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■沈めて(ニンフ)、見て(サイト)、ロッドを立てる(フィッシング)
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※1週間前の三連休の中日(4日)、美濃フィッシングエリアを訪れ、ドライフライの釣りを楽しんだシャックマンさん。この日(12日)は、その時と比較にならない厳しい条件の中、それでも小振りながらキレイなアマゴをツ抜け近く釣上げ、満足の一日となりました。

■シャックマンさんと美濃フィッシングエリアに到着したのは午前8時少し前。既に駐車場には沢山の車が駐車してあり、休日の賑わいを見せていました。全国的に広がった低気圧による風の強い朝、時折突風が吹きぬける溪に立ち、まずは前回好結果をもたらしたというCDCダン(#20)を7Xティペットに結び、キャストします。クリーム色のセミトラVフィルムを巻いたCDCダンでしたが、余程タイミングを見計らってキャストしないと狙った場所に落ちないほど強い風が邪魔をします。風が止んでいる間のキャスト&ドリフトを繰り返していると、6寸程のキレイなアマゴがフライに出てくれました。昨年採集した卵から育った1年魚、ネットの上では繊細な印象ですが、フライへの出方は俊敏で元気一杯でした。
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▲CDCダンに出た華奢なアマゴ。これくらいのサイズでも渇水状態の中、少しでも流れの強い場所を見つけてキャストすると高反応を見せてくれました。が、その状態が続いたのは日が高くなってからお昼までのことでした。

■沈めて(ニンフ)、見て(サイト)、ロッドを立てる(フィッシング)_e0057274_229612.jpg■駐車場からポンドへ向う橋下プールの流れ込みはこんな状態。平水であれば真ん中の岩の両側から強い水流が流れ落ちていますが、今はそれも見えなくなるほどです。
この日の午後からは、できるなら新たに捏造したCDCダン(CDCサイドワインダー)の実釣試験を行うつもりでしたが、強い日差しにも関らず水温もそれ程上らず(9~10℃)、このプールのように魚影の濃いポイントを見付けても水面上に興味を抱くアマゴはいないようで、どうもドライフライへの反応は鈍いようです。捏造CDCダンを投げてみましたが、強風に枯葉、木の枝が邪魔をして、結果は芳しくありません。試験は諦め、視認性の良いBH(ビーズヘッド)タイプのニンフに結び替えてしまいました。

■マーカーも付けないドライフライのシステム(ティペットだけフロロ・カーボン7Xに変更)でキャスト。ビーズヘッドの重さだけでゆらゆらと沈んでいくBHフェザントテールを目で追っていると、フライの回りのアマゴの動きに変化が出てきます。フライの沈下に合わせて沈んでいくもの、すっと近寄ってくるもの、10尾程度の集団の動きが個々の勝手な動きに変ったと思う間もなく、どこから近付いてきたのか、直線的にフライに向ってきたアマゴの口が開き、ビーズヘッドの微かな輝きがその中に吸い込まれました。反射的に立てたロッドにローリングするアマゴの手応え。午前中釣ったアマゴと同サイズ、6寸程度がネットに収まりました。

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▲ニンフの釣りで使ったフライは、BHフェザントテール、BHヘアーズイアー、ケムソパス1号、そして上の写真にチラリと見えるBHのアトラクターフライ。このフライは、ビーズヘッドとエッグヤーンを2色以上組合せたもので、水中で目立ちつつも茫洋としたつかみどころのなさが特徴?のフライです。シャンパン色とマゼンダを組合せたタイプがこの日は効果抜群でした。そのケバさとひらひら感?から“乙姫伝説”と名付けました。機会があれば詳細をご報告します(でも、ちょっと…いや相当ハズカシイ・フライなんですよね(笑))。

■結局、午前中釣った1尾だけがドライフライでの釣果で、それ以後はニンフばかりで十数尾釣上げましたが、ドライフライ(捏造CDCダン)の試験で訪れたつもりが、ニンフ修行と様変わりしてしまいました。反応が良いとね、なかなかやめられない、止まらない…になっちゃうんですよ(^^ゞ。5時近くなり見辛いのを承知で再び捏造CDCダンを投げてみましたがまったくの無反応。試験だからと#16しか巻いていかなかった準備不足を痛感しました。シャックマンさんは私と違い、#20の(パターンは違っているものの)ドライフライを一日使い続けでツ抜け近い数を釣上げただけに、試験するならサイズも揃えていかないとねぇ…なんて後悔先に立たずを実感した一日となりました。

※というような次第で、ロクな実釣試験は出来なかったわけですが、来シーズンへのお楽しみとして?CDCサイドワインダーを次回エントリーする予定です。
by godzilla2004 | 2006-11-12 22:41 | ■フライフィッシング | Comments(12)
Commented by dadlife at 2006-11-13 05:21 x
godzillaさん、おはようございます。(^^)
埼玉も強風&低気圧の影響か凄く寒かったですよー。
あの風で釣りに行くこと自体、無謀っす。ある意味、すごいです(笑)。
しかもお魚から丸見えのような流れ・・・こりゃ普通だめでしょうけど、ちゃーんと結果は出してくるんですよねー。本当、すごいなー。
さて、乙姫伝説・・いかなる物なのか、後のエントリーが楽しみです(確かに目立ちます・笑)。
Commented by ita-gon at 2006-11-13 20:33
godzillaさん、こんばんは!
美濃での修行、お疲れ様です。いやはや、godzillaさんの修行に対する姿勢には頭が下がります。見習わねば!といつも思いますよ。僕にとってはサイトでのニンフィングは苦手なので、石徹白のスキー場横のプールで手も足も出せません。僕もしっかり目標を定めて、修行しようと決心しました。
ところで、このネットは初めて見るんですが・・・。もしかしてスペッシャルなヤツですか~?
Commented by at 2006-11-13 22:20 x
godzillaさん、こんばんは!
素晴らしいニンフの修行されてますね。
シャックマンさんもドライでツ抜けに近いとは流石です。
godzillaさんのエントリー読みながら、はやくも再来週の
ニンフィングのイメージトレーニングしちゃいましたよ^^

それにしても、こういう強風、渇水下というタフコンディションでこそ、
上手な人とそうでない人の差がでるんでしょうね。
プロセスを楽しみつつ、結果も出されるgodzillaさんの釣り、
見習いたいですっ!
Commented by godzilla2004 at 2006-11-13 22:39
dadlifeさん、こんばんはっ!!
天気図見てましたので、風が強いことは覚悟して出かけました。まぁ近い場所ですし、それ程気合入れていたわけでもなく、1尾でも釣れれば良いやってね(^^ゞ。
クリアな水質で止水に近い状態というのは、サイトフィッシングの修行向けなんですよ。ドライならミッジかな。ただ風が強かったので、細ティペットだとトラブルばかりになっちゃうので、ミッジではなくフロロ7Xティペットを使ったサイト修行にしました。
乙姫伝説(他に羽衣伝説も巻いてあります(笑))、要は、ビーズヘッドにエッグヤーンの各色をミックスして視認性を上げ、もやーっとした印象になるよう巻いただけですので、dadさんも挑戦(捏造)してみてください。当方のエントリーはいつになるのかわかりませんので、自由に巻く楽しさってのを一度味わってみてください。病み付きになりますよ(笑)。
Commented by godzilla2004 at 2006-11-13 22:44
ita-gonさん、こんばんは^^。
いえいえ、修行と称してアソビに行ってるだけですよ(^^ゞ。ドライでダメならニンフがあるさ…とは言うものの、練習しておかないと渓流シーズン真っ盛りのとき、狙い通り釣れませんからね。特に私はドリフト下手でドライでは難しい場面に良く遭遇するものですから(^^ゞ。
ネットは、以前から持っているランディングネットの手編みネッ編み目が大きくてイヤだったので、細かい編み目にしたくて、haruさんにお願いし張り替えていただきました。薄いピンクがお気に入りです。
Commented by godzilla2004 at 2006-11-13 22:52
洋さん、こんばんはっ♪
この時期の美濃FA、余程状況が悪くなければ、ニンフに専念して釣れば軽くツ抜けしますよ。もちろん、自然相手には違いありませんから、ダメなときだってあるでしょうけどね。
美濃FAのストリームは、ルースニング、サイト、アウトリガー、ドライフライ各々に適したポイントが点在しています(自然渓流のままですから当り前ですね(^^ゞ)。その時の練習(修行)内容に応じて釣り人を鍛えてくれる素敵な管理釣り場ですよね。ですから、プロセスを楽しむ洋さんに最適な環境でもあるわけです。で、あの近さですからね~、堪りません(笑)。
再来週はナイスなメンバー揃っての釣りになりそうですから、シーズン中以上にワイワイ楽しみましょう!
Commented by tokyo_terry at 2006-11-13 22:54
godzillaさん、おばんで〜〜す!!
湯原の次は美濃参拝ッ!修行を欠かさないあたりは、さすがgodzillaさんッ!!毛鉤にこだわった楽しい遊び方、いや、修行(笑)を怠らないのは感心しちゃいます。
渇水になると、ほんとうに美濃のアマゴは難しいですよね。もう、どうして?どうして?どうしたら釣れるの?ってパニックになりそうです。でもまたそれが楽しかったりするんですけど・・・あ〜、たったの一週間だというのに、すでに禁断症状が出始めて来たような気が・・・
Commented by godzilla2004 at 2006-11-13 23:02
terryさん、おばんだす〜~ぅ♪
毛鉤にコダワル訳でもないんですが、何しろ、アマゴはクリアな水の中にわんさか居ますからね~、釣れないとストレス溜まり過ぎ!。で、何とか釣ろうと試行錯誤?しちゃいます(^^ゞ。
実は、エッグヤーンでモサっと巻いたフライのネーミングをどうしようかと考えていた時に、ケバくてセクシー?な湯原釣行1日目の夕食を食べた「龍宮」のママを思い出しまして…。それで「乙姫伝説」と名づけてしまいました(笑)。そしたらイメージが膨らんで「羽衣伝説」ってフライまで巻いてしまった次第です(^^ゞ。でも、それで難しい美濃のアマゴをそこそこ釣ることができましたので、「乙姫様」のおかげと感謝してますよ(笑)。
Commented by Rolly at 2006-11-13 23:54 x
こんばんわ♪「乙姫伝説」ってネーミングから想像するのは、ある種の「アンバランス」っぷりを表現したフライでしょうか(^^)または、「大盛り」なボリューム感たっぷりとか??もう、イメージ膨らみまくりで実物を見せていただくのが楽しみです(爆)
Commented by BILL at 2006-11-13 23:55 x
godzillaさん、こんばんはっ!
同じフライに対しても、アマゴ達がそれぞれ異なったアクションを起こすなんて面白いですね。産まれも育ちも同じハズなのに、アマゴにも個性があるのでしょうか(^^)?そんな魚たちに翻弄されるのも楽しそうですね。月末が楽しみです♪
Commented by godzilla2004 at 2006-11-14 00:31
Rollyさん、こんばんはっ!!
「アンバランス」、「大盛り」、「ケバい=装飾過多」、「キッチュ」、「あやしさ満点」などなど…、あの「乙姫さま」を数年来見続けてきたRollyさんだけに想像が逞しくなってしまうは仕方ありませんね(^^ゞ。私の抱いたイメージですと「ケバい」となりますm(__)m。
大盛り=ボリューム感たっぷりは、狙ってみました(笑)。実物見てしまうと、「なんだぁ(←名古屋弁で)」ってなるトホホ感もたっぷりかもしれません(^^ゞ。でも「羽衣伝説」は、ボディをADWなどでポチャッと巻いたカディス・ピューパをヒントにした、結構繊細なパターンなので、見た目はこちらの方がヨロシイかと。いずれにしても今度お見せしますので、笑ってやってください。
Commented by godzilla2004 at 2006-11-14 00:42
BILLさん、こんばんはっ♪
サイトフィッシングの場合、オサカナが群れていれば、その集団の少し上流にフライを落とし、集団に差し掛かる頃に丁度の水深に到達するようにします。その時のリアクションは本当にオサカナそれぞれ違いますね。一番捕食してくれる確率が高いのは、少し離れたところからフライを見つけて近付いてくるヤツで、勢い余ってフライをくわえちゃうことがあるようです(^^ゞ。この場合の捕食トリガーは「勢い」ってことになりますかね(笑)。ですからピックアップはできるだけ我慢して、群れを通過したら即ピックアップ!なんてことのないようしています。
ニンフ修行もドライ修行も、状況次第とは言え、何とか対応できるだけのスキルを持ったメンバーが集まりますので、その場の工夫で、ビシバシ釣りまくっちゃってください。とにもかくにも楽しく釣りできそうで、月末が待ちきれませんよ。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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