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※国道156号線沿いの「道の駅」で目覚めれば午前6時。小雨が残っていますが、気になる雨量ではありません。「道の駅」付近を散歩して身体をほぐし、再び石徹白に向かいます。
![]() ■スキー場駐車場に到着しますが、“釣りゴコロ”にエンジンが掛からないのか、“身体”が求めているのか、釣り支度をする気になれません。峠川の様子を眺めたり、ベストから取り出したフライボックス内のフライを眺め今日の釣りをイメージしたり…ウダウダと過ごしていると、まっす~さんが到着。今日はまっすーさんとご一緒に“石徹白キャッチ&リリース区間でのフライフィッシング”を楽しむことになっています。 ![]() ▼途中にある──大きな岩に当たった流れが岩の下流側で淀みを作っている──比較的大場所をまっす~さんに攻めてもらいますが、出てはくれるもののフッキングしません。そうこうしているうちにライントラブルで選手交代。 ![]() ![]() ![]() ![]() ■写真には、“オナシカワゲラ(の一種)”は“Early Brown”、“シリナガマダラカゲロウ”は“Hendrickson”とキャプションが入れてありますが、(“属”も“種”も違うけれど)外観が類似した水生昆虫のアチラ(米国/英国)での呼び名(通称)──それだけのことですから誤解なきよう。“Early Brown”とか“Hendrickson”で検索すると、アチラの水生昆虫のハッチチャートとかフライパターンに関するWEBサイトが沢山出てきますので、その際の参考(検索ワード)にしていただければとキャプションを入れた次第です。そんなキーワードで検索すると興味深いWEBサイト(ページ)を広大なネットの海からピックアップすることができますので、お時間のあるときに試してみてください(こちらはその一例)。 ![]() ![]() ![]() ■お昼前から天候は回復傾向。移動性高気圧が近付いてくるせいなのか、時折強風が水面を波立たせる、キャストしづらい状況でしたが、羽化直後水辺にたむろする水生昆虫(マエグロ、オナシ等)が風に煽られて水面に落ちてしまうのか、(通称“丸顔フラット”の少し下流に位置する)流れの真ん中に大岩が鎮座し流れを二つに分けている比較的大場所で複数のライズ発見。ライズ目掛けて“オナシ・アダルト(#16)”を流してみると即反応。その場所ではライズを見つける度に良好な反応を得て、(バラすこともありましたが)8寸~9寸のイワナをネットインさせることができました。“石徹白の微笑み”──甘美に過ぎてございました(笑)。 ▼“オナシ・アダルト”で高反応を得たからといって、いつまでも同じフライを使い続けることができない性格──だけに、体節を強調したアブダメン(マテリアルはマコー)にしてある“CDCダン(下写真)”、周りが薄暗くなってきてからは“ライトケイヒル・パラシュート”など、攻め所、その周りの状況、当方の視力(笑)に合せてフライ交換を繰り返し、上流へと歩を進めます。 ![]() ![]() ※そのページから“セミトラVフィルム水生昆虫対応一覧表[PDFファイル]”を開くことができます。そのPDFファイルで示してある“小型ストーンフライ”──少し彩度を落としたオレンジ色というだけのことなんですが──それが“オナシカワゲラ”の体色に該当します。セミトラVフィルムで巻くと艶も透明感もピタリと当てはまったボディになりますが、今回はヘロンをボディに使ったパターンを掲載。CDCのウィングに関しては視認性の問題もあり、ライト・ダン、ナチュラル・カーキ、クリーム、イエロー等々、いろんなカラーを使いますが、ボディカラーだけは、マテリアルを問わず“褐色、茶色、くすんだオレンジ色”系にコダワってタイイングしております。ただし“ミドリカワゲラ”をイメージしたフライの場合は、ボディはイエローからオレンジのグラデーション、ウィングのCDCにはイエロー(系)を使います。くどいようですが(笑)、セミトラVフィルムには、イエローからオレンジのグラデーションもプリントされています。 ![]() フック:バリバス 2110(#16) スレッド:GUDEBROD 10/0(ラスティ・ブラウン) ボディ:ヘロン(オレンジ) リビング:ゴールド・ワイヤー(XX-Fine) ウィング:CDC(ライト・ダン)をリバースド式に取り付ける。 ハックル:ブラウン/ハックルはシャンク下を水平カット。 ![]() ▲
by godzilla2004
| 2008-04-29 02:09
| ■フライフィッシング
※翌日の釣行準備ということで、珍しく装備チェックなぞしていると、BILLさんからの電話。今年2月にお子様が誕生し、育児にお仕事に多忙を極めているBILLさん、たまの息抜きを兼ね、(お子様の誕生日に納品された)おニューの吉田ロッドを渓流で初キャストするとのこと。二つ返事で釣行予定地を変更(というより、追加(笑))、より楽しくなりそうな翌日に備えて思いつくまま(要するにテキトーに)フライを巻き足します。
![]() ▽オッサンの後姿…撮影はBILLさん▽ ![]() ![]() ■途中、高速道路のサービスエリアでランチ休憩、石徹白に辿り着いたのは午後1時30分。スキー場駐車場へ車を滑り込ませると、旅館裏プールから釣り上がってきたMM/MDさんにご挨拶。駐車場には遅めのランチタイムなのか、YGさんとYGさん彼女さん、H山さんも…。午前中の石徹白の様子を伺っていると、チョイつるさんとK崎さんも登場。ユージュアルな石徹白ですねぇ(笑)。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ■(オッサンの身としては)半端じゃない移動距離と午後からの冷え込みをモノともせず(??)、“テキトー”にフライフィッシングを楽しむことができ、真っ暗になるのを待たずロッドを納めました。奥三河の溪で3時間余り、そして石徹白でも同じ位の時間、双方の溪共にジェントルなフライフィッシャー達に恵まれた釣りは終了と相成りました。暮れなずんだ駐車場で後片付け、そして誰が言い出すわけでもなく、満ち足りた日の締めは“だるまや”で夕食…良い子…つまり、他の釣り人(含むオッサン)に対して斟酌できるココロ優しいヒト達ということです…のお約束(笑)。 ![]() ※気の利いたオチを見つけることができないまま本エントリーは終了。翌日の石徹白釣行については次回エントリーで。“気の利いたオチ”を考え中…なのでどうかご理解を(笑)。 ▲
by godzilla2004
| 2008-04-27 23:53
| ■フライフィッシング
![]() ![]() ![]() ![]() (*)“カメオ・ピーフォウル・ボディ・トルード” フック:がまかつB11-B(#14) スレッド:TMC16/0(タン) テール:ゴールデン・フェザント(ティペット) アブダメン:カメオ(ピーコック)・ハール アブダメンとソラックスの中間:スレッド ソラックス:カメオ(ピーコック)・ハール ウィング:ディアヘア(ブリーチ) ハックル:ダン・グリズリー/ハックルは現場でのVカット待ち。 ![]() ![]() ▲
by godzilla2004
| 2008-04-24 00:34
| ▲フライタイイング
※太平洋と日本海を桜でつなごう…“2008/さくら道・国際ネイチャーラン”…というイベント(?)のお手伝いで出掛けてきました。名古屋城前を出発し、主に国道156号線を走って金沢市の兼六園までの全長250km(!)を走るランナーの人たちのケアをするエイド・ステーションの雑用係(笑)。何で当方のようなオッサンに…なんて野暮なことは言いっこなし。一部のヒトから「(郡上市)白鳥町の暴れん坊」呼ばれるM山さんと当方との純然たる力関係の結果…とでも申し上げておきましょう(笑)。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ★お手伝いが滞りなく(?)終了したのは午前9時(^^ゞ。当然、名古屋に戻ります(笑)。御母衣ダムを超え、荘川周辺の川(庄川支流)の様子を窺いますが、前日までの雨の影響か、増水している流れ、それも不案内な川…ということで、分水嶺を越えて長良川へ。 …で、午前11時過ぎには石徹白スキー場前駐車場に車を停めました(笑)。 ![]() ![]() ![]() ![]() ★駐車場でランチを食べていると、石徹白C&R区間に散らばっていた知り合いの人たちが続々と集合…某店長を始め、見知った方々と(短時間ながらも)談笑、午前中の釣りの話題、ヒットフライの情報交換が始まります。 *ここ、石徹白川本支流の解禁日は3月1日ですが、豪雪地帯であるが故に解禁当初から訪れるツワモノ(物好き…とも言う)は少数。雪代が終わり水位も落ち着いたこれからが愉しいシーズンの到来となります。解禁から4月中旬まで、石徹白の状況を気にしつつも、他の渓流へ散らばっていた釣り人達が集い、オープンな釣り談義に花を咲かせることはまさに「石徹白ならでは」の愉しいひと時となり、本格的なシーズンが始まったことを実感します。 ★この日の石徹白C&R区間の水量は平水よりも少し多いかな…といったトコロでしたが、午後からも水生昆虫のハッチは続き、いよいよ本格的に「小難しい」釣りが楽しめるシーズンの到来を予感させてくれるに充分なコンディション。いよいよ…です。 ![]() ※川面を飛んでいる水生昆虫の種類は多く…個々のハッチ量としてはマダマダの状態でしたが…ガガンボ、ヒラタ系&マダラ系メイフライ、小型のカディス、ストーンフライと盛り沢山。種類が多くても「これだ」と特定できるような決め手もなく、定位しライズを繰り返す良型アマゴ・イワナにお手上げとなる…こともある…「石徹白の釣り」が始まりました。 ▲
by godzilla2004
| 2008-04-20 22:58
| ★イベント/フィクション
![]() ※均一にフライを巻けないし、どこか少しずつ変えてしまう。ブログ休止期間中もヘンテコな癖は抜けなかったようです。余り気にしてはいないと言うものの、少しはね、整理するつもりはあったのですが、渓流でのフライフィッシングが盛期を迎えつつある状況だと、アレを巻きたい、こんなパターンを捏造したい…なんて気持ちが逸り、いつも間にかこんな風に。 ![]() ![]() □盛期の渓流といえども巻き易く見易い、水面に浮かぶフライだけで勝負になるとは限りません(個人的経験則の賜物)──時にはこんな混沌としたボックスの中から見つけ出したフライが好結果をもたらしてくれる──なので、整理整頓、少数精鋭に拘らないことも間々必要となります(かな?…(笑))。いつまで経ってもフライボックス内も頭の中も整理できないこと──ようやく理解できました(^^ゞ。「混沌」とも上手に付き合っていかなくては…。もちろん、(例え無駄な努力だったとしても)フライフィッシング周りのいろんなことを(オッサンなりに)整理整頓していく姿勢は忘れたくはありませんが、特にフライボックスの整理については、新しいボックスを入手してから考えることにします(笑)。 ☆というわけで、三週間余りの(短い?)休止期間を終え、新規エントリーを再開しました。いろんなことの整理整頓が完了したわけではありませんが、多少は混沌とした、混乱したままにしておいても問題ないのではと思い(直し)──マイフライボックスの中を見れば整理できない(性格である)ことは明らかですし──適当なトコロで妥協も必要ということで再開した次第です(曖昧な表現で恐縮至極)。ただ、以前のような頻度での更新はできない可能性もありますので、ご承知おきください。何はともあれ、今後とも宜しくお願いします。 ▲
by godzilla2004
| 2008-04-17 21:34
| ▲フライタイイング
※4月に入って暫く経ったある日の午後、何かしらの衝動に駆られたのか、気が付けば車に釣り道具を積み込み、東海北陸自動車道を走っていました。この段階で行き先が定まっていたわけではなく、美並インターチェンジで国道156号線に降り、長良川に沿って北上。那比川、亀尾島川、吉田川本支流、栗巣川、牛道川…どこで釣ろうかと考えつつ、結局白鳥町に到着。こうなると石徹白へ向かうしかありません(笑)。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() フック:TMC 3761SP-BL(#12) スレッド:TMC 8/0(ブラウン) テール:フェザント・テール アブダメン:ヘアーズイヤー(ダークイエロー) リビング:ゴールド・ワイヤー(Mサイズ) ソラックス:ヘアーズイヤー(ダークイエロー) ウィングケース:スイス・ストロー(ダークブラウン) ■7フィート3インチの真竹ロッドにDT4Fのラインが巻かれたリールをセットし、6.5Xティペットにインディケータをセット、イエローっぽいBHヘアーズイヤー(#12)を結んで、流れの弛みを狙って釣り上がることとします。 ![]() △流れの真ん中に頭を出している岩の下流部に出来た弛みを何度も流しているとインディケーターが細かくバイブレーションしながら沈みます。一呼吸置いてビシッと合わせるとグーッとロッドが引き込まれるような引き──増水した流れに入り込まれ少々手こずりましたが、何とかネットインさせると、あの引きからは想像もしていなかった6寸程度のアマゴ。もっと大きいかと思ってました(^^ゞ。が、小さ目の精悍な顔立ちも凛々しい石徹白のアマゴに会えたわけですから、喜ばないとね。文句言ってちゃダメ(と反省)。 ![]() ■雪代混じりの増水だけに、(午後5時過ぎの段階では)減水する気配もありませんでしが、ウェーディングの必要がなく且つ川岸まで降り易いポイントに移動し、大き目のドライフライ(キール・タイプ:#12)をキャストしてみます。ここぞと思った流れの筋を何回もトレースしていると、突如バシャッと水面が弾けます。自分なりに「出るぞ」と確信していましたので驚くこともなく、合わせも決まり、グングンと水底に引っ張り込むファイトで石徹白の良型イワナだ…と思った瞬間、ロッドが真っ直ぐに戻ってしまいます。急な伸縮に驚く膝の痛みも忘れ(?)川原にへたり込んで唖然。バラした心理的な痛み(笑)と肉体的な苦痛で暫くの間唸(うな)っていました。 ※前日までの雨と雪代で増水していることは名古屋を出る時からわかっていましたが、1尾でも釣れれば…なんて気持ちで石徹白を訪れ、数尾のアマゴと対面できただけで満足していた筈ですが、狙い通りの流れの筋でフライに出てくれたイワナ(だと思います)をバラし、ホンの少しだけハートブレイク(笑)。ただ石徹白での釣り、目前に迫ったとは言え、盛期には程遠いコンディションでしたので仕方ありません。痛めた左膝を完治させ、石徹白漁業協同組合WEBサイトのハッチチャートに載っている水生昆虫をイミテートしたフライを巻き足して、盛期に備えることとします。う~ん、気合充分だ(笑)。 ▲
by godzilla2004
| 2008-04-16 12:55
| ■フライフィッシング
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