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▲CDC&Elk
※何かにじっくり取り組むには精神的・時間的余裕のない深夜、かといって眠りにつくには少しばかり早過ぎる深夜、彷徨う電網空間(って甲殻機動隊かいな…)で見つけたパターン。じっくり取り組まなくても巻けそうなシンプルさに魅かれて巻いてみました。眠りにつく時間はいつもより遅くなってしまいましたが(笑)。
▲CDC&Elk_e0057274_19521646.jpg
▲“CDC&エルク”
フック:TMC103BL(#15)
スレッド:GUDEBROD・10/0(タン)
ボディ:CDC(フェザー先端をベンド部に取り付け、アイ方向に巻いてボディとする)
ウィング:ミュール・ディアヘアー(ナチュラル)

▲年末年始のお休み。生活のリズムが狂ってしまったようで、どうにも眠れない深夜、インターネットで面白そうなフライ・パターンでもないかと彷徨っていた時に辿り着いたのはこちらのサイト。気の向くままに“CDC&エルク”をタイイングし、2ヶ月ほど経った解禁後のとある溪で使ってみたところ、良好な反応を得ることができました。

▲CDC&Elk_e0057274_2042342.jpg
▲タイイング自体は極めて簡単。(高級品ではない)CDCをボディに巻き付け、余ったバーブ(barbs)はタイヤーのお好みで、アンダーウィングっぽく後方に向けて固定しても良し、シャンク両側に乱れた状態にしても効果的なのではないでしょうか。

▲CDC&Elk_e0057274_2094430.jpg※こちらは下から見た“CDC&エルク”。乱れたCDCのバーブが色んなもの(レッグとかシャックとかスペント・ウィングとかオサカナの食欲をそそる何か)に見えそうで、そこがこのフライのキモである…とは、オリジネイターの“HANS WEILENMANN”さん(オランダ)の弁。ハンス・ウェイレマンさんとお呼びすればヨロシイのでしょうか…。件のサイト、(1992年に考案した“CDC&エルク”に関する)氏の考察が相当なる説得力を持って記載されています。“CDC&Elk”の文字をクリックすると詳細なタイイングガイド(写真と解説、そして動画まで)のページが表示されますので、このフライを巻いてみたいと思われた方はそちらもご覧ください。

▲CDC&Elk_e0057274_2015516.jpg※こちらはグラブフックに巻いてみた“CDC&エルク”。一目でおわかりいただけると思いますが、“ガガンボ”パターンとしても充分に機能してくれそうな気がします(あくまでも個人的見解ですよ~(笑))。それ(ガガンボ)にしてはエルクヘアーの量が多過ぎかも(汗)。
▲“CDC&エルク・ガガンボ”(仮称)
フック:がまかつC12-G(#16)
スレッド:GUDEBROD10/0(タン)
ボディ:CDC(ナチュラル・ブラウン)
ウィング:エルクヘアー(ブリーチ)


レシピ通り(だとTMC102Yの#11~#17が指定されています)、ストレートシャンクのフック(#16~#18)に巻いた“CDC&エルク”を先日の釣行では使用しましたが、この時期の溪で高反応を得られたとなると、ひょっとしたらオサカナはボディからはみ出ているCDCのバーブを“ガガンボ”のロングレッグとして見てくれていたのかもしれません(なんて自己都合の結論(笑))。まぁ答えは神のみぞ知るですが。

▲CDC&Elk_e0057274_20252393.jpg
▲“CDC&エルク”に必要なマテリアルはこれだけ。CDCとエルクヘアーもしくはディアヘアー(写真はミュール鹿)、どちらもお好きなカラーでヨロシイかと…。(CDCに対応した)ドブ漬けフロータントに浸してキャストしてみてください。驚くべき浮力持続性にパイロット・フライの一つとしてフライボックスに忍ばせたくなること請け合いです。
by godzilla2004 | 2007-03-27 20:35 | ▲フライタイイング | Comments(6)
Commented by dadlife at 2007-03-27 21:39
godzillaさん、こんばんわ。(^^)
先日の釣行での失敗(硬いマテリアルは弾かれる・・かも?)で、もう一度タイイング自体を考え直そうかと思ってます。『お魚に食べていただく』にはどうしたらいいのか?マテリアルは何がいいのか、違和感をどう処理するのか・・・etc。
まあ、そんなにかしこまって巻くつもりはないんですけど、godzillaさんのエントリーを見てたら、やっぱ魚の目線で考えてるんですよね。自分目線で巻いたパターン(笑)が在庫として残ってるので、使ってみながら(せこい・爆)「お魚目線で考えられる」ようになれればいいなーって思ってます。
Commented by gonza_66 at 2007-03-27 22:42
godzillaさん、こんばんわ!
さっそくまきまきさせていただきます(笑)
しかし、良く浮きそうですねCDC&エルク
Commented by godzilla2004 at 2007-03-28 00:05
dadlifeさん、こんばんはっ^^!
オサカナが出てきてくれても弾かれたりしてフッキングしないことは、ありますよね~。と言うか毎度のことです(笑)。マテリアルのせいなのか、水面から浮き過ぎが原因なのか、もう考え出すとキリがありませんが、考えざるを得ません。ドリフトの問題(これが一番の原因かも)、オサカナの活性がイマイチだったり…なんて場合もあるようです。
オサカナ目線なのかどうかはわかりませんが、浮き姿勢ってのは重要だと思って、いつもタイイングしてはいます。水面にペタッと張り付く浮き姿勢のフライは、比較的フッキング良好のような印象がありますね。でも打率6割くらいじゃないでしょうか(^^ゞ。難しいもんですわ。
Commented by godzilla2004 at 2007-03-28 00:08
gonza_66さん、こんばんはっ!!
さっそく巻いてくださいますか!(笑)。件のページをご覧になると動画もありますので、そちらもじっくりと眺めてくださいね。ハンスさんのタイイング、スレッドワークが絶妙でタメになりますよ~。
浮力持続性はホントに素晴らしいものがあります。ただ最初のうちは少しハイフロート過ぎるのか、それこそ弾かれてることもあるようです。ドブ漬けフロータントではなく、ジェルタイプをボディの上半分とウィングにすり込む方が良いでしょう。これで釣りまくってくださいね!
Commented by 山猿 at 2007-03-28 21:43 x
godzillaさん、毎度です。

CDC&ELK、何があっても沈まない雰囲気がたまらんですね。
わたしのフライも、沈まないがことが基本で知らぬ間にマテリアルが増えてしまっていますよ。 でもこのパターンはスッキリハイフローと、そりゃもう真似させて頂くしかありませんよ。
Commented by godzilla2004 at 2007-03-28 22:58
山猿さん、こんばんは~!毎度です。
シンプルな作りだけに量産もできますので、是非沢山巻いてください。今月初めの石徹白、短時間ながらオサカナはそこそこ出てくれました。
gonzaさんにもコメントした通り、フロータント処理をした直後は余りに浮き過ぎで弾かれるような気がして、グラブフック・バージョンも巻いてみました。今週末の石徹白で試してみるつもりです。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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