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★巨匠と日本茶
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真竹素材のフライロッド製作の巨匠(写真左)と巨匠の(広報関係限定?)タニマチ別誂石徹白セット仕掛人…を囲み、日本茶を飲みながらのミーティング。…とはいうものの、石徹白C&R区間に関する四方山話に終始した夜でした。

★巨匠と日本茶_e0057274_19575439.jpg★こちらが“別誂石徹白セット”…ロッド、リール、ランディングネットが揃った3点セット(撮影はアトリエKAN:斎藤さん)。撮影場所はもちろん石徹白C&R区間(スキー場駐車場前プール)です。

※余談ですが、フライフィッシャー誌(2007年11月号)には吉田ロッドさんの取材記事が掲載されています。

★訳あって、“別誂石徹白(スペシャル)セット”のプロトタイプが当方の手元にあり、ここ2回の釣行では遠慮なく使用させていただいております。残念なことにそれなりのサイズ(写真撮影に値するサイズ)を釣り上げることができず、我が身の修行不足を痛感するだけの結果しか出ていないことは拙ブログをご覧いただいている皆様には周知の事実です(^^ゞ。が、吉田ロッド製、8フィート3インチ、3番仕様の真竹ロッドのパフォーマンスの一端を充分に実感できた2回の釣行ではありました。8フィート3インチの竹竿を一日中振り続けても右腕の疲れはまったく感じることはなく、むしろオッサンの実力以上にキレイなループを形作ることができ、トリックキャストも思いのまま(←あくまでもオッサン・レベルでの話(笑))、楽しい釣りを演出してくれました。

★巨匠と日本茶_e0057274_19465779.jpg
▲石徹白スペシャルロッドの主要部を拡大した写真です。マスターワークとも言える正確且つシンプルな仕上りに“道具”としての完成度を垣間見ることができます。尚且つ、トンキンケーンに比べると表皮部に集中するパワーファイバーをしっかりと残し、真竹の持つしなやかさを損なうことなく(正三角形の)セグメント(スプリット)6本を削り出し接着してあるマスターワークは、拡大することにより更に際立ちます。

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▲リール・シート部の拡大写真。エンドキャップのメダル部は佐藤成史さんがデザイン。その周囲には“ITOSHIRO”、リールポケットには“石徹白”の文字が刻まれており、リングは竹を組合せた意匠となっております。

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▲一番、お見せしたかったのはロッド・ティップ部分。先端まで正確な正六角形の断面を保ったまま、(ロッド・メーカーであれば当り前ではありますが)仕上げてあります。この6枚の写真は下から光を当てている部分、白く反射しているトコロがどの写真でも一致しています。これは正確な正六角形である証明となっています。まぁ値段の違いはあるでしょうが、ロッドメーカーであれば、必ずこのような仕上りになっているのは当り前で、この部分の仕上がりの違いってのはないんでしょう(ここが歪(いびつ)な仕上がりなんてのはあり得ないと、ド素人ユーザーの私ですらそう認識しています)。

【バットからティップまで正確な六角形断面を持つことはもちろんですが、吉田さんはロッド表面をオイルフィニッシュで仕上げており、接着面が見えるなんてことのないキレイに立ったエッジが(かなり)際立ちます。そのアタリの詳しい解説はこちらをクリック

★拙ブログでは、私がどんなロッドを使っているのか、所有しているのか、などどいう“持ち物”自慢的なエントリーをしたことは稀(写真掲載はしますが(笑))…そのアタリのことに関しては余り興味がなく、フライ・タイイング中毒的エントリーを楽しんでいる…と自分では認識しています。そんな拙ブログに似合わない内容で、“別誂石徹白セット”の吉田ロッド製真竹バンブーロッドに関するエントリーを行ったのは、製作者吉田幸弘さんと何度もご一緒に釣りに出かけタイイング・セッションにも参加いただいたり、先だっての夜のように四方山話に花を咲かせるひと時を過ごすうちに意気投合、吉田さんのタニマチ(?)であり、石徹白C&R区間実現にご尽力され、現在もその活動を継続されている斉藤さんとも同様なお付き合いを重ねた挙句、無力なオッサンとしても何らかのサポートをさせていただきたいと思ったからに他なりません。これまた余談ですが、今シーズンから吉田ロッド製7フィート3インチ3/4番仕様の真竹ロッドを使い始めております。

※石徹白C&R区間を含む、石徹白周辺の河川に対する豊かな愛情をお持ちの吉田ロッドさんと斉藤さん、そして何の手助け・尽力もできないとは言え(汗)、同じく石徹白を愛する気持ちを忘れたくない私。私にとって、石徹白の流れと吉田ロッドはワンセットの宝物…そんな思いから今回のエントリーになりました。似合わないことをするんじゃない!とお嘆き・お怒りの貴兄も数多いことでしょうが、まぁ石徹白の流れと吉田さんに免じてご容赦の程、お願いする次第です(笑)。
by godzilla2004 | 2007-09-25 19:51 | ★イベント/フィクション | Comments(8)
Commented by tokyo_terry at 2007-09-25 21:47
godzillaさん、おばんで〜〜〜〜〜〜す!!
見た見た、見ましたよ。っていうか、イチバン初めに読んじゃいました。吉田さんの記事。吉田さんが載ってたから、久し振りにFF誌も買っちゃいました(笑)
先日の木曽で、そのロッドを手にしてビックリしました。あの長さであの軽さ。今まで吉田さんのロッドは、触れる機会が何度もあったけど、あえて触れないでおこうと思ってたのに、ついつい・・・オフシーズンになると、物欲がメラメラと・・・(笑)
Commented by Rolly at 2007-09-25 22:40 x
Godzillaさん、みゃ~~~どです。

本物というのは吉田さんのことなんだと思っています!
ボクの仕事(建築業界)でも、やたら苦労自慢を美談めいた話に摩り替えるオレ様宣伝職人を見かけるんですが、大抵大した仕事はできません。
竹竿の世界にもそんな宣伝上手は少なからずいらっしゃるようですが、振ったこと無いのでよくわかりません(^^)

でも、吉田さんの竿作りに望む姿勢こそ本物の職人さんのあるべき姿だと思うし、それは初めて斉藤さんちで会ったあの日から全然変わることはありません。

石徹白スペシャル(正式名は違うのかな)はそんな吉田さんと、ボクの大好きで大好きで仕方が無い成史さんと、唯一こんな大人になりたいと思った斉藤さんの血が注がれていて、もはや切っても切れない石徹白川を舞台に作られてる事実に敬意を表して注文させていただきました。
Commented by godzilla2004 at 2007-09-25 23:28
terryさん、おばんだす~ぅ!!
買って、読んで、その気になりましたか(笑)。かく言う私も、めっちゃ久し振りにフライフィッシャー誌を買いましたよ(^^ゞ。何だか、褒めちぎってる感じでしたね。ライターの東さん(馴れ馴れしく呼んでますが面識はありません(笑))、ノリノリで記事を書いている印象を強く持ちました。
8フィート3インチ、3番仕様のバンブーロッド…真竹製吉田ロッドなら苦もなく製作できる長さなんでしょうが、トンキンケーンでは珍しい長さですよね。ニンフィング時の使い勝手を考えるとどうしても長竿が欲しくなるので(あくまでも私の場合)重宝する長さだと思います。丸一日振り続けたこと2回、全然疲れを感じることはありませんでした。軽くて素晴らしいロッドです。
オフシーズンの物欲、押え過ぎるとロクなことにはなりませんので、この際イッちゃいましょう!(笑)。
Commented by godzilla2004 at 2007-09-25 23:34
Rollyさん、こんばんはっ!みゃーどでゴジります。
フライフィッシャー誌の結びにあった吉田さんのセリフ、「ロッド作りをとったら廃人ですから…」←これを読んでまたまた惚れ直しました(笑)。
本当におっしゃる通りだと思います。宣伝上手が悪いことだとは思いませんが、実力が伴ってこそという面(真摯な姿勢)を蔑ろにはできません。
最近、週に一度は斎藤さん、吉田さんと四方山話の夜をご一緒させていただいてますが、お二人の姿勢にはいつも何かしらの感激を覚えます。
即ご注文!でしたものね。まぁ私の心の中も決まっていますが…(笑)。
Commented by dadlife at 2007-09-26 10:11
godzillaさん、こんにちわ。(^^)
FF誌、見ましたよー。
ロッドに対する真摯なまでの吉田さん、そこから生まれるロッド・・・、どっちも素敵ですね。
いずれ機会があったら振らせて下さい(あっ、広い所でお願いします・笑)。
Commented by godzilla2004 at 2007-09-26 19:36
dadlifeさん、こんばんはっ^^!
見ましたか、フライフィッシャー誌。ライターの方の思いいれすら感じるほど、気合が入った記事でした。
吉田さんとは、御大とdadさんのご都合の宜しいとき(年内にでも…)埼玉まで出向こうかと話しておりますので、その時に是非試し振りしてみてください。dadさんの作るキレイなループを撮影させていただきます。
Commented by yu-ko_rivercrest at 2007-09-26 22:36
godzillaさん、こんばんわです♪
いえいえ、何も手助けできてないなんていわないで下さいね!

それにしてもすごい方々がおそろいですね!さぞ石徹白のお話、濃くて深いお話だったんだろうなあ・・・。

バンブーは今はまだ手に出来ることは難しいのですが、ゆっくりでもいいので、いつか吉田ロッドさんのバンブーを1本、手にしたいです。
(名古屋のハンドクラフトのときに触らせてもらって、ラインを通して降ってみたいなと思いました。)
Commented by godzilla2004 at 2007-09-26 23:18
yu-koさん、こんばんは。
石徹白が好きで通っているだけですから、やはり貢献じみたことは何一つできていないだろう…と思っています。“石徹白良いトコ、一度はお出で!”って周りに宣伝していますが(笑)。吉田ロッドについても同じことで、“イイよ~”って宣伝しまくってますよ。先日石徹白に集ったメンバー全員が、吉田ロッドのオーナーか発注済みの人ばかり(笑)。
それだけに、フライ関係の雑誌に吉田ロッドさんが載ったことは嬉しかったですねぇ。
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シロートの悦楽的釣り修業を綴る…イチから見直し“諸行無常”的毛鉤釣

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