当たる強力光によりライトパターンが強調されて見えるのが面白いところです。今度はスキャナの能力一杯の高解像度でスキャンしてみようと言う気にはなりました(笑)。ちなみに計算してみますと、解像度2600dpiでスキャンすると、8Mピクセルのデジカメでマクロ撮影(例:レンズから被写体までの距離15mm、撮影範囲約31mm×23mm)する解像度と、ほぼ同程度となります。2400dpiのスキャナ、CANON製、EPSON製でも一万円以下で販売されている機種もありますのでご参考までに(笑)。

※また、スキャンに使用した水槽、とても簡単に自作することができます(試作品製作時間は20分!)。次回は水槽の作り方をエントリーする予定ですのでお楽しみに。と言っても、そこまでやる物好きなんて居ないかもしれませんが(^^ゞ。撮影(スキャン)の様子を以下に載せておきます。こちらはデジカメで撮影(笑)。

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*追加*

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▲これはハックル・スタッカー(フローティング・ニンフ)を乾式(笑)でスキャンした画像です。ティペット(7X)が結んでありますが、これには少々訳があります(ので近々に解説させていただきます)。細かいことはさて置いても、バイスに固定しての撮影ではフックのベンド部分がジョーに隠れてしまいますが、スキャナだと一部分も隠すことなくフライ全体を撮影することができるところが魅力です。もちろんどちらか一方に偏るのではなく、デジカメとスキャナを適材適所に組合せていかないとね。デジカメを使った楽しいフライ撮影にスキャナを使った撮影法が加わったと思い、暫く励んでみようと考えています。
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by godzilla2004 | 2007-01-09 23:11 | ▲フライタイイング
■2007年“修業的毛鉤釣り”事始
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※雪が積もった美濃フィッシングエリア駐車場。4日前に穏やかな日差しの中、初釣りを楽しんだことが遠い昔のように思えてしまう天候となりました。今年も修業的毛鉤釣りは続くようです。

■美濃インターチェンジ近くのショッピングセンターにシャックマンさんに来てもらい、シャックマンさんの愛車ボルボXC90に乗り換えて美濃フィッシングエリアに向います。今日の修行メンバーは、私、シャックマンさん、そして我々と初めて釣りをご一緒する埼玉から名古屋に単身赴任中のSさん。Sさんから中禅寺湖の釣りのお話しなど聞かせていただきながらのドライブで、東海北陸自動車道の各務原トンネルを出た頃から周り一面は雪景色。美濃市街の道路(国道156号線)もノーマルタイヤで安全走行は無理なほどの積雪となっていました。そんなわけで待ち合わせ場所を変更、ショッピングセンターまでシャックマンさんに来ていただいた次第です。長良川を渡り、板取川を横目に見て、片知川に入ると更に雪は深くなり、本日のフライフィッシングが修行・荒行になることを覚悟させてくれます。

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■まずはアマゴのご機嫌伺いでストリームエリアに入ります。美濃フィッシングエリア初挑戦のSさんには入渓場所の説明をし、各々分散して午前9時頃、釣り開始。BHヘアーズイヤーをルースニング仕立てで流しますが、激しい降雪で水の中の様子を伺うことはできません。インジケーターを頼りに沈めたフライを狙った流れにドリフトさせるのがルースニングですが、フライが流れているだろうと思われる付近でのオサカナの反応が確認できず、それしか見えないインジケーターからの情報だけでは不安になります。前日に降った雨で、渇水状態から脱し平水以上の流れになったストリームの波立つ水面が更に水中を確認しづらくしています。暫く試行錯誤を続けましたが、ストリームのアマゴの活性はこの段階で低いと判断し、ポンドに移動します。そんな中で、20cm程度のアマゴを釣上げたSさん、(ヤマメ域の関東での釣りが主体だったけに)人生最大アマゴに喜んでおられました。その後3人共ポンドで釣りましたが、こちらも高活性とはいかず、あれこれをフライを取替え、ステージを変えてみたりと雪の降る中試行錯誤は続きました。活性が低いのか、こちらが下手なのか、総じて食いが浅いようで、バラシ、すっぽ抜けが多発しましたが飽きない程度に釣ることはでき、かじかむ指でフライ交換に勤しんだ甲斐はありました。

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▲午後から活性が上ったのか、雨模様になったおかげで水中が確認し易くなったせいなのか、視認性の良い“乙姫伝説”をしっかりとくわえてくれた尺上!シラメ。

e0057274_12464689.jpg■暖かい管理棟内でのランチを済ませ、再びストリームを攻める頃には雪は雨に変わっていました。ストリーム沿いの山道は雪で埋まっており、そこを歩いて入渓点まで移動するのは相当な体力が必要。そこで駐車場下の流れに降り、そこから釣り下がります。この日ストリームで釣りをしたのは我々3人(の物好き)だけ。他に先行者がいるわけでもないので、気楽にポイント選択・移動ができました。


■ある程度下流に移動してからは釣り上りにシフト。雪の積もった滑り易い岩の上を歩くことは極力避けウェーディング主体で溪を移動するのは修行そのものですが、力強い流れの戻ったストリームでポイント毎にアマゴを釣上げフライフィッシングを満喫できたことは悦楽的でもありました。好きなポイントを行ったり来たり、時にはポンドでサイトフィッシングなどと、ほぼ貸切状態の釣りを楽しみましたが、午前中から2度挑戦しフッキングさせることのできなかった大物が気になります。そこで、終了時間間際、再度挑戦してみることに。
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▲昨年末、(手芸店で)手に入れたマテリアルを用いた“乙姫伝説”の別バージョン、“乙姫外伝”をインジケーター下2フィートに結び、それまでの立ち位置とは違うポジションから流れに乗せた結果、釣ることのできたアマゴ?です。むしろ“戻り”アマゴと言うべき体形ですが、ただヒレを見るとシラメですよねぇ…。尺はありそうな体長、その外観、アマゴ、シラメと言うよりサツキマスのような堂々とした大物。まぁ、渓魚の名称、大きさ云々よりも、何回も失敗しながら最後に釣上げることができたことが嬉しいわけです。修業的毛鉤釣りが悦楽的毛鉤釣りに変った瞬間でもあります。偶々、付近で釣上げるまでの一部始終をご覧になっていたSさんと共に喜びを分ち合いました。

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※嬉しかったのでもう一枚!
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by godzilla2004 | 2007-01-08 12:48 | ■フライフィッシング



シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣
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