■Foundations for the next fishing
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▲雨模様の石徹白を訪れた前日に行われた二度目の“魚道普請”でキャンプ場下の堰堤にある魚道はすっかり整備されていました。大物の遡上が期待できる(?)、見るからに円滑な流れ──明日からの釣りへの“礎”──なんて表現は大げさに過ぎるでしょうか。いずれにしても、魚道補修に汗を流したS藤さん、M山さん、そしてお手伝いをしてくださったYGさんとYGさん彼女さん、お疲れさまでした。

■霧の桧峠を越え、石徹白キャッチ&リリース区間に到着したのは午後2時を回った頃。いつもの場所には、ランチを終えた、いつもの方々が集っていました。黄昏店長、Wラガーさん、チョイつるさん、K崎さん、ゴールデンウィークの石徹白でキャンプ&フライフィッシングを満喫されたYGさんとYGさん彼女さん。前回訪れたときとはうってかわって肌寒い雨の石徹白──こんな日は何かが起こりそうな予感──なんて思いを抱きつつ、いつもの方々に午前中の状況を伺い、時折釣りとは無関係の軽口を交えながら、釣り支度を整え目的のポイントに向かいます。

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▲多忙なる毎日に何とか折り合いをつけて同行していただいたこちらの方には「何か」が起こりました。自作ランディングネット(当たり前か…)に収まっているのは尺1寸は間違いないサイズのイワナ(手振れが激しい写真で恐縮です)。

■体長もさることながら(なんたって尺1寸ですから…)、立派な胴回りがまさに石徹白のイワナを愛でるまでに当方も数尾のイワナを釣っておりましたが、それ以上の(回数の)ノーフッキングが頻発。いろいろな(パターン違いの)フライ交換に励んだ挙句、たどり着いたのは“ガガンボ・アダルト”。流れから顔を出している岩周りにへばり付くガガンボを多数目撃しているわけですから、溪に立って直ぐ“ガガンボ・パターン”を試せば良いように思われるでしょうが、時折雨脚が強くなる状況ですとね、(特に雨の日の)浮揚力持続時間に難があるこのパターンにはナカナカ手が伸びなくて……(^^ゞ。

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▲クレーンフライ(ガガンボ成虫)を模したフライ。

フック:がまかつC12(#18)
スレッド:TMC 16/0(ホワイト)
ボディ:スレッドで下巻きしフラッシャブーでリビング、その上からセミトラVフィルム
ウィング:コックハックル・ティップ(インディアンケープ/バジャー)
ウィング前後にCDC(ナチュラル)でハックリング

■午後6時を過ぎ、暗さの増した上流部にある小プールでライズ発見。“ガガンボ・アダルト”を流すと9寸はあろうかと思われるアマゴが急浮上しますが、フライに一瞥をくれただけで定位置に戻ります。“ガガパラ(ガガンボ・パラシュート)”でも、“ライトケイヒル・パラシュート”でも同じことの繰り返し。ドラスティックな状況打開を目論んで(?)、一気にフライ・サイズを#22まで落とした“CDCカディス”をライズポイントの上流1メートルに落とすとスプラッシュを残してフライが消えます。釣り上げたのは7寸程のアマゴ。狙っていたヤツとは明らかに違うアマゴに落胆することなく(本当は少し嘆きが入りました(笑))、最後は視認性重視の“エルクヘア・カディス”を試み、もう1尾釣り上げましたが、先程と同サイズ。当方に“何か”が起こることはありませんでした。

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▲深夜に帰宅、濡れたフライボックス、フロータント、ティペットなど小物の類をポケットから取り出したフィッシング・ベストを干して就寝。目覚めると、昨日の天候が嘘のような快晴の下、速乾製生地が自慢(?)のベストはすっかり乾いておりました。

※今回の釣りで“何か”は起こりませんでしたが、雨中の釣りで濡れたモノを乾かし、ついでにベストの内容物を点検し(“何か”の妄想に囚われながら)次回の釣りに備えるのも楽しいものです。魚道も整い大物の遡上が今まで以上に期待できる石徹白できっと“何か”が起こるような気がしています。その“何か”──都合の良い妄想に囚われすぎている当方に起こるわけではなさそう──グッドサイズのアマゴを狙ったものの、周りの小物にフライを連続してかっさらわれたイブニングの出来事が尾を引いてネガティブな気持ちになっているようです(笑)。
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# by godzilla2004 | 2008-05-06 10:41 | ■フライフィッシング
▲Hesitation
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▲何の変哲もない“CDCダン”ですが、フッキングしたアマゴが水中に引き込んだためウィングに使ったCDCが濡れそぼっています。そこはかとない茫洋感は水生昆虫の“ウィング”というより、むしろ“ボディ”に見えてしまいます。

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▲で、タイイングしたのがこのフライ。濡れた後のCDCはボディとして機能させたほうが……なんて意味もなく──単なる気の迷い的発想から──結果的に(お手軽な)エクステンデッド・ボディ型のフライが出来上がりました。余りにイージーな発想からタイイングしただけに、効き目の割にはネーミングに至っておりません(笑)。似たようなフライは沢山ありますし。“名前”はありませんが、むき出しのフック(シャンク)はナカナカに攻撃的──フッキングも良好、使い勝手は宜しいようです。

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▲“CDCボディ・フライ(仮称)”
フック:TMC 206BL(#16)
スレッド:GUDEBROD 10/0(ラスティ・ブラウン)
エクステンデッド・ボディ:CDC(ゴールデン・ブラウン)
ソラックス:ヘアーズイヤー
ハックル:グリズリー(ダイド・イエロー)/シャンク下側を水平カット。
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# by godzilla2004 | 2008-05-05 10:23 | ▲フライタイイング
■魚道普請
※ゴールデンウィーク中の某日、オッサン達とフライフィッシングを嗜み始めたゴールデン・ルーキー兄弟(仮称です*笑)で連れ立って石徹白を訪れました。

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▲午前中のオッサン達、まずはルーキー兄弟さんに釣り指導(当方はセルフ・トレーニングに専念…(笑))。キャンプ場前プールに陣取るルーキー兄弟・兄さん(写真手前)。その向こうに見えるのは、黄昏店長さん──石徹白で…偶然…お会いすることができましたが、石徹白で(知り合いの方と)遭遇すること、もう偶然とは言えません。見知ったメンバーが続々と集まってくるのが石徹白故──ゴールデンウィークですし。この日も(石徹白キャッチ&リリース区間で良い釣りを満喫されてニコニコ顔の)S1さん、ラガー兄弟さんとお会いしております。

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▲ルーキー兄弟・弟さんを熱血指導中のS藤さん(手前)。ご自身のロッドは持たず、アツく指導に専念──(自分だけ釣りを楽しめばよいとする?)当方との姿勢のギャップが際立ちます(^^ゞ。オッサン達(恥ずかしながら当方も)はフライフィッシングを嗜むヒト、老若男女を問わず、もっともっと増えてほしい、沢山のルーキーが──誰にでも優しいオープンな石徹白の溪で──フライフィッシングを楽しみつつ学んでいっていただきたいと願っております。一人のフライフィッシャーが、一人のルーキーをこのアソビに引き込めば、この釣りを嗜むヒトは倍増…となります(笑)。

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▲ルーキー弟さんが釣った泣尺イワナ。生まれて初めて“フライフィッシングで釣った”イワナが抜群のコンディションのイトシロ・イワナ──何と幸福なことでしょう。ご兄弟のフライフィッシング・ライフの未来に幸アレ!と願わずにはいられません。

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▲ストーリーの流れ的には唐突ですが、こちらは当方が釣った石徹白のアマゴ(8寸程度)。フライを外そうとしてランディング・ネットを置いたときにネットから飛び出した元気の良いアマゴ。何故か暴れることもなく、この位置で鎮座しています。ランディングネットの枠外で落ち着くアマゴ、面白い構図だったので撮影しました。が、フライはすでに外れていたことを知らずに撮影していたオッサンでした(笑)。



■(再度唐突に)話題は転じて、石徹白キャッチ&リリース区間で綿々と続いている各種調査、その結果の一例。石徹白キャッチ&リリース区間(上流部)に成育しているカゲロウの“科”の分布を(石徹白漁協のご好意…許可を得て)掲載しましたのでご覧ください。下記グラフの基となったデータは、愛知工業大学工学部・都市環境学科・建築環境学専攻、河川・環境研究室の内田臣一准教授のご指導、ご協力で収集・整理されたそうです。先生のチームは、この日も“水生昆虫(底生生物)成育状況調査”を実施されていました。昨年初頭に発生した不幸な(重油流出)事故が切っ掛けになったとは言え、陰日向なく地道な作業を継続されている内田准教授、それを依頼している石徹白漁協の姿勢に対し本当に頭が下がる思いです。改めて関係各位・組織に感謝しないとアキマセン。ちなみに“石徹白フィッシャーズホリデー”には内田准教授もゲストで参加くださるそうです。
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▲捕獲したニンフの総数を分母にして各科の分布割合を算出したグラフです。“マダラカゲロウ科”の数が他(の“科”)を圧倒して多いことには驚きました。日本には13科39属140種以上に分類されるカゲロウ(メイフライ)が生息していると言われます。そのうち“マダラカゲロウ科”は“6属23種以上”──同じ“マダラカゲロウ科”でも、“種”によって体色、体長、ハッチ形態/時期はそれぞれ違いますのでご注意ください(ルーキー以外のフライフィッシャーであればどなたもご存知のことを偉そうに語ってしまって恐縮至極(汗))。石徹白キャッチ&リリース区間限定の水生昆虫に関する詳しい(ハッチ)情報はコチラをクリック。また、石徹白(キャッチ&リリース区間)で見かける水生昆虫のリストはコチラをクリックしてください。

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▲左はシリナガマダラカゲロウ──マダラカゲロウ科シリナガマダラカゲロウ属シリナガマダラカゲロウ──のニンフ(幼生)で、右は同じシリナガマダラカゲロウ(♀)と思しきダン(亜成虫)。ダンの体長は11mmで、水生昆虫ファイル(I)に記載されている体長(13mm)より小振り──ひょっとしたら、マダラカゲロウ科トウヨウマダラカゲロウ属オオクママダラカゲロウ(♀)なのかもしれません──水生昆虫の同定は難しいということで(^^ゞ。これらの写真はオッサン達が午後から行った“魚道普請”の際に捕獲&撮影したものです。撮影が済んだ後、ニンフは流れに帰っていただき、ダンは飛び立っていきましたのでご安心の程。石徹白の溪魚の“お食事”を横取りするわけにはいきません(笑)。

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▲後のネットに横たわっているアマゴを釣ったのは、お手軽エクステンデッド・ボディが特徴のこんなフライ。浮かせるフライに対する溪魚の高反応が楽しめたこの日の釣りでしたが、時として出てはくれてもフッキングしない局面に遭遇することもありました。前回エントリーした“オナシ・アダルト”と同じような“作り”のフライですが、むき出しのフックで更なる“フッキング率向上”を狙ったモノです(使用前のフライ写真はいずれまた掲載)。

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▲魚道普請中のS藤さん(左)とM山さん(右)。午後からはキャンプ場前の堰堤にある魚道がより機能するようオッサン達で汗を流します(この作業は漁協から許可を得て実施しております…念のタメ)。魚道が砂や小石…ときには大きな石…で埋まり水深が極端に浅くなった状態では溪魚の遡上に差し障りがでます。キャッチ&リリース区間内のもう一つの堰堤──そちらの魚道は何とか機能している状態でしたので、キャンプ場前の魚道だけをメンテナンス。5月中には石徹白川本流から遡上してくる(特に)大アマゴの通り道を確保、(近い将来)一発大物狙いの釣りを目論見ます。

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▲メンテナンス途上とは言え、ある程度は復活した魚道。今回は写真右側の魚道の“お通じ”を整えました(失礼)。近々に機会を設け、次回はスコップ以外の道具も持参し更なる機能復活に汗を流すことになりました。本流からの遡上魚も(今まで以上に)期待できるようになるかもしれない“石徹白キャッチ&リリース区間”、釣り人の夢はますます膨らんでいきます。

※大物釣り!──釣り人のピュア(?)な願いに応えてくれる大アマゴに夢を馳せていたオッサン達、フライロッドをスコップに持ち替えて二つの堰堤の間を行ったり来たり、魚道普請のタメとはいえ、周りの(釣り)人から挙動不審者と思われていたことなど、意に介する筈もありません(笑)。
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# by godzilla2004 | 2008-05-03 08:34 | ■フライフィッシング
■Itoshiro smiled sweetly
※国道156号線沿いの「道の駅」で目覚めれば午前6時。小雨が残っていますが、気になる雨量ではありません。「道の駅」付近を散歩して身体をほぐし、再び石徹白に向かいます。
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▲桧峠を上り、いつもの場所に車を停めて上ってきた峠道を撮影。この風景は当方にとって石徹白の“ランドマーク”。今日の石徹白、果たして微笑んでくれるのか…期待と不安の混じる気持ちを雨模様の景色が代弁してくれているようです。

■スキー場駐車場に到着しますが、“釣りゴコロ”にエンジンが掛からないのか、“身体”が求めているのか、釣り支度をする気になれません。峠川の様子を眺めたり、ベストから取り出したフライボックス内のフライを眺め今日の釣りをイメージしたり…ウダウダと過ごしていると、まっす~さんが到着。今日はまっすーさんとご一緒に“石徹白キャッチ&リリース区間でのフライフィッシング”を楽しむことになっています。

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▲まっす~さんが到着され…それでもエンジンが掛からず、四方山話と休憩で無為(?)な時間を過ごした30分後…丁度空いていた旅館裏プールに入溪します。暫く攻めてみますが、ライズの見当たらないプールだっただけに早々に見切りをつけ──もう少し待てばライズも出てきたのでしょうがそれを待って場を独占するよりは足で稼ぐ渓流釣りの基本を選択したということで──スキー場駐車場下までを釣り上がります。

▼途中にある──大きな岩に当たった流れが岩の下流側で淀みを作っている──比較的大場所をまっす~さんに攻めてもらいますが、出てはくれるもののフッキングしません。そうこうしているうちにライントラブルで選手交代。
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▲その時ティペットに結んであったのは“マエグロ”をイメージしたCDCダン(#14)。大岩の(上流に向かって)左側小さな落ち込みの上に乗せ、淀みまでドリフトしてくる途中で波紋も立てずにフライが消えます。一呼吸おいて合わせると石徹白のイワナらしいゴツゴツとした力強い抵抗がグリップに伝わってきます。濡れたままのフライにフォーカスを合せ撮影、向こうにイワナの背中が見えています。

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▲フライにフォーカスを合せた写真ばかりでは石徹白のナイスなイワナに申し訳ありませんので、ランディングネットに比べ少しは居心地の良い(?)些少ながらも流れのある浅瀬で落ち着いていただいてからパチリ。

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▲スキー場の駐車場前から更に釣り上がった(個人的に大好きな)ポイント、速い流れと川岸の間の緩流帯にフライを浮かべていると堪らずに(?)水面を割ってくれたアマゴ。良形イワナとキレイなアマゴを狙い通りに釣ることができ大満足。山里に鳴り響く正午のサイレンを待たずにランチタイムとなりました。午前中に見つけたライズは限られた場所且つ少数でしたが、ここぞと思う場所からは溪魚が飛び出してくれた石徹白の流れ、甘ぁ~く微笑んでくれました。

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▲この日の石徹白で見かけた水生昆虫は、“マエグロヒメフタオカゲロウ”のダン、“クロカワゲラ”に似ているけれど、それよりは少し大きい(フックサイズに当てはめると#14程度)“属”の同定すらできないカワゲラ・アダルト、そして写真左の“オナシカワゲラ(属)”と写真右の“シリナガマダラカゲロウ(♂)”のダン(亜成虫)。“シリナガマダラカゲロウ”は羽化後羽ばたいて飛び上がろうとしていながらも伸びきらない翅が充分な飛翔力を発生させることができないのか、水面付近でもがいていたトコロを掬い上げ、岩の上に置いて撮影。その後目出度く成虫に脱皮できたかは知りません(がココロの中で成功祈願!)。──前夜長良川沿いのコンビニ(白鳥町)では、“ヒゲナガカワトビケラ”のアダルトと、“エルモンヒラタカゲロウ(♀)”のダンを見ましたが、石徹白で“ヒゲナガ”、“エルモン”を見つける(意識したフライを選択する)のは暫く先のことなのかもしれません(以上余談)。

■写真には、“オナシカワゲラ(の一種)”は“Early Brown”、“シリナガマダラカゲロウ”は“Hendrickson”とキャプションが入れてありますが、(“属”も“種”も違うけれど)外観が類似した水生昆虫のアチラ(米国/英国)での呼び名(通称)──それだけのことですから誤解なきよう。“Early Brown”とか“Hendrickson”で検索すると、アチラの水生昆虫のハッチチャートとかフライパターンに関するWEBサイトが沢山出てきますので、その際の参考(検索ワード)にしていただければとキャプションを入れた次第です。そんなキーワードで検索すると興味深いWEBサイト(ページ)を広大なネットの海からピックアップすることができますので、お時間のあるときに試してみてください(こちらはその一例)。

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■まったりと過ごしたランチを終えた午後からはキャッチ&リリース区間の下流へ移動、堰堤上の開けた流れを攻めます。午前中は(深い意味もなく)“マエグロ・パターン”を中心にフライ・ローテーションしていましたが、水面にへばり付いてドリフトしてくれる“私製オナシ・アダルト”を結んで小さなポイントが無数にある瀬を、流れの中央をウェーディングしてそこから左岸寄りを攻めて釣り上がります。まっす~さんは右岸にある護岸から中央までの流れを、当方とパラレルに釣り上がり。

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▲撮影はまっす~さん、感謝です。こんなポジションでここぞと思われる流れの筋をトレースしていきます。

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▲“オナシ・アダルト”を選択したことが“吉”と出たのか、面白いようにイワナ、アマゴが出てくれます。サイズは6寸から7寸──とはいえ、それらしき流れにフライを乗せる度に溪魚が飛び出してくれる状況、甘美なるひと時を過ごすことができました。

■お昼前から天候は回復傾向。移動性高気圧が近付いてくるせいなのか、時折強風が水面を波立たせる、キャストしづらい状況でしたが、羽化直後水辺にたむろする水生昆虫(マエグロ、オナシ等)が風に煽られて水面に落ちてしまうのか、(通称“丸顔フラット”の少し下流に位置する)流れの真ん中に大岩が鎮座し流れを二つに分けている比較的大場所で複数のライズ発見。ライズ目掛けて“オナシ・アダルト(#16)”を流してみると即反応。その場所ではライズを見つける度に良好な反応を得て、(バラすこともありましたが)8寸~9寸のイワナをネットインさせることができました。“石徹白の微笑み”──甘美に過ぎてございました(笑)。

▼“オナシ・アダルト”で高反応を得たからといって、いつまでも同じフライを使い続けることができない性格──だけに、体節を強調したアブダメン(マテリアルはマコー)にしてある“CDCダン(下写真)”、周りが薄暗くなってきてからは“ライトケイヒル・パラシュート”など、攻め所、その周りの状況、当方の視力(笑)に合せてフライ交換を繰り返し、上流へと歩を進めます。
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▲その後も良好な反応は継続し、久し振りに真っ暗になるまでフライ・フィッシング。一発大物狙いだったイブニングの釣りでは、狙い通りに極太アマゴ(推定9寸)がホワイトにブリーチしたエルクヘアを使ったエルクヘア・カディス(#12)に飛び出してくれましたが、ランディング・ネットに入る5cm手前でバレてしまいました(…)。そこまでは何もかも狙い通りだったんですが、最後の締めで失敗させてくれる石徹白(の溪魚)、慢心を戒め、諸行無常を痛感させてくれる甘酸っぱさは健在のようです(笑)。



e0057274_2383132.jpg△羽化した“オナシカワゲラ(属)”が岩の上で翅が伸びきるのを待っているトコロ(昨年5月に石徹白キャッチ&リリース区間で撮影)。羽化直後の体色(透明感のある褐色?)には特徴があります。この体色を再現したいと思うフライフィッシャーは多いのではないでしょうか。当然、セミトラVフィルムにもこの体色を再現するカラーが用意してあります。詳しくはコチラをご覧ください。
※そのページから“セミトラVフィルム水生昆虫対応一覧表[PDFファイル]”を開くことができます。そのPDFファイルで示してある“小型ストーンフライ”──少し彩度を落としたオレンジ色というだけのことなんですが──それが“オナシカワゲラ”の体色に該当します。セミトラVフィルムで巻くと艶も透明感もピタリと当てはまったボディになりますが、今回はヘロンをボディに使ったパターンを掲載。CDCのウィングに関しては視認性の問題もあり、ライト・ダン、ナチュラル・カーキ、クリーム、イエロー等々、いろんなカラーを使いますが、ボディカラーだけは、マテリアルを問わず“褐色、茶色、くすんだオレンジ色”系にコダワってタイイングしております。ただし“ミドリカワゲラ”をイメージしたフライの場合は、ボディはイエローからオレンジのグラデーション、ウィングのCDCにはイエロー(系)を使います。くどいようですが(笑)、セミトラVフィルムには、イエローからオレンジのグラデーションもプリントされています。


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▲“オナシ・アダルト”
フック:バリバス 2110(#16)
スレッド:GUDEBROD 10/0(ラスティ・ブラウン)
ボディ:ヘロン(オレンジ)
リビング:ゴールド・ワイヤー(XX-Fine)
ウィング:CDC(ライト・ダン)をリバースド式に取り付ける。
ハックル:ブラウン/ハックルはシャンク下を水平カット。

e0057274_261822.jpg▲ボディを仕上げた後、CDCはステムごとリバースドにまとめ写真のように取り付けます。アイ方向に残ったCDCは、ステムを切り離してからコンパラ・ダンのヘアのように(アイ方向から見て)扇状に固定し、ハックルを巻いて出来上がり。お好み、フックサイズに応じてCDCを2枚以上使っても構わないと思います。ただし、フックサイズ#16以下であれば1枚で充分かと。このパターンの場合、バリバス製2110のような軽量フック(4XFine)を使うのがお好みで、#16~#22まではCDC×1で済ませています。

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# by godzilla2004 | 2008-04-29 02:09 | ■フライフィッシング
■Gentle Fly Fishers & Sweet Itoshiro
※翌日の釣行準備ということで、珍しく装備チェックなぞしていると、BILLさんからの電話。今年2月にお子様が誕生し、育児にお仕事に多忙を極めているBILLさん、たまの息抜きを兼ね、(お子様の誕生日に納品された)おニューの吉田ロッドを渓流で初キャストするとのこと。二つ返事で釣行予定地を変更(というより、追加(笑))、より楽しくなりそうな翌日に備えて思いつくまま(要するにテキトーに)フライを巻き足します。
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△愛知県は奥三河、寒狭川上流の溪に立ち、吉田ロッドのキャストフィールを楽しむBILLさん。当初入溪した上流部では、ボサの合間をぬってのキャストが強いられ後方の障害物を確かめつつ…となりますが、操作性良好の吉田ロッドだけに多くの場合、肩の力を抜いた…“テキトー”なキャストが許されます(と思っているのは当方だけかも(汗))。当方とは違い真面目にキャストしたBILLさん、目出度く小振りながらもキレイなアマゴを釣り上げ、吉田ロッドに生命の躍動を…。オメデトウの記念に当方の吉田ロッドとBILLさんのロッドを並べて撮影したかったのですが、前日念入りに準備したのにも関わらず吉田ロッドのアルミケースだけを持ってくる…というオッサンの大失態でその目論見は達成できませんでした(笑)。

▽オッサンの後姿…撮影はBILLさん▽
e0057274_054181.jpg■いつも好反応をみせてくれる、お互いの“お好みポイント”まで後少しの地点まで釣り上がりますが、(なんと)「釣り下がってきた釣り人」と鉢合わせ。仕方ありませんので、BILLさんと相談し、のびのびとキャストできる開けた溪相の地点に移動することとしました。車に入っていた他のロッド、ちゃんとアルミケースの中に入っており事なきを得たオッサン、ちゃんと釣り出来ましたのご安心あれ。(大好きなポイントに入れなかった落胆からか?)背中に漂う哀愁を感じないわけではありませんが、きっと気のせい…(笑)。

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▲一方のBILLさん、開けた溪で吉田ロッドを振る喜びからか(?)、快調なリズムで釣り上がります。ポイントを譲ったり譲られたり、時には川原の岩に腰掛けての休憩と(いつもながらの)四方山話と、長閑なこの溪の雰囲気に溶け込む時間をお互いに楽しんだひと時も終了。BILLさんは帰宅、当方は石徹白へ、二人は逆方向に車を走らせます。

■途中、高速道路のサービスエリアでランチ休憩、石徹白に辿り着いたのは午後1時30分。スキー場駐車場へ車を滑り込ませると、旅館裏プールから釣り上がってきたMM/MDさんにご挨拶。駐車場には遅めのランチタイムなのか、YGさんとYGさん彼女さん、H山さんも…。午前中の石徹白の様子を伺っていると、チョイつるさんとK崎さんも登場。ユージュアルな石徹白ですねぇ(笑)。

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△雨に煙るユージュアルな石徹白の風景。(当方にとっては)スイートな石徹白ヴュー(眺め)ではありますが…今の時期に桜が満開となる石徹白…山深い地であることを今更ながらに再確認させてくれます。

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△こちらもスイートな石徹白キャッチ&リリース区間の流れ。駐車場で会った方々からの情報によると、午前中から押並べで良好な反応が得られたとのことでしたが、雨が降り始めてから急に冷え込んできたそうで、ひょっとしたら“良い時間帯”は終わってしまったのかもしれません(汗)。溪に降り立ち水温を計れば8℃…加えて少し増水している流れの状況から、ニンフで釣ることも考慮にいれなければならないでしょうが、逸るココロに反比例する(若干)疲れたフィジカル・コンディションでシャカリキになり過ぎるとロクなことはありません。ここは石徹白、ドライフライのシステムで気持ち良くキャストしていれば、振り向いてくれるココロ優しき溪魚も多少はいてくれることでしょう(半日の釣りなので数尾の溪魚の顔を見ることができれば良いわけだし…)。要するに適度なイー加減さで臨みたかったのがその時のオッサンのメンタル・コンディション(精神状態)は、“ルースニング”ではなく“ルーズ・フィッシング”を選択(笑)。まぁテキトーに楽しみましょう。

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■駐車場前のプールでのライズに、MDさんと共に弄ばれた後(そのアタリもユージュアルな石徹白(笑))、よりルーズ(つまりテキトー)な釣りを許してくれそうな上流へと移動、優しい溪魚(イワナ)がこんなフライに出てくれました。水生昆虫のハッチも些少…故にメイフライ、カディス、ストーンフライ…何にでも化けてくれそうなこんなフライ(#16)が役立ったわけ(かな?)。自己都合の勝手な思い込みですから…念のタメ。

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▲流れの筋に沿って大き目のドライフライを流せばガンガンと溪魚が飛び出てくる…そんな状況を期待したわけではありませんが、(ハッチが)ピークの時間帯を逃したせいからか、予想していたよりも溪魚の反応は良好とは言えません。そこで半ばギャンブル的に、狭くてキャストしづらいポイントばかり(例:上写真)を狙ってみます。ダイスを転がして出た目は丁か半か…たまたまでしょうが、吉と出たようで、事務机ほどの大きさもないようなポイントからイワナを釣り上げることができました。

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△上写真のポイントとは違いますが、同じようにキャストしづらくて、手前の速い流れにラインが直ぐに流されてしまう…当方にとっては難しいポイントを執拗に攻めて何とかイワナを引っ張り出したフライ…濡れたままの状態ではよくわかりませんが、ダウンウィング型にCDCを取り付けたシンプルなCDCダン(#16)です(ボディはセミトラVフィルム)。

■(オッサンの身としては)半端じゃない移動距離と午後からの冷え込みをモノともせず(??)、“テキトー”にフライフィッシングを楽しむことができ、真っ暗になるのを待たずロッドを納めました。奥三河の溪で3時間余り、そして石徹白でも同じ位の時間、双方の溪共にジェントルなフライフィッシャー達に恵まれた釣りは終了と相成りました。暮れなずんだ駐車場で後片付け、そして誰が言い出すわけでもなく、満ち足りた日の締めは“だるまや”で夕食…良い子…つまり、他の釣り人(含むオッサン)に対して斟酌できるココロ優しいヒト達ということです…のお約束(笑)。

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■久し振りにBILLさんと共に釣り上がり、当方は釣果ゼロに終わったけれどもまったりとした時間を楽しむことができた奥三河の溪、予想を下回ったとはいえ、数尾の溪魚を…拙いながらも個人的には満足できる戦略(もどき)を駆使して(?)…釣り上げることができた石徹白キャッチ&リリース区間での釣り。共にルティーンなマイ・フライフィッシング・スタイルで精神的には充分以上に満たされましたが、一日に詰め込み過ぎたスケジュールは老いた肉体にとって相当にハード(笑)。実は翌日も石徹白で釣りをすることになっており、当初は名古屋に帰って出直そうと考えていた予定は変更(当然ですな)。とある“道の駅”に車を停め、トランクに常備してある寝袋に包まって夜半過ぎから強さを増した雨音を子守唄にして眠りにつきました。

※気の利いたオチを見つけることができないまま本エントリーは終了。翌日の石徹白釣行については次回エントリーで。“気の利いたオチ”を考え中…なのでどうかご理解を(笑)。
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# by godzilla2004 | 2008-04-27 23:53 | ■フライフィッシング



シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣
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