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●アント、アント、アーンド、アント
●これからの季節、アント(蟻)はフライラインナップから外せません。私はアント好きなので、タンと巻いてボックスに忍ばせてあり、(アントとして効いたかどうかはわかりませんが、)すでにアントパターンで数尾のアマゴ、イワナを釣っています。というわけで、今回はセミトラVフィルムを使ったアント・パターンのご紹介。

●アント、アント、アーンド、アント_e0057274_0203627.jpg
使用したフックは、VARIVAS 2200 #14ですが、グラブフックなら何でもお好きなもので。まず、セミトラVフィルムを幅1.5mm、長さ15mmにカット(その大きさにカットできるようガイドが付いている部分があります)。カラーはグレーが最適ですが、何色でもお好きな部分を使っていただいて構いません。この場合のセミトラVフィルムは、フラッシャーブーの光を抑えつつ、アント体表のツヤを表現するタメに使用します。スレッドにヘッドセメントを何度もコーティングしたツヤとは違った趣、少し抑え気味の半光沢状態となります。

●アント、アント、アーンド、アント_e0057274_027028.jpgカットしたセミトラVフィルム、フラッシャブー(ミラージュ)、薄いフォーム(黒が望ましい)の順に取り付け、フォーム、フラッシャーブー、セミトラVフィルムの順に巻いていきます。フラッシャーブーは、フォームの上をリビングするように巻き、セミトラVフィルムで覆った後、真ん中の細い部分にも巻いてヒカリモノとして機能させます(派手好みなものですからm(__)m)。スレッドに明るい色を使ってより派手に装わせるのもナイスです。写真のフライでは「タン」色のスレッドを使用してあります。

●フォームを最初に巻きつけるわけですが、蟻のあの膨らんだボディの形は、この段階で作りあげておくと後の作業が楽になります。フォームをお持ちでない場合は、6/0程度の黒いスレッドでボディの形を作っても大丈夫。少し沈み易くなるかもしれませんが、その方が効く場合だってありますからね。上の写真のようなボディとくびれた部分を巻いたら、後はお好みで仕上げてください。パラシュート・タイプでも、ヘアウィング・タイプでもお望みのタイプに仕上げてください。
●アント、アント、アーンド、アント_e0057274_0394286.jpg
※これは、CDCをダウンウィングで取り付け、アントの定番ブラックのハックルを巻き、シャンクより下の部分をカットして仕上げたものです。いい味出ているとは思いますが、現場で「フライ・メイクアップ」のお世話になることは必至です(笑)。


●アント、アント、アーンド、アント_e0057274_042491.jpg●セミトラVフィルムを使って巻いた、アント&アント。ロイヤルコーチマンのようにレッド・フロスを巻いてみたり、太目のボディ、細めのボディなどを巻いて、イロイロなバリエーションを作って現場に臨んだほうが、オサカナに飽きられることが少なくなり、「巻いてて良かったアント、アント&アント」と実感できるかもしれません。セミトラVフィルムを使ったアントを量産し、これからのホットな季節をホットに楽しんでください。なんたってアントは、(セミトラVフィルム使わないパターンでも)釣れますからね(笑)!
by godzilla2004 | 2006-06-08 00:52 | ●セミトラVフィルム | Comments(12)
Commented by dadlife at 2006-06-08 07:33 x
godzillaさん、おはようございます。(^^)
そろそろテレストリアルの季節ですね。アントは自分も巻きますけど、意外に難しいんですよー。何がって、バランス。基本的にスレットでお尻を巻くんですけど、大きくなったり、変な形だったり・・重すぎて沈んじゃったり。(笑)
godzillaさんのアント、簡単そうなので、巻いてみます(失敗少なくて済みそうです)。
Commented by godzilla2004 at 2006-06-08 12:13
dadlifeさん、こんにちは。
そろそろ、なんですよ。ですから巻き巻きしないとあきませんね。アントはイロイロなパターンがあって、それぞれ実績もあるわけだし、何を巻いてよいのか混乱するかもしれません。セミトラVフィルムでボディを作ったパターンまで増やしてしまい恐縮です(^^ゞ。
下巻きのフォームは、何でも良いので、お手元にあるそれらしきモノでチャレンジしてください。色はマジックで黒く塗ればヨロシイかと。テレストリアル、他のパターンも順次紹介していきますから、参考にしていただけると嬉しいですねぇ。
Commented by Rolly at 2006-06-08 20:59 x
こんばんわ!!日曜日には沢山の、それも大きな羽アリを見ましたね。
圧巻だったのは、羽アリが、自分で羽をもぎ取って普通の?アリになったこと。その瞬間を閉会式の時に僕の足元で見てしまいました。

今週はテレストリアルを持参して、今年初めてのプチ源流行してきます!フォームを使って巻いたアントパターンは、投射性に優れていてポチャンという感じで落とすのがお気に入りです。
Commented by taros_magazine at 2006-06-08 21:05
こんばんは!
そうなんですよねー、アントの季節なんですよねー…
そういえば、昔は夏はコレばっかり使ってたなぁ…(遠い目…)
ということで、近々ちょっと谷を遡行するつもりなので
久しぶりに巻いてみようじゃないかと思う所存です!

あ、そういえばヤフオクに『セミトラVフィルムで巻いたあかむしくん』のフライが出品されていますが、godzillaさんじゃないですよね?(笑)
Commented by tokyo_terry at 2006-06-08 22:28
godzillaさん、こんばんわ!!
いよいよテレストリアルですか。といいつつ、案外春先でもアントならイイ釣りができちゃったりするんですよね。なのでアントは通年ボックスに入ってます。
さまざまなフライパターンが巻けるのはテレストリアルフライの楽しい一面ですね。工夫やアイデアと魂を込めて巻く毛鉤。アップ楽しみにしてますよ。次はビートルでエントリーお願いします(笑)
Commented by godzilla2004 at 2006-06-08 23:46
Rollyさん、こんばんは。
大きなハネアリ、見ましたねぇ。でも、自分で翅をもぎ取って普通のアリに変身?したところは見ていません(^^ゞ。今度行ったときには絶対見つけてやりますよ!
イイですねぇ、プチ源流行。フォームを使ったパターンは水面に落としたときのポッチャンが、接着剤コーティングのモノより、少しソフトな感じがしますけど気のせいでしょうか。ポッチャンの振動が水中を伝わってオサカナの耳目を刺激するのか、落とした途端に出てくることがありますよね。
Commented by godzilla2004 at 2006-06-08 23:59
taroさん、こんばんは。
アントの季節イコール蜘蛛の巣の季節到来ですね。遠い目ですか?古くて新しいアント・パターンですから、巻いてみてくださいね。
ヤフオクに出てたんですか?モチロン私じゃありません(笑)。でも、嬉しいですねぇ、ちゃんと巻いてくれている証ですから。イイ釣りして、それでオークションに出す気になっていただいたと信じたいですヨ。先日、ライズさんから指摘のあったどこかのブログのように、セミトラVフィルムと全く違う方法且つ違う素材で作って、「色が落ち易い」なんて妙な評価されることに比べればずっと嬉しいですね。直接聞いてくれれば、正しい作り方お教えするのに…。
説明書では色落ちの可能性がありますと明記はしてありますが、殆どしないんですけどね。とは言いつつも、色落ちの心配がなくなり且つ水中で気泡を抱き易くなる巻き方を次回アップする予定です。
Commented by godzilla2004 at 2006-06-09 00:05
terryさん、こんばんは。
いよいよテレストリアルですヨ。おっしゃる通り、春先でも使うことはありますよね。私の通年フライボックスにもちゃんと入れてあります。小型のビートルだって入れてあります(笑)。#8、10フックに太目のボディを巻いたエルクヘアカディスだってテレストリアルとして使ってます。比較的タイヤーの自由度が高いので、そんなに数は必要ないのに増えてきて困ってますよ(笑)。ビートル・エントリーですか。また増えちゃうなぁ~(笑)。でも頑張ります!
Commented by ドイザラス at 2006-06-09 11:21 x
こんにちは、godzillaさん!掲載されているアントくん、綺麗で華がありますネ!なんかオサカナさんじゃなくても惹かれてしまいそうです。これからの季節大活躍しそうな気配・・・早速マキマキしてみます。
Commented by godzilla2004 at 2006-06-09 11:56
ドイザラスさん、こんにちは。
アントなどのテレストリアル・パターンは、これからの季節は必須ですね。春先でも効果があること、terryさんもおっしゃってますよね。以前、ドイザラスさんがアマゴを釣った「ブラック・コーチマン」は、(一応)テレストリアルパターンですヨ。これからの季節、皆がテレストリアル(特にアント)・パターンを使いますから、いろいろな種類のアントを巻いておくとヨロシイかと。沢山巻いて、沢山釣ってください!
Commented by ねねこ at 2006-06-09 20:45 x
godzillaさん、こんばんは。
今度はアントですか。セミトラVフィルムのバリエーションは無限ですね。
実は私もアントパターンは好きなんですが、ボディがどうもボコボコしてきれいに巻けない印象がありました(単に私が不器用なだけですが)。
この方法ですとフィルムで覆うため、滑らかに仕上がり、そして下地も含めたバリエーションが楽しめますよね。いいことを教えていただきました。ありがとうございます。
Commented by godzilla2004 at 2006-06-09 23:41
ねねこさん、こんばんは。
無限のバリエーションだなんて、お褒めいただき有難うございます。セミトラVフィルムで巻いたあかむしくんがヤフオクに…なんて、私とねねこさんの合作が世に出たわけで、何とも嬉しいですねぇ。「あかむしくん」のような優れたフライが有る意味評価されたわけですからね。
定番中の定番のアントにVフィルム使って、実釣りで相当な高反応が得られたのでエントリーしましたが、他のボディと同様巻き易いのでタイイング自体も楽しいですヨ。ヘッドセメントとか瞬間接着剤でコーティングしても、違った感じの仕上りになるので捨てがたいのですが、Vフィルムで巻くと接着剤を乾かす待ち時間がなくなるので、気の短い私は助かっています(笑)。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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