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▲Night of the Ribbing Ant
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※雨が降り続いた先日の石徹白で効果があった“パラシュート・アント”。アント・パターンの中でも“パラシュート型”は多くのフライフィッシャーが巻いていることでしょうが、私のフライボックス内にも同様に常備してあります。セミトラVフィルムで蟻のお腹(正確にはガスターと呼ぶそうです)を巻く場合には艶出しコーティングを行う必要はありませんが、冒頭写真のような“アント”を巻く場合、スレッドで腹部(Gaster)と腹柄(Petiole)のシェイプを形作ってから(XX-Fine)ワイヤーでリビング、その後ヘッドセメントなどでコーティングします。1個のアントを巻く度にコーティングが乾くまでの待ち時間を費やすのは効率が宜しくありませんので、予めお腹の部分だけを必要数だけ形作りコーティング、全て完全に乾いてから残ったタイイング工程(ハックルポスト取り付けからハックリング)となります。

▲ワイヤーでリビングすることは必須ではありませんが、ただ(黒の)スレッドでガスターを巻いた上からコーティングしただけより、何となくではありますが、締まった印象に仕上がりますので、殆どの場合、リビングを施します(私の嗜好でございます)。

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▲今夜はフックサイズ#14、#16を各々3個ずつ巻きました(オッサンの場合一夜の生産数はこれ位が限界かと(笑))。明日は#18、#20のリビング(ガスター)・アントの夜…にするつもりです。

e0057274_325443.jpg▲パラシュート・アント
フック:バリバス 2200(#14)
リブ:XX-FINEワイヤー(シルバー)
スレッド:TMC 8/0(ブラック)
ガスター部下巻き
スレッド:TMC16/0(ブラック)
ガスター部仕上げ
ボディ(ガスター):スレッドでシェイプを作り、リビング
ハックルポスト:ADW(オレンジ)
ハックル:コック(グリズリー)

▲細軸フックを使用するのは少しでも軽くして“パラシュート・アント”の浮力持続時間を長く保たせたいからですが、このパターンは見た目の印象とは裏腹に直ぐに沈んでしまうことがあります(あくまでも私の経験からの印象です)。ただ、水流に揉まれて水面下に沈んでも“パラシュート・アント”は効果的。パラシュート以外の場合でもアント・パターンは少し沈み加減で流したほうが効果的な場合が多いようで、先日の雨の石徹白でも、パラシュート・アントが水面下に没してから、どこからか飛び出してきたアマゴにひったくられる様に捕食されました。お昼近くなって、なんらかのスイッチが入ったことも原因だったのかもしれませんが、あの出方はアント(に代表されるテレストリアル系)特有のもの(だと再々に渡る私的考察(^^ゞ)。

※お腹部分(ガスター)を太く巻き、ヘッドセメントなどでコーティングしてツヤを出すアント・パターンの場合、、それ(コーティング)が重いのか、表面がツルツルで表面張力を破り易いのか、パラシュート型にしても沈み易くなります。ポストに7、8回程度厚めにハックルを巻けば、多少は浮力持続時間は長くなりますが、それでも沈むときには沈みます。それを逆手に使い、視認性の良い蛍光オレンジ、ピンクなどのADWのポストを頼りに水中に没してからも目で追っていくとバシャって感じで出てくるコトも多いようです(あくまでも私的考察なので…)。目立つ蛍光カラーのADWを用いたパラシュートポストでも違和感を感じないのか、オサカナの出は変らないようです。沈んでもフライを見失わないためにもポストには視認性の良い色、マテリアルを使い、衰えた動体視力を補っています。オッサンのフライフィッシングでは視認性良好なフライを使わないとね、疲れて倒れちゃいますから(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-06-27 01:15 | ▲フライタイイング
■雨天中断【サスペンデッド・ゲーム】
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※“丸顔フラット”上流のお気に入りポイント付近、土砂降りに近い強さの雨の中、ロッドを振る(手前から)山猿さん、Wラガーさん、Tラガーさん。

■石徹白C&R区間での釣りは、肌寒い土砂降りの雨の日か、強烈な日差しの晴天の日、どちらか極端な天候になることが今シーズンは多いようです。曇天のどんよりとした…どっちつかずの天候は余り経験したことがありません(まるで黒澤明監督の映画のようです)。この日、いつもより1時間以上早朝に到着したスキー場駐車場で釣りの準備をしていると、山猿さんのご到着、1週間ぶりの再会です(笑)。今日はお互いにイブニングまで釣りをする気はなく、(天気予報によると)夕方近くなってから降り始める本格的な雨の前には釣りを切り上げるつもりでしたが、準備が完了する頃、空からはポツリポツリと雨が落ちてきます。レインウェアを着込んで、山猿さんは下流へ、私は少し上流へ歩みを進めます。通称“ゴジラーズ・ロック”少し下流のプールから入渓し、まずは雨に強いエルクエアーカディス(#12)を使ってみます。直ぐに反応がありますが、20cmほどのアマゴなどはフライを凝視しつつフライと一緒に流れ下って1メートル、結局チョンと突っついてから水底へ戻っていく始末。何とも小癪なアマゴでした(汗)。

■入渓してから1時間余り、ドライとニンフで小振りなイワナを2尾ずつ釣り上げるコトができましたが、浮かそうが沈めようが、反応は多々あってもフッキングに至らないことばかり。まぁ小さなオサカナだったと自己暗示にかけ?ココロ穏やかに雨の中を釣上ります。そして、合流してくれたWラガーさんお気に入りのポイントで雨中のライズを狙いますが、空振り。益々雨の振りが強くなってきた頃、二人で下流に移動し(エキップベスト初着用の)Tラガーさんと合流、“丸顔フラット”上流のポイントに入ります。ラガー兄弟が1、2尾釣った頃、山猿さんがC&R区間最下流部から釣り上がってこられ、冒頭写真の撮影となりました。

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▲“銀座プール”でフライ交換中の山猿さん。この後、スキー場駐車場まで釣上りグッドサイズを連発で釣り上げたそうです。“銀座”の主の貫禄充分といったところです。

■“峠川銀座”は主に任して(笑)、元々、お昼過ぎには石徹白を後にしなければならないラガー兄弟と上流部に再挑戦し、“パラシュート・アント”で数尾釣り上げると、もうリミット・タイムぎりぎりになっていました。ランチ後も石徹白で暫く釣りを続けるつもりだった私、そして山猿さんも、相当に強い雨脚で降り続ける雨の中での修業(荒行)的毛鉤釣り(笑)に見切りをつけ、オニギリを頬張った後、帰路につきました。“I'll be back.”とつぶやきながら…かどうかは知りませんが。まぁそんなこと言わなくてもまた訪れることは間違いありませんし(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-06-24 22:55 | ■フライフィッシング
●蟻の翼にナツを乗せ
e0057274_12201942.jpg※初夏を迎えた渓流でよく使うフライの代表となればアント(蟻)でしょう。私は渓流釣りの解禁期間中、季節を問わず使うコトが多いのですが、川原の石回りに蟻んこを多く見かけるようになると、(蟻が連れてくるわけではありませんが)いよいよ夏が来るなぁと季節を感じることに違いはありません。

●このアント【捏造パターン】は、CDCスペントカディス同様、アンダーウィングのヘン・サドルで姿勢制御、CDCのウィング兼インジケーターで浮力維持と視認性を確保しています。アントのお腹まで体節表現する必要はないと思いますが、そこは趣味の世界なので(笑)。
▲アント【羽アリ】
フック:バリバス T-2000(#14)
ターミネーター2に出てきた…のはT-1000でした。
スレッド:TMC 8/0(レッド)
ボディ(ガスター):スレッドでシェイプを作り、セミトラVフィルム
ソラックス(?):ピーコック・ハール
アンダーウィング(兼レッグ):コック・デ・レオン(ヘン・サドル)
ウィング:CDC(ライト・ダン)

●このパターン、見た目以上に浮力持続力があり、(私の巻く拙い)パラシュート・タイプのアントよりも長時間浮いているようです(比較試験を行ったわけではありませんけど…)。もちろん、ペースト状のフロータントをCDCとヘンサドルに施す必要はあります。

※余談ですが、ボディ(アブダメン)をセミトラVフィルム、グース・バイオット、ストリップト・ピーコックハールなどで巻いた、表面がツルツルになるパターンの場合、「どぶ漬けフロータント」を使用してもフロータント効果でボディが沈まなくなることはないようです。ですから、このアント・パターンは「どぶ漬けフロータント(私はドライディップ・スーパーを愛用)」対応、使い勝手も宜しいですよ(笑)。

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▲こちらは、辛うじて浮いているアントを模したパターン。ボディ(ガスター)は細めに仕上げ、レッグとしてコック・デ・レオン(バジャー)を少量取り付けて“らしく”した(つもり)。ループ状に取り付けたCDCで水面に絡んだときの姿勢にはなかなかのものがあります。フラットな水面では特に効果的。もちろんガンガン水面を叩いていく釣り上がりにはまったく向いていませんが、浮かせても良し、ホンの少しだけ水面下を流しても良し、現場でCDCをカットするなどして水中に沈ませても効果は抜群。多目的に使えるパターンで、実際多用しています。

e0057274_12553741.jpg▲アント【Drowned Ant】
フック:がまかつ C12(#16)
スレッド:TMC 8/0(レッド)
リブ:フラッシャブー
ボディ(ガスター):スレッドでシェイプを作り、リビング後セミトラVフィルム
ソラックス(?):ピーコック・ハール
レッグ:コック・デ・レオン(ルースター・ケープ:バジャー)
ウィング:CDC(ナチュラル・ブラウン)


●セミトラVフィルムでボディを巻きますと、乾燥、硬化に必要な待ち時間も必要なく、体表もそれらしい半ツヤ(マット)に仕上がります。是非お試しください。「どぶ漬けフロータント」にも対応してますしね(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-06-23 13:08 | ●セミトラVフィルム
■フェース・ツー・フェース【face-to-face】
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※釣り上げたイワナを写真撮影。よく見るとイワナの頭の天辺にデジカメを構えてシャッターを押す私のシルエットが見えます。サイズは7寸程度、石徹白C&R区間では小さ目の部類に入るイワナです(どの溪でも同じでしょうが(笑))。

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▲このサイズのイワナですが、わざわざ構図を決めて撮影に及んだのは、釣り上げるまで、むしろフッキングさせるまでのプロセスに(自己)満足したが故。

■その時の詳しい描写は省きますが、要するに、少々厄介な攻め所(ポイント)に遭遇、周りの状況から効きそうだと思ったフライに交換し、狙ったところへフライを落とし、且つその後のナチュラル・ドリフトが演出できる(私なりの)トリック・キャストも決まり、予想していた地点で水面が割れ、ゴジったり®、テリったり®することなく、元気の良いイワナのファイトを往なしながら素早くランディング。…そんな一連の動作が(もちろん自己満足ながら)スムーズに決まった悦び、感激に思わずデジカメを取り出してしまいました。

※そんなことの繰り返しが大好きで、時間を忘れ夢中になってしまうのが、私のとってのフライフィッシング。面と向ってオサカナと対峙している感覚が何ものにも代えがたい、何もかも忘れさせてくれる緊張感に包まれます。その結果ネットインできたオサカナのサイズは、フライフィッシングの(私的)悦楽の度合いに於いて、余り大きな要素(ファクター)だとは思えなくなってきます。という訳で、可愛らしいイワナと顔を突き合わせての撮影に至った次第でございます(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-06-21 22:30 | ■フライフィッシング
■“キレイ”がいっぱい…【好ポイントもいっぱい】
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※日曜日のランチタイム間近、上流で釣っていたラガー兄弟が私と黄昏店長が釣っていた場所まで移動してきました。護岸の上に座り込んだ彼らを見上げるとバックにはキレイな青空、シャッターチャンスです。

■楽しかった前日の宴終了以前に眠りに落ちてしまいながら、この日の朝もゆっくり起床。顔を洗って暫く経った午前8時頃にラガー兄弟が石徹白に到着。黄昏店長はピーター氏とピーター氏の友人であるY嬢さんを乗せて石徹白に向っていましたが、諸々の事情から遅めのご到着になると既に連絡が入っていました。前日から石徹白に滞在していた他の面々との挨拶を終えたラガー兄弟には先に釣り始めていただき、私は黄昏店長の到着を待つことに。前日は満腹以上に良い釣りを経験できていましたので、一刻も早く釣りたい…なんて気持ちにはなりません。

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▲キレイな雲をバックにキャストする黄昏店長。(不運が重なり)予定より1時間以上遅くなってしまい溪に立てたのは午前10時を大きく回っていましたが、シャカリキにならず淡々と釣り上がるいつものスタイルです。同じ頃、ピーター氏とY嬢さんには、空いていたキャンプ場前プールに入っていただき、フライフィッシングが初めてというY嬢さんにピーター氏はいろいろレクチャー中(の筈)。レクチャーが長引いたのか、結局お二人はランチにも遅れて参加となりました(^^ゞ。

■前夜の宴と同じくスキー場施設エントランスのステップ付近でランチタイム。関東方面からのinaxさん江戸のゴリ松さん、Led.Zepさん、関西方面からWOOTANさん、gonzaさんとgonzaさんのお師匠さん(少々遅れての参加でした)。そして中部の山猿さんRollyさんなかぢさん、よねさん…そしてラガー兄弟で大勢でのランチとなりました。ランチ後殆どの方が帰路につきますので、賑やかではあるものの一抹の寂しさも漂わせながらとはなりましたが。

e0057274_1845432.jpg■ランチ終了後、ゴリ松さん(左端)が、Tラガーさん(中央)、Wラガーさん(右端)となにやら談笑し始めました。このお三人、ラグビー選手として学生時代を過ごした共通体験があり、どうやらその話題のようです。スポーツマン同士の語らい…なんだかイイ感じです。
そうこうしているうちに、黄昏店の常連であるチョイつるさんが登場。遅れてきたピーター氏とY嬢さんも加わり、更に賑やかなランチ&休憩時間となりました。

■その後、帰路につく皆さんと別れを告げ、私とチョイつるさん、ラガー兄弟の四人は、石徹白川本流でノビノビとラインを振り回す(笑)釣りを楽しむことになり、Tラガーさんの車で移動します。ピーター氏とY嬢さんは、徒歩で移動できるC&R区間で釣りをしたいと希望されましたので、そうしていただきます(何だか冷たい対応みたいですね(笑))。

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▲石徹白川本流で、Wラガーさんに比較的規模の大きなプールの攻め方をガイダンスするチョイつるさん(右)。2週間前と同じ場所を釣りましたが、その時と比べて10cm程増水状態だった本流だけに、ノビノビとロッドが振れる快適さと反比例するようにナチュラル・ドリフトにはテクニックが要求されます。4人とも全長8フィートのロッドで臨んでましたが、時には繊細、時には大胆なロッドワークで太い流れをかわします。決して釣り易いとは言えない状況でしたが、全員に何らかの反応があり、テリったり®、ゴジったり®しながらも本流での釣りを楽しむコトができました。Tラガーさんが投じたフライに太い流れから出てきた良形イワナ、テリっちゃった®のは残念でした…。そんなこともありましたが、石徹白の底知れぬポテンシャルに全員揃って感激したことは言うまでもありません。

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▲ワンチャンスをモノにして?ネットインまで持ってこれた本流のイワナ。8寸程度ですが、5Xティペットを使っていても流れに逆らって寄せてくることに不安を覚え、一つ下の落込みまで下ってのランディングとなりました。この写真では水の流れ、躍動を感じさせてくれるキレイなリップル(さざ波)を主眼にして撮影してみました。カメラ好きのチョイつるさんと撮影談義しながら釣り上がるのも楽しい本流釣行でした。

※キレイな空、キレイな雲、キレイなさざ波、キレイがいっぱいだった、いつもの石徹白でしたが、残っているのはイブニングタイム。ピーター氏達の待っている石徹白C&R区間に戻る道すがら、イブンニングを楽しめる場所を思い浮かべますが、候補(ポイント)が多過ぎて選択に困ってしまいます。石徹白川合流地点から最上流部まで、ナイスなポイントがいっぱい!あり過ぎる石徹白C&R区間ならではの嬉しい悩みでしょう。休日で石徹白を訪れる釣り人が多い場合、狙っていたポイントに先客が陣取っていることもママありますが、次善の策(ポイント)がちゃんと用意されていますから、イブニングの場所取りに(殺気立って)右往左往する必要はまったくありません。狙っていたポイントよりも次善のポイントの方で却って良い釣りができたことを何度も経験しています。自分の足で稼いだ情報を頼りに戦略をめぐらせ、後は運を天に任せる。そんなスタンスが似合うのも石徹白の素晴らしいポテンシャルがあってこそ。運と言えば、まぁ尺上が出る出ないなんてのも運の要素が大なので、こだわる気持ちもありませんしね(ちょっとはあるかな(笑))。結局、この日のイブニングでも、各々が好きな場所に散らばり、一喜一憂しながら暮れなずむ石徹白を満喫、楽しく充実したフライフィッシングで満腹、だるまやの夕食で満腹になり帰路につきました。
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by godzilla2004 | 2007-06-19 19:06 | ■フライフィッシング
■【暗くなるまで待って】お楽しみはそれからだ
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※真夏を思わせる日差しの下、流れの中から逞しくも美麗なイワナを引っ張り出したのは、群馬県から遥々石徹白を訪れてくださったN(Led.Zep)さん。サスガのテクニックに敬意を表してニコパチ写真。

■この日、石徹白のスキー場駐車場に到着したのはお昼過ぎ。既に午前の釣りを終えた皆さんはスキー場施設エントランスのステップ付近でランチタイム。関東方面からお越しのinaxさん江戸のゴリ松さん、Nさん、関西方面からはWOOTANさん、更に夕方近くになって、福井県の釣り場から石徹白に駆けつけてくれたgonzaさんとgonzaさんのお師匠さんが加わることとなります。そして中部の山猿さんRollyさんなかぢさん、よねさん。豪華絢爛(!)たるメンバー勢揃いといったところでしょうか。

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▲写真は時折吹き上がる強風の中、華麗なライン捌きで石徹白の渓魚を水面に引っ張り出す山猿さん。暫く後にヒレピンのアマゴを釣り上げて目にモノ見せてくださいました。

■この日の石徹白C&R区間はいつもながらに釣り人が多く、入渓場所の選定が難しいところでしたが、山猿さんと相談の上、Nさん、WOOTANさんと共に区間最下流地点から釣り上がることに。風に苦労しながらも各々が釣果を上げ気持ちも落ち着いた頃(?)、ふと空を見上げると無数の(マダラ系)メイフライが群となって飛んでいます。このメイフライの群飛がフライフィッシングにどんな影響をもたらすのかまったくわかりませんが(笑)、イブニング・タイムへの期待が増したことは事実です。暗くなるまで待てませんねぇ。

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▲一年のうち一番日が長いこの時期、暮れなずむ溪に立つWOOTANさん。

■途中先行者の居る区間は間をとって省きつつキャンプ場前プールに辿り着くと、inaxさん、Rollyさん、なかぢさんを始め、他の釣り人(私の友人達も混じってました(^^ゞ)もイブニングタイムへの期待に胸を膨らませて待機(ライズに突き刺さり)中。暫し談笑後、イブニングは最近お気に入りの場所(6月のキャッチ&リリース・フィールドカレンダーで写っているトコロ、通称丸顔フラット付近…)でと思い、下流へ移動します。すると他のメンバーも移動してくれて、いつものイブニングタイムでは閑散としているお気に入りポイントが賑やかになります。名人、達人がどんな攻め方をするのか間近に観察できるわけですから何だか嬉しくなりますね~(事実とっても勉強になりました)。

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▲流れを観察しながら戦略を練る(のか?)なかぢさんとRollyさん。

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▲暗くなって…というには少し早い午後7時過ぎ、「本尺です~」って声に振り向くとRollyさんのロッドが大きく曲がっています。このアタリのポイントが大好きな私、通い詰めてますが今だ尺上釣ってませんけど…なんて思う間もなくオサカナの抵抗を往なしながら下流へ移動するRollyさんを追います。
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▲結局、この写真に写っている左端の岩付近まで下ってネットインと相成りました。31cmのバッツンバッツンの石徹白イワナ。「う~ん、羨ましいぞ…」って思う以前に、フッキングしてからネットインまで、オサカナをバラさないようロッドコントロールをしながら、あれだけの距離を転ばずに移動するなんてオッサンにはできない芸当だと嘆息していただけでしたが(汗)。尺上への道は険しいようです(笑)。

■上二枚の写真、所々に黄色っぽい「点」が写っていますが、その頃から「どっと」ハッチが始まったヒゲナガです(オッサンなものですからm(__)m)。明るいうちに見かけたメイフライの群飛は私が経験した限りにおいてイブニングに影響を与えたわけではなかったようです。明るいうちに投じたフライで#14程度のメイフライ・パターンは有効でしたが、イブニングタイムではさほどではなく、やはりと言うか何と言うか、エルク、ディアヘアをウィングにした(人間が勝手にそう思い込んでいる)カディス・パターンが有効。ブリーチしたディアヘアを幾重にもウィングとして巻きとめた「ディアヘア・セッジ(#10)」を真っ暗になるまでライズ目がけてキャストし続けました。

※結果的に満足できる釣りを午後から楽しむことができましたが、この日のお楽しみはそれだけに留まりません。「満天の湯」で汗を流した後、再びスキー場施設前まで戻り、各地からのビジター、石徹白常連の皆さんと「焼肉の宴」が待っています。満ち足りた釣りの後は、お腹もよじれるほどの笑いとお腹が割れんばかりの食材に溢れた宴は、満天の星空の下、いつ果てるともなく続いていきました。

☆遠方から(差し入れ持参で)お越しの皆さん、そして豪華な食材と手際の良い下準備など何から何までお世話になった山猿軍団の皆さん、お疲れ様でした。そして有難うございました。2005年8月に拙ブログを開設してから300回目のエントリーで、野生の渓魚はもちろん、いろんな人と出会うことができる石徹白本来の魅力の一端でもお伝えすることができたのはこの上なく光栄なことと感謝いたしております。300回目のエントリーを飾るに相応しい渓魚の写真を掲載できなかったことは少々残念ではありますが、それは301回目以降のお楽しみ…ということで(笑)。
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by godzilla2004 | 2007-06-18 18:09 | ■フライフィッシング
▲ウィービング・ボディの作り方
e0057274_2025261.jpg※編み込みボディに凝っているピーター氏、只今“グリーン・ドレイク”のエクステンデッド・ボディを作っています。拙タイイング・スペースに来訪する度、新しいフライを持ってきてくれますし、私が巻いたフライを見ては、何かしらインスパイヤされるのかバイスの前に陣取ります。ご承知の通り「編み込みボディ熱」は私に感染しましたが、感染源であるピーター氏のイマジネーションは留まるところを知らないようです(笑)。

▲編み込み(ウィービング)ボディの作り方(編み方)を解説しますが、編み込み工程に入ったら、バイスの向きを変えて、自分側に(フック・シャンクに編む場合は)アイが来るようにすると巻きやすくなります。上写真のバイスの向きを参考にしてください。


e0057274_20341690.jpg▲まず下巻きします。扁平なボディにしたいので、レッド(フリー)・ワイヤー(0.02)をシャンク横に沿わせて巻き止め、更にスレッドを巻いておきます。お好みのテールも取り付けておきます。

e0057274_20342972.jpg▲編み込むマテリアルをセットします。ユニヤーンのブラウンを背面、イエローを下面(ベリー側)に巻きますが、シャンクのどちらに止めても構いません。この段階でスレッドを(ウィップ・フィニッシュして)切り取り、編み込み作業をし易くします。

e0057274_20345094.jpg▲巻き始めますが、シャンク上面に来るブラウンのヤーンと下面に来るイエローのヤーンを写真のように結びます。この場合、必ず上面にくるブラウンのヤーンをイエローの後ろ(ベンド側)に置いてから前に回すようにします。また上面にくるブラウンのヤーンを動かして結び目を作るようにし、イエローのヤーンで結び目を作らないようにしてください。【画像(1)】

▲一重にツイストしたブラウンのヤーンを【画像(2)】のように上方向に引っ張り、ブラウンのヤーンのその部分をシャンクの上、イエローのヤーンはシャンクの下にしたまま、両方のヤーンを軽く引っ張りながらベンド方向に押し付け形を整えます。

e0057274_20351263.jpg▲【画像(3)】のような方向に引っ張りますが、その時の力はマテリアルなどの特性で変化してきますので、丁度の力は試行錯誤で体得してください。説明しづらい部分なのでご了承くださいね~。m(__)m

e0057274_20352854.jpg▲今度は逆方向から。ですが、上面にするヤーン(ブラウン)は必ず下面にするヤーン(イエロー)の後(ベンド側)を通してから前(アイ方向)に回してツイストします。

後ろ側から回したブラウンのヤーンを【画像(4)】の矢印の方向に引いてループを作り、シャンクの上にかけ【画像(5)】、イエローのヤーンは下にしたまま引っ張り、形を整えながら更に締め付けます。

e0057274_20354548.jpg▲同じように上方向に引っ張ります。力の入れ具合は前述の通り。ここまでで1ストロークの出来上がり。後は(1)~(6)までの作業を繰り返すだけ。単純作業の繰り返しですから、お気に入りのBGMなんぞを流して作業をすると捗ります。

e0057274_20355812.jpg▲何回も繰り返しお好みの大きさになったら、再びスレッドをセットしてヤーンの端を巻き止めます。この後、ソラックス、ウィングケースなどをタイイングして、○×ニンフの出来上がりとなります。今回は編み込みボディにユニヤーンを使用しましたが、紐状であれば何でも使えると思います。いろんなマテリアルでお試しください。

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▲こちらは、冒頭のピーター氏が巻いた“グリーン・ドレイク”エクステンデッド・ボディ。編み込みボディのマテリアルは、手芸店で見つけてきたものですが、エクステンデッド・ボディには各種フロスで間に合うと思います。お暇があるとき、じっくりとタイイングに取り組めるときには、是非“ウィービング・ボディ”のニンフもドライフライも巻き(編み)上げてください。
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by godzilla2004 | 2007-06-15 20:36 | ▲フライタイイング
▲モンカゲロウ【編み込み延長ボディ】
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※“編み込みボディ”に凝っているのは周知の通り(笑)。当然の如く、編み込みメソッドを用いたドライフライも巻いてみたくなる訳で、エクステンデッド・ボディにチャレンジしてみました。

▲使用フックは、バリバス2200(#14)。編み込み(エクステンデッド)ボディには、ユニヤーンのブラウンとイエローの2色を使用してあります。もう少し細めで毛羽立たないマテリアルの方がベターかも知れません。モンカゲロウの細長いボディ(下写真参照)を再現しようとするならば…ですね。まぁプロト・タイプと言うことで…。

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▲モンカゲロウ【本物】

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▲モンカゲロウ【エクステンデッド・ボディ・タイプ】
フック:バリバス 2200(#14)
スレッド:TMC 16/0(タン)
テール:ムース・ボディ(3本)
ボディ:縫い針をバイスにセットし、テールを取付けて下巻き後ユニヤーン2色編み込み
ウィング:ストーク付CDC(ナチュラル・ブラウン)
ハックル:ヘン(ハニー・ダン)シャンク下を水平カット

※編み込みボディのタイイングなど詳細エントリーはエキサイトの不具合が解消してから…ということでご了承ください。m(__)m
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by godzilla2004 | 2007-06-13 23:27 | ▲フライタイイング
▲ピーターのフライボックス(IV)
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※久し振りの“ピーターのフライボックス”エントリーは、手の込んだ「編み込みアブダメン」が特徴のストーンフライ・ニンフである“ニット・ニンフ(仮称)”の登場です。

▲このフライ、先のニンフ修行で大活躍してくれましたので、ご紹介させていただきます。仕上り具合は(相当)落ちますが、沈める系フライのタイイングではピーター氏の一番弟子に当たる私(笑)が見よう見真似で巻いたモノです。編み込みアブダメン以外は、タイイング手順を掲載する必要などないと思います。テール3本もデバイデッドする必要も無いし(写真のフライはムース・ホックをテール材に使用)、レッグのグース・バイオットも、フェザントテールで巻いたソラックスも解説の必要はありません。アブダメンの編み込み方と扁平ボディの下準備だけは解説した方がヨロシイかと思いますので、近日中に掲載する予定です。エキサイトブログの調子が回復したら掲載させていただきます(理由は後述)。

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▲横から見ると扁平なボディですが、上下から見ると全体が太くなっています。使用フックは「DAIICHI」の1270(#16)ですが、TMC200Rでも問題ありません。イミテートしたいストーンフライ(カワゲラ)の大きさに合わせて選定してください。

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※ウィング・ケースは、ピーター氏が好きなUVシーラーで盛り上げても構いませんが、私はシンプルに仕上げています。シルバーティンセルの上にフラッシャーブーをを重ねてみたり、どちらかだけをウィング・ケースにしています。で、写真のようにキラリと光ってオサカナを誘ってくれるという次第です。

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▲こちらはピーター氏タイイングのニット・ニンフ(仮称)群。案の定、UVグルーでウィング・ケースをしっかり盛り上げてあります。UVグルーを使用したタイプは使ったことがありませんが、こちらも効きそうではあります。現在ピーター氏は編み込みボディを使ったドライフライ(フローティング・ニンフ)に挑戦中。吊られた私も当然挑戦中ですが、同時に、この編み込みボディなるタイイングメソッド、なるべく簡単に覚えていただけるようピーター氏と共に編み込み方の解説方法を模索しております。なので近日中にドライフライ・バージョンと、編み込みボディの巻き方をアップできるよう二人で頑張っていますのでお楽しみ(?)に。
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by godzilla2004 | 2007-06-12 01:11 | ▲フライタイイング
■雨降りだから“ニンフィング”でも修行しよう
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▲撮影は洋さん、感謝です。私はデジカメを車中に置き忘れ釣りしてました。m(__)m

※名古屋では雷雨、一日中荒れた天候だった前日の夜、急遽決まった“石徹白詣で”。石徹白に到着した午前6時、前日がウソのように穏やかな峠川の流れが私と洋さんを出迎えてくれました。今にも雨が振りそうな空ではありましたが、それが幸い?したのか、荒れた前日の天候とこの日の天気予報の影響もあったのか、いつものスキー場駐車場に停まっているのは洋さんの愛車だけ。貸しきり状態の峠川銀座を二人で釣り上がります。そして1時間も経っていない頃から雨が降り始め、レインウェア着用の釣りとなりました。

■峠川の流れは平水でしたが、水温は若干低め。入渓した直後に旅館裏プールで洋さんがドライフライで良形イワナをヒットさせた後、私の投じたフライにアタックはあるもののフッキングしない状態が暫く続きます。数尾の(アベレージサイズ)イワナを釣り上げ、先行を替わった途端の洋さんに逞しくも美しい野生のイワナがヒット(詳しくは洋さんのブログで)。同じポイントを攻めさせていただきますが、私のフライに飛びついたのはやはりアベレージサイズ。その後、洋さんはニンフの釣りにシステム変更し、粘ってドライフライにこだわっていたマイシステムのティペットにもいつの間にかニンフが結ばれていました(笑)。早朝の活性がウソのように水底にベッタリと張り付いたイワナ、アマゴは、たまにドライフライに出てくれたとしても、捕食のタメと言うよりは「お前の毛鉤には騙されないぞ」と意思表示するためだけ…だったようです(少なくとも当方はそんな印象を持ちました(笑))。雨降りにはニンフの釣りが似合います。なんて自分に言い聞かせ、沈めた途端に高反応を見せてくれた石徹白のオサカナ達とのショータイムを楽しみました。

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■ニンフの釣りで一番難しいのは、“合せ”でしょう。インジケータの動きの微妙な変化を見逃さず、素早くロッドを立てたり、インジケータばかりを注視せずフライが流れているであろう辺りの水面下の動きでロッドをあおったり、タイミングの取り方はヒトそれぞれ(そして状況次第)です。すでに大物を釣り上げていた洋さんの流したニンフにそれ以上の大物(恐らくアマゴ)がヒットしますが、惜しくもテリって®しまいます。恐らく釣り上げる数の倍はフッキングできなかったり、テリったり®してしまうのがニンフの釣りなのかもしれません。それでもこの日のドライフライへの冷淡な反応よりは随分とマシな状態ではありましたが(笑)。

e0057274_2237216.jpg■とあるプールで釣り上げたアマゴ。水中に引き込まれるインジケータの動きにも関らず、暫くラインを送り込んでからゆっくりとしかしながらキッチリ合わせてネットイン。合せのタイミングが(洋さんと比べ)ゆっくり過ぎたようで、傍で見ていた洋さんを(2秒近く)ヤキモキさせた1尾です(笑)。

■ドライフライに固執せず、潔く(笑)沈めるフライに戦略変更したことが功を奏したのか、お互い軽く“つ”が抜けたこの日の釣り。前日までの石徹白地区の降水量をインターネットからの情報で調べ、他の溪に出かける予定を変更したことも良い釣りを楽しめた要因の一つですが、水底に張り付くオサカナを、水面に引っ張り出すことに見切りをつけたことが大きかったような気がします。お互い所用があり、午後2時過ぎには帰路につきましたが、(いつもに比べれば)短時間でも相当満足度の高い釣行となった次第です。

※往復の車の運転から、ニンフへのシステム変更を示唆していただい洋さん、何から何までお世話になり有難うございました。
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by godzilla2004 | 2007-06-10 22:37 | ■フライフィッシング



シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣
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