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▲ピーターのフライボックス(III)
▲ピーターのフライボックス(III)_e0057274_17234535.jpg
※先日のタイイング・セッションで、NZ人ピーター氏が巻いた唯一のドライフライがこちら(↑)の“ディアヘア・セッジ”。テールと(タンデム)ウィングには、ディアヘアを使い、ボディはダビング(クリスタル・ダブ:ヘアーズイヤー)、パートリッジでハックリングしてあります。フックはBUYAN、C301(#12)。本来はもう少しロングシャンク・タイプのフックを使うことが多く、ディアヘアのウィングを3層に取り付けるそうですが、イメージする水生昆虫(当然ヒゲナガトビケラ系)のサイズによっては2層で済ますこともあるそうです。

▲ピーターのフライボックス(III)_e0057274_17395326.jpg▲こちらは同じフライの下腹(ベリー)部から撮影したものですが、ボディはクリスタル・ダブ(Krystal Dub)の「ヘアーズイヤー」色?でジューシー(厚め)に巻いてあるだけです。同じようなフライを巻くとなれば、当然のように捏造してしまう私は、少なくともミディアムサイズのワイヤーでリビング程度はしてしまうことでしょう(笑)。それにしてもクリスタル・ダブに混じっているヒカリモノ(フラッシャブー?)がナカナカに魅惑的で、私自身は一目で釣られてしまいました(^^ゞ。


▲ピーター氏によると、英国ではディアヘアの色を変えて、ブラックカディスっぽくしたりした色んなバリエーションがあるそうです。ボディだけではなく、フックサイズでディアヘアを2層にしたり3層にしたり、アンダーウィングにCDC、ADWを使ってみたりなどと、改造が楽しめそうなフライでもありますね(と捏造を奨励してみます(笑))。3層にして国旗バージョンを巻いてみようと思っているのは私だけでしょうが(^^ゞ。

▲ピーターのフライボックス(III)_e0057274_182724100.jpg
※思い通り「釣り」に出かけられない異国の休日。私がピーター氏の立場であれば、フラストレーションばかり貯まりそうなものですが、ピーター氏が巻き貯めた多くのフライからは、そんな気配など微塵も感じられません。いつか訪れる母国での釣りに備え、彼が黙々と巻き続けたフライを見ていると、フライタイイングは「釣り」そのものなんだと実感させてくれます。
by godzilla2004 | 2006-12-28 18:07 | ▲フライタイイング | Comments(8)
Commented by dadlife at 2006-12-28 21:04 x
godzillaさん、こんばんわ。(^^)
流石と見とれていたら・・・おやっ?
おーっ、外国の方でもボックスにフライを綺麗に並べるんですねー。
やっぱ、いいっすね。(^^)
Commented by godzilla2004 at 2006-12-28 23:23
dadlifeさん、こんばんはっ。^^♪
NZのフライフィッシャーの特徴なのか?ディアヘアを上手に使いますねぇ。サスガだと思います。
C&Fフライボックスのスリット式ですから、まぁキレイに並べざるを得ないのかも知れませんが、彼は結構几帳面なタイプなんでしょうね。イイところはマネしたほうがヨロシイんですが、ベースケなところはそっとしておいてあげましょう(笑)。
Commented by taros_magazine at 2006-12-28 23:31
こんばんは!毎度です
先日現物も拝見したのですが、一番下の画像のフライボックスに入っている”ハエ”のフライ…
こうして見ると、本当に家によくいるハエ(ドコに住んでるんだ?というツッコミはごカンベンを…)に見えますね~…あらためて彼のタイイングセンスを感じます

あ~、何本か貰っておけばよかった (笑)
Commented by godzilla2004 at 2006-12-28 23:52
taroさん、こんばんは!で毎度です~♪
あの家蠅(House Fly)サスガですよね~。渓流には居ないような気もしますが、場所によっては家畜の「にほひ」がするところもありますので、全く居ないわけでもなさそうですし…。ライツロイヤルの改造バージョンかもしれませんよ~(笑)。でもおっしゃる通り、ナイスな(造形)センスです。
次回のセッションで貰っちゃいましょう!釣りに出かけるにしても、今の時期でピーター氏の嗜好ならニンフィングになりますので、ロストすることはまず無いでしょうからね(笑)。
Commented by tokyo_terry at 2006-12-30 00:48
godzillaさん、おばんで〜す!!
ラストの一文“ 黙々と巻き続けたフライを見ていると、フライタイイングは「釣り」そのものなんだ”ってのは同感です。ただ、ボクの場合は“ウルサイ”でしょってツッコミが入れられそうですけど(汗)さすがにタイイングの時は静かにしてますよ。
でも、人が巻いているときは“ウルサイ”みたいでしたけどね(爆)
Commented by Rolly at 2006-12-30 09:20 x
godzillaさん、毎度です!
ディアへアセッジ、ボクにとっては3月の主役だったりするのでいよいよ年が明けたら準備しなくちゃなぁ・・・という気分をガンガン盛り上げてくれました(^^)

一日早いけど、ちょっとドタバタしてるので今の内にご挨拶を・・・。
今年は、例年ではありえなかった石徹白川が一気に認知されるようになったのもgodzillaさんの日々のブログでの紹介のお陰でした、本当にありがとうございます。清掃会でも多大なご協力を頂いたことを決して忘れていません、重ねてお礼申し上げます。
来年も、同じようなペースで釣りをしていくと思いますがまた御一緒させてくださいね!!それでは、お体にお気をつけて良いお年をお迎えください。
Commented by godzilla2004 at 2006-12-31 00:30
terryさん、おばんだ~す!!
タイイングの時はうるさくないといっても自己申告ですからね~。やはり一度タイイングを拝見させていただかないと結論は出せません(笑)。他の人が巻いている時の地声の大きさはあの時録画したビデオを見れば明らかですヨ。ってそれをウルサイって言うんですよね(爆)。
いずれにしても今年は大変お世話になりました。来年は解禁当初から、○洋さんも誘って、皆でタイイングもフィッシングもワイワイ楽しみましょう。宜しくお願いしますね~。
Commented by godzilla2004 at 2006-12-31 00:41
Rollyさん、こんばんはっ、毎度ですっ!!
おぉ、Rollyさんも巻いてますか。で、3月の主役とな!年が明けたら、私も負けないように巻きますヨ、ディアヘアセッジを!

こちらこそ、今年初めて釣りをした石徹白C&R区間でシーズンを通じて大いに楽しめたこと、Rolllyさんのおかげと感謝しています。拙ブログでの紹介が認知に役立ったとしても微々たるものですが、紹介したくなる良い釣りができたことは、ただただ石徹白の恵みのおかげなわけですから、本当に素晴らしい溪であり地域だと思っています。釣上げるまでの苦労なんか一瞬で吹っ飛ぶ石徹白のイワナ、アマゴ。そして渓魚を育む石徹白の生産能力には毎回驚嘆していた次第です。
もちろん、来年も出来る限り通い続けますので、是非ご一緒してください。では、良いお年をお迎えください。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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